実力を過信している受験生に親がかけるべき3つの言葉

前回の記事で受験を直前に不安になっている子どもに対してどのように接したら良いかについてお話ししました。

逆に受験生の中には自分の実力を過信しすぎている学生というのもいると思います。

今回はそういった学生に親ができることについてお話ししたいと思います。

実力を認める

まずは子ども自身の実力を認め、褒めてあげることが大切です。子どもからのテスト結果の報告や勉強の進捗に関して、最初はすべて褒めて親御さんも現状を把握しましょう。しかし、過信している学生というのは目標と実力までの差が大きく開いているのにも関わらず、その部分が勝手に受験までに埋まると思っている部分があります。実力を認めて具体的に褒めるというのは子ども自身が自分の実力を再確認するということにも繋がります。

数字としての結果を見せる

学校である程度上位にいる学生は特に、自分は勉強ができると思ってしまうことが多いです。しかし、受験をする上でのライバルというのは高校の同級生だけではなく全国にいます。全国のライバルと比較した時に合格圏内にいるのかどうかを把握する必要があります。現役生は夏・秋にある模試で余裕をもって合格圏内にいる学生も多くはないと思います。模試の結果や過去問演習の自己採点の点数を見て、合格するためにはあとどれくらい点数を伸ばす必要があるのか、そのために今何をするべきなのかという分析を一緒にしてあげるようにしましょう。周りとの比較をしているとゴールまでの距離が見えなくなってしまうことも多いですが、数字で結果を見ることで自分の本当の位置を把握することができます。

さらに上の目標を立てる

今の位置で安心してしまっている学生というのはクラスの友だちと比較して勝っていれば良い、1日何時間勉強できていれば大丈夫といったように目標が低くなってしまっていたり、結果ではなく過程に満足してしまっている学生が多いと思います。まだ受験まで時間の余裕がある学年の学生には模試の判定や順位目標を今以上に高く設定するのも良いと思います。受験が目前にせまっている学生に関しては合格に必要な点数と過去問の採点結果を比較し、合格点よりもさらに高い目標を設定しておくことをおすすめします。

自信があるということはすごく良い事なので、その自信を失わせることなくさらに成長させるために、親御さんがサポートしてあげるようにしましょう。

詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇‍♀️

この記事を書いた人
ゆあ

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。