定期テスト・模試までの中期計画の立て方

次の定期テスト・模試まであと何日か。

それまでにやるべきことはどれくらいあるのか。

把握できていますか?

前回までに計画を立てることの重要性や計画の立て方、計画の中でも入試本番までの長期計画の立て方についてお話ししました。

受験までの計画を立てたら、そこから逆算して定期テストや模試という節目までに何をできるようになっているべきかということを決めていきます。

そしてテストや模試に向けた計画を1つずつクリアしていくことで、合格に少しずつ近づきます。

大前提として私は計画を立てるのが苦手だったので、紙に書き出して日付を決めてという計画の立て方はしていません。皆さんがイメージする計画とは少し違うかもしれませんが、この計画を立てるようになって一気に成績も伸びたので参考にしていただければと思います。

ということで今回は定期テストや模試までの中期計画の立て方として、日程を書き出す、テキストを積み上げる、予備日を設ける、計画の練習に使うという4つのポイントついてお話ししていきます。

日程を書き出す

まず、計画を立てる上でゴールを知ることは1番最初にするべきことです。

学校ではその学年のはじめに年間予定表が配られるはずです。模試や定期テストの日程がわかったら、何月末とイメージするだけでなく、すぐ、手帳やカレンダーに書き込むようにしましょう。

頭の中で覚えておくだけではもうすぐテストがある。くらいのふんわりしたイメージになってしまいますが、目で見て確認できるように書き出すことでゴールとそこまでの期間が意識しやすくなります。

学校の定期テストは最優先ですが、模試は予備校ごとにいくつか実施しているので、その中から選んでいく必要があります。

高校1. 2年生までは模試の数も多くないので、駿台・河合の模試に関してはほぼ全て受験していました。高校3年生になると模試の数も増えるので、全ての模試を受験するのは難しくなってきます。

志望校の名前がついた冠模試がある人は優先的に受験して、それ以外にもレベルや日程、記述なのかマークなのかを考えて受験する模試を決めましょう。

私は夏秋4回の京大模試と駿台と河合の記述模試、マーク模試は毎回受験していました。

受験するテストと模試が決まったら中期計画の小さなゴールが決まります。

テキストを積み上げる

小さなゴールが決まったら、定期テストや模試までにやらなくてはいけないことをノートに書き出して計画を立てるというのが一般的な計画の立て方なのではないでしょうか。

ですが、私は丁寧に計画を立ててその通りに実践するのが苦手だったので、さらに簡単でイメージしやすいように文字にしない計画の立て方をしていました。

その方法はテスト範囲のテキストを机に積み上げるということです。

私は小学生から同じ勉強机を使っていて学校より大きめの机だったので、テスト勉強に使うテキストを常に机の端に積み上げていました。

机が狭くなるのが嫌な人は、本棚の中でもここからここまでは今回のテストで使う参考書というように分けておくだけでもやるべき事の量がイメージしやすくなります。

基本的にテストで使う問題集は学校にも塾にも持って行っていたのですが、駿台の自習室でも個別ブース型の机の上の部分に板があったので毎回カバンから出してそこに積んで見える状態で勉強していました。

テキストの中でも範囲のページに付箋を貼って目印をつけておくと、範囲が書いたプリントを出して、毎回確認をする必要もなくなるのでおすすめです。

予備日を設ける

計画の立て方の概要についてお話しした記事の中でも計画を継続するために余裕を持つことが大切であるというお話をしましたが、特に中期計画では予備日を設けることが大切です。

定期テストや模試も直前まで問題集を進める予定を詰めすぎずに、少なくとも前日は予備日として何にでも使える日にしておくことをおすすめします。

定期テスト前は計画通りに進めているつもりでも意外と進まなかったり、もっと演習したい部分が残ってしまうということもあります。

それを見越して、前日はやり残したことを全部する日として空けておくことで、気持ち的にも余裕を持って演習を進めることができます。

予定通りに演習ができていれば教科書や資料集をさらっと読んだり、全体的な知識確認に時間を使うことができるのでこの1日はかなり貴重です。

私も予備日を作ったことでテスト前に焦ることも少なくなりました。

模試は定期テストよりも1日で受ける科目が多いので、前日は全科目の総復習の日として空けておくと良いでしょう。

少し余裕を持った計画にするだけで余裕もあるので、達成感も変わってきます。

計画の練習に使う

入試まではまだ期間もあるので、はっきりしたイメージができずに計画が立てられないという人もいるのではないでしょうか?

現時点では長期計画で決めた参考書を完璧にするためにはどれだけの勉強量が必要で、何日かかるかもイメージするのが難しいはずです。

定期テストや模試当日を小さな入試だと思って計画を立てるようにすることで、自分がどれくらいの量をこなせるのか、何回くらい演習すれば完璧になるかといった感覚がわかるようになります。

そして、自分に合った計画がわかるようになれば、テスト前に時間が足りないということもなくなり、厳しすぎる計画で終わらないものが溜まっていくということも無くなります。

私も最初は手探り状態で計画を立てていましたが、2、3回計画を立ててテストを受けたことで、毎回同じことを繰り返せば全体の知識を網羅してテストでも高得点が取れるようになりました。

特にテスト直前は時間のない中で科目バランスよく勉強をする必要があるので、1番計画が重要です。

高校1. 2年生の間から計画やテスト直前の勉強法を試して、自分に合ったやり方を探しておくと、高校3年生の受験直前期にも自信を持って勉強ができるようになります。

詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇‍♀️

この記事を書いた人
ゆあ

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。

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Posted by kyoikujo