受験生の息抜き。徹底解説!
毎日長い時間勉強していると、どうしても集中が続かない…
「勉強していたはずなのに、いつの間にか他のことを考えていた…」という人、いませんか?
どれだけ長く勉強していても、集中できていなければ勉強の効果は一気に下がってしまいます。だからこそ、勉強の効率を上げるために“息抜き”がとても大切なんです。
大学生になれば、旅行に行ったり、友達とお酒を飲みに行ったりしてリフレッシュすることもできますが、受験生のみなさんにはそんなことはできませんよね。
私自身、特に趣味もなく、どう息抜きすればいいのかわからないタイプでしたが、そんな私でも受験期にオフの時間を上手に作っていたんだと思います。
今回は、受験勉強に疲れた時に「どれくらい」「どのように」息抜きするのが最適なのか、私の経験をもとにお話ししていきます。
もし、この記事を読んでいるみなさんのおすすめの息抜き方法があれば、ぜひコメント欄で教えてください!大学生や社会人の方のアイデアもお待ちしています。
そして最後には「おすすめできない息抜き方法」についてもお伝えしますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
息抜きの必要性
息抜きは絶対に必要という人もいれば、息抜きの時間すらもったいないと思う人もいます。実は、私もどちらかと言えば「息抜きの時間なんてもったいない」と考えていたタイプでした。
まずは、一般的に言われている“息抜きの必要性”から整理していきましょう。
高校生の集中力が続くのは40〜50分と言われています。これは、ちょうど学校の授業と同じ時間なので、学校や塾の授業時間が理にかなっていることがよくわかりますね。
集中力が切れた状態で無理に勉強を続けても、効率の悪い勉強をダラダラと続けるだけになってしまいます。
逆に、数分間の息抜きをするだけでリフレッシュでき、また集中して勉強を再開することができるんです。結果的に、しっかり息抜きをした方が1日に身につけられる学習量がぐっと増えます。
私の体感では、授業よりも自習の方が集中力が長く続いていたので、40〜50分に必ず1回息抜きしなければいけないとは思いませんでしたが、「時間がもったいないから」と集中力が切れたまま勉強を続けるのはかえって非効率です。
息抜きの時間は10分くらい、長くても20分が理想です。
おすすめの息抜き方法
食べてリフレッシュ!
勉強していると、甘いものが食べたくなることはありませんか?
特に、じっくり考える数学や英語長文を続けていると、脳がどんどん疲れてきます。
そんな時は、脳のエネルギー源であるブドウ糖を摂るのがとても効果的です。
私は塾やテストの日には、チョコレートやグミなど、すぐに食べられるものを必ず鞄に入れて持ち歩いていました。
息抜きしながら次の勉強に備えてエネルギー補給もできるので、これは本当におすすめです。
また、脳の働きを支えるには「タンパク質」も欠かせません。
身体の成長だけでなく、神経の伝達にも必要な栄養素です。
私は、疲れた時に「最近ちゃんとタンパク質を摂っているかな?」と振り返るようにしていました。
例えば、軽く食べられるサラダチキンやゆで卵を取り入れるだけでも効果的です。
疲れた脳には甘いもの、疲れた身体にはタンパク質。
どちらも意識して食べることで、効率よくエネルギーチャージができます!
散歩に行く
眠くなったり、どうしても集中できない時は、一度自習室や部屋を出て、外の空気を吸いに行くのもおすすめです。
長時間座りっぱなしでいると、身体もガチガチに固まってしまいますよね。
私は塾の外までは出なくても、トイレに行ったり、飲み物を買いに行く時に少し遠回りをして歩くようにしていました。
友達と話す
友達と話すことも、良い息抜きになります。
廊下や学生ホールで、志望校の話をしたり、わからない問題を一緒に考えたりすると、息抜きしながら自然とモチベーションも上がります。
ただし、友達と話し始めるとついつい盛り上がって長くなってしまうこともあるので、そこは注意です。
私も実は、何度か塾の先生に注意されたことがあります。
仮眠をとる
眠すぎて、文字を読んでいるのに頭に入らない…。そんな時は、思い切って仮眠をとるのもひとつの方法です。
疲れている時にベッドで寝てしまうと、気づいたら2〜3時間寝てしまった…なんてこともあるので、注意が必要です。
疲れが取れて、深い眠りに入りすぎない適切な仮眠時間は「20分」と言われています。
私は塾の自習室で、あえて電気をつけたまま机に突っ伏して、長く寝すぎないようにしていました。
科目を変える
「こまめな息抜きはしたくないけど、集中力が切れそう…」という人は、勉強する科目や参考書を変えるのも良い方法です。
私は、数学や英語長文など演習系に集中するのに疲れた時、地理など暗記系の参考書を数ページ読んで気分転換をしていました。
科目や系統を切り替えるだけでも、十分リフレッシュできます。
要注意!おすすめできない息抜き
スマホで息抜きはNG
一番注意してほしいのは「スマホ」です。
休憩時間になると、ついスマホを触ってしまう人も多いと思いますが、これは受験勉強の息抜きには向いていません。
SNSを見始めると、あっという間に時間が過ぎてしまいますし、スマホに手が伸びる癖がついてしまうと、勉強中も集中が途切れやすくなってしまいます。
私も受験期には、LINE以外のSNSアプリを高3の春に全て消しました。
長過ぎる息抜きは逆効果
また、丸1日遊ぶ「長すぎる息抜き」にも注意が必要です。
「1日くらい休んでもいいか」と思ってしまうと、次の日に勉強モードに戻るのが本当に大変なんです。
丸1日遊んだからといって、他の日は息抜きなしで勉強しよう。と思っても集中力は続きません。
息抜きは、しっかり集中した合間に短時間だけ行うからこそ、効果があります。
精神面の健康を保つためにも、上手に息抜きを取り入れて、効率よく点数アップを目指しましょう!
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧ください🙇♀️

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試(AO入試)で京都大学薬学部に現役合格
中高時代は運動部の活動・個人研究・学業を両立
大学在学中は大手予備校の塾講師として勤務し、受験指導やメンタルサポートの経験を積む
卒業後は母校でアドバイザーとして高校生の指導、地元個人塾でカリキュラム作成、オンラインを中心とした受験コンサルティングも展開中