受験を不安に思う子どもに親ができる2つこと

みなさんのお子さんの中には受験が近づくにつれて不安な気持ちになり、勉強が手につかなくなったり志望校を下げようとしている学生もいるのではないでしょうか。

そんな時1番寄り添って声をかけてあげられるのは親御さんです。

そのような時にどのような言葉をかけてあげれば良いのかについて今回はお話ししていきたいと思います。

周りを気にしすぎないように伝える

受験直前のこの時期というのは必要以上に周りが気になってしまう人も多いと思います。不安になるにつれて余裕のありそうな友だちを見ると不安になり、逆に自信のなさそうな友だちをみると安心するということも多いようです。

この時期は不安になっても安心してしまっても良いことはありません。特に今回のテーマである不安になっている学生に対しては、まず周りは気にしないように伝えてあげるようにしましょう。同じ高校の中で同じ大学・学部を受験する学生ばかりではありません。同級生と比較しても意味はありませんし、ライバルは全国の見えない位置にいるため、特に身近な人と比較する必要はないということを伝えてほしいと思います。同じ大学を受けるにしても学部によって必要な点数も違います。

近くに見える学生と比較をするよりも目の前にある課題に集中し、自分が計画してやってきたことを最後までやりきることを優先できるように声がけをしていきましょう。

客観的な評価をしてあげる

高校生にとって自分の実力や位置を客観的に把握するのはすごく難しいことだと思います。このままだと合格は難しいと思うというマイナスな言葉をかけるのは子どものやる気を削いでしまうので良くありません。しかし、逆に余裕で合格する!という油断してしまうような言葉も純粋な学生にとっては良くない言葉だと思います。もちろんプラスな言葉をかけることは重要ですが、根拠のない自信を与えるのではなく今できていることと受験までに必要なことを客観的に判断して伝えてあげるようにしましょう。

この時期、学校や塾も同時に大勢の学生を見ているので、ひとりひとりの現状を把握して今やるべきことを伝えるのは難しいと思います。〇〇さんなら大丈夫!という励ましの言葉や模試の成績を見て志望校を変えることを進めるしかありません。そのような時に自分の子どもだけを見て適切な言葉をかけてあげられるのは親御さんです。子どもに寄り添ってアドバイスをしてあげるようにしましょう。

詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇‍♀️

この記事を書いた人
ゆあ

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。