絵本の読み聞かせによる学びと会話を通した学びの大きな違い
前回の記事で絵本の読み聞かせの意義についてお話しました。
今回はさらに具体的に今まで記事にしていた話しかけることや散歩を通して得られる学びとどのように異なるかについて記事にしていきたいと思います。
何度も繰り返し読むことができる
両親や兄弟と話をして学ぶのとは違い、全く同じ物語を何度も何度も繰り返し読むことができます。同じ話を読み返すことで1回目にはなかった気づきがあったり、別のことに注目しながら読み進めることができたりします。話の内容も何回か読むと覚えてくるので、絵の細かい部分をじっくり見ながら読んだりすると思った以上に細かく物語が表現されていたりしておもしろかったことを覚えています。また、何人か出てくる登場人物の誰の立場になって読み進めるかによっても捉え方が全然変わってきます。会話だと全く同じ内容やその時の状況を再現するのは難しいので、絵本やアニメならではの特長です。
立ち止まってゆっくり考えられる
繰り返し読むことができるという話と共通する部分も多いですが、分からないことがあった時にそこで止まって考えたり聞いたりできるというのも絵本の良いところです。知らない単語があったり、見たことのない絵がでてきたりするのは最初のうちは多いことだと思います。日常会話や外で遊んでいる時などは分からない単語が聞こえたり初めて見るものがあってもそのままになってしまうことがほとんどですが、絵本の場合は不思議に思ったことがあればいつでも止まったり絵本で見たものに関連して話を広げたりすることができます。わたしが読んでいた絵本の中には地図が出てくるようなものもあって、その地図を想像しながら読んだりしていました。ゆっくり読むことで、絵本自体から学べる物語や文字だけでなくそれに関連した知識にまで広がるという点でも絵本は幅広い学びに繋がっています。
次の記事では実際に読み聞かせをする際にどのような点を意識したら良いか、どのような絵本を選んだら良いかを紹介していきたいと思います。絵本をより有効に使うことで勉強が楽しいと思ってもらえるようになるはずです。
受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。