京大薬学部卒が2年間継続!毎日の短期計画の立て方

これまでの計画シリーズ動画で、受験合格というゴールから逆算し、努力を着実に積み上げるために、期間を分けた計画が大切であるというお話をしてきました。

今回は期間別の計画の立て方の中でも、毎日の短期計画についてお話していきます。

前回までに受験までの長期計画、定期テストや模試までの中期計画の立て方についてはお話ししています。

ここでは簡単にお話しすると、受験までの長期計画としての参考書の活用計画をもとに、定期テスト・模試までの中期計画を立てます。

今までに決めた中期計画をさらに細分化して立てるものが毎日の短期計画です。

今日やるべきことを考えてから1日の活動を開始するだけで、その日にこなすことができる勉強量が変わってきます。

受験を控えた高校生だけでなく、運動部のトレーニング予定や社会に出てからのタスク管理にも役立つことなので、ぜひ実践してみてください。

短期計画の立て方 ポイント

・記録をつける

・ページ数や順番を決めない

・1日の中でバランスをとる

・毎日似たような計画にする

・見えるところに貼る

記録をつける

計画は記録をつけ、残しておくことが大切です。

細かい内容についてはこの後、お話ししますが、毎日の短期計画は長期計画・中期計画に比べても変動が大きいものです。

模試や定期テストが終わった時、どうして今回は成績が良かったのか、もしくは悪かったのか、計画の記録を見ながら振り返ることができます。

短期計画の改良を続けることが、良い勉強習慣につながります。

また、入試直前に見直した時、ノートの厚さを見て達成感を味わえるはずです。

そういった意味でも、今回お話しする短期計画に関しては、頭の中で立てたり、裏紙にメモするだけでなく、しっかり記録をつけると良いでしょう。

ページ数や順番を決めない

計画を立てる際にはページ数や問題数と取り組む順番までしっかり決めておいた方が良いと思っていませんでしたか?

私のような計画を立てるのが苦手な人・計画通りに勉強を進めるのが苦手な人というのは、細かく決めようと思うと、無理な計画になってしまったり、逆に余裕のありすぎる計画になってしまうこともあります。

案外うまく計画を立てられたとしても、問題集によっては難しい問題が続いて、思っていたよりも時間がかかってしまうということもあるかもしれません。

予定通りに勉強が進まないと、計画が狂ってモチベーションが下がってしまうこともあります。

余裕を持った計画にするためにも、ページ数を丁寧に決めすぎないような計画がおすすめです。

どのテキストを何ページという計画ではなく、触れる科目やテキストだけを決め、問題の難易度やその日の勉強時間に合わせて柔軟に変更できるようにしておくと長続きします。

時間が足りなくなってしまった場合には、それぞれのテキストの分量で調節して、計画したすべての科目やテキストに少しでも取り組めるようにすると良いでしょう。

その日の中で取り組むことを決め、順番は気分や空き時間次第で変えるようにしたことで、軽い気持ちで勉強を続けることができました。

1日の中でバランスをとる

今までの計画の立て方シリーズの動画で、計画を立てる目的の1つとしてバランスをとることがあるというお話をしてきました。

受験までという長い期間の中で、バランスよく勉強をしようと思っても、気づいたら好きな科目や楽な勉強に偏ってしまっているということもあるのではないでしょうか。

私も元々は計画を立てるのが苦手で、偏った勉強になっていましたが、毎日満遍なく色々な科目に触れるための計画を立てるようにしたことで、自然とバランスを取ることができるようになりました。

もちろんその日に取り組む科目を決めて1つのことに集中して勉強するというのもひとつのやり方ですし、集中力アップのためにはその方が効果的かもしれません。

ですが、例えば英単語の暗記や社会科目の暗記のように、科目によっては無理に長時間勉強しても定着しないというようなものもあるので、毎日少しずつ触れるという勉強法がおすすめです。

科目のバランスだけでなく、暗記と記述問題などのバランスも良くすると、飽きずに効率よく勉強を続けることができるようになります。

勉強のルーティンを決める

なぜ、受験までではなく、毎日満遍なく色々な科目に触れる必要があるのかと言うと、計画を立てる時間がもったいないからです。

私は毎日の計画を立てるときに、昨日の計画や先週の計画を見直しながらバランスを考える時間がもったいないと思っていたので、時間短縮のためにも1日の中でバランスが取れるような計画を立て、繰り返すようにしていました。

毎日似たような計画にすることで、改めて計画を考え直す必要もなく、時間短縮につながります。

加えて、もう一つ大きな理由があります。

それは勉強の細かい部分まで習慣化できるということです。

朝起きる時間やご飯を食べる時間、勉強を始める時間は決まっていた方が健康的で習慣化もしやすいと言われています。

それはさらに細かい勉強内容でも同じことです。

計画通りの勉強量をこなすことに慣れてくると、勉強をする時間帯も決まり、その習慣が身につきます。

朝起きてすぐ、通学時間、休み時間、自習でしっかり勉強時間を確保できるタイミング、寝る直前といった勉強時間にそれぞれ何をするかを決めておくことで、気持ちをすぐに切りかえ、勉強をスタートすることができます。

例えば私は朝起きてすぐは作業系の勉強と数学の記述問題を解く、通学中には英単語を覚える、寝る直前に暗記科目のテキストを読むといったように毎日の習慣を決めていました。

見えるところに貼る

最後に、立てた計画は1日中見やすいところに貼っておくということも大切です。

丁寧に計画を立てても鞄の奥底にしまってあって見ることがなく、頭の中で思い出しながら勉強をしていると、 1日の最後にやり残しが見つかるということもあります。

毎朝、付箋やメモ帳にその日の計画を書き出して、勉強机や筆箱など見えるところに貼っておくことで、常に計画を意識して勉強ができるようになります。

計画を箇条書きにしてチェックをつけながら進めていけば、進捗も一目で分かり、各科目やテキストにかけられる時間を考えながら勉強に取り組むこともできるようになるのでおすすめです。

私は毎朝付箋に計画を箇条書きで書き、チェックをつけながら勉強を進め、その日のうちに振り返りもするようにしていました。

短期計画の立て方 まとめ

・改良と達成感のために計画の記録をつける

・ページ数を決めずに科目やテキストで計画を立てる

・科目や問題形式のバランスをとる

・毎日似たような計画にして習慣化する

・付箋などに書いて見えるところに貼る

詳しくはYoutubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧ください🙇‍♀️

この記事を書いた人
ゆあ

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試(AO入試)で京都大学薬学部に現役合格
中高時代は運動部の活動・個人研究・学業を両立
大学在学中は大手予備校の塾講師として勤務し、受験指導やメンタルサポートの経験を積む
卒業後は母校でアドバイザーとして高校生の指導、地元個人塾でカリキュラム作成、オンラインを中心とした受験コンサルティングも展開中

受験戦略編

Posted by kyoikujo