【共通テスト後の勉強法】国公立二次試験までの1ヶ月で合格点を伸ばす5つのポイント
共通テストが終わると、自己採点・ボーダー判定・出願準備・私立入試対策など、やるべきことが一気に増えます。
その中でも、合否に最も大きく影響するのが国公立前期の二次試験対策です。
共通テストから二次試験までは約1ヶ月。
長いようでいて、実際は私立入試や出願準備も重なり、あっという間に過ぎていきます。
この記事では、共通テスト後の1ヶ月で、二次試験の得点を最大限伸ばすための5つのポイントを、重要度の高い順にお伝えしていきます。
共通テスト後1ヶ月の「二次試験専用スケジュール」をつくる
まず最初に必要なのは、勉強のやり方を決める前に「全体像」を把握することです。
共通テスト前は、マーク式対策を中心に進めてきた人がほとんどでしょう。
そのため、この1ヶ月は意識的に「二次試験モード」へ切り替える必要があります。
最初にやってほしいのは、
• 二次試験まであと何日あるのか
• 私立入試や出願で、勉強に使えない日はどれくらいあるのか
• 二次試験の配点が高い科目はどれか
を整理することです。
そのうえで、
• 二次で得点源にしたい科目
• 共通テストで思ったより取れず、挽回したい科目
を優先的に配置した「二次試験専用スケジュール」を立てましょう。
特に意識してほしいのは、科目のバランスです。
得意科目ばかりを伸ばしても、合計点は意外と伸びません。
「ここを落とすと厳しい」という科目、「伸ばせば合格に近づく」科目を見極め、1ヶ月の時間配分を決めていきましょう。
過去問演習は「大問単位+時間配分」をセットで行う
二次試験対策の軸になるのは、赤本を使った過去問演習です。
ただし、この時期に1年分を丸ごと解くことにこだわりすぎる必要はありません。
二次試験の問題は1科目あたりの試験時間が長く、毎日まとまった時間を確保するのは難しい時期でもあります。
そこでおすすめなのが、過去問を大問ごとに区切り、「時間配分」とセットで演習する方法です。
例えば、
• 数学は大問を1日2題ずつ
• 英語は長文1題+英作文1題
• 理科は計算問題と記述問題を分けて演習
というように、1年分を数日に分けて解いていきます。
その際に必ずやってほしいのが、時間を意識することです。
試験時間から見直し時間を引き、「この大問には何分使えるのか」を事前に計算しておき、その時間を目安に解いてみましょう。
時間内に解き切れなくても構いません。
• どこまでなら時間内に書けるのか
• どの部分で考えすぎてしまうのか
• 逆に早く処理できる問題はどれか
を把握することが、時間配分感覚を身につける第一歩です。
このやり方なら、忙しい日でも「二次試験の問題に毎日触れ続ける」ことができ、同時に本番を意識した演習も進められます。
志望校の出題形式・記述試験の思考に慣れる
二次試験では、同じ科目でも大学ごとに問題の形式や問われ方が大きく異なります。
例えば物理であれば、
• 一つの現象を小問に分けて考察する形式
• 穴埋めを中心に記述を積み上げていく形式
など、大学ごとのクセがはっきりしています。
こうした形式は、参考書だけでは対策できません。
志望校の過去問を解きながら慣れていくしかない部分です。
また、記述試験は共通テストとは頭の使い方がまったく違います。
共通テストでは、誘導や選択肢に助けられて解ける問題もありましたが、
二次試験では、
• 短い条件文から状況を整理する
• 自分で方針を立てて答案を組み立てる
• 途中式や理由を言葉で説明する
力が求められます。
特に数学では、共通テスト形式に慣れすぎていると、「どこから手をつけていいか分からない」と感じやすくなります。
この感覚を取り戻すためには、
• 記述問題を毎日少しずつ解く
• すぐに解説を見ず、粘って考える時間を確保する
ことが重要です。
考える時間を積み重ねることで、解法の引き出しが増え、本番でも落ち着いて対応できるようになります。
採点と解説読みは「正解かどうか」だけで終わらせない
過去問を解いたあとの自己採点は、単に「丸かバツか」をつけて終わりではもったいない時間です。
二次試験の多くは記述式であり、
• 解答にたどり着いていなくても部分点がもらえる
• 逆に、ほぼ合っているのに、ある一文が抜けていて減点される
といったことが頻繁に起こります。
1点、2点の差が合否を分ける世界です。
実際に、数点差で不合格になった、あるいは1点差で合格した、という話は珍しくありません。
だからこそ、採点のときは、
• 解答が合っていたかどうか
• 解説の流れと自分の記述の流れが一致しているか
• 部分点になりそうなポイントが、きちんと言葉で書けているか
まで確認しておきましょう。
特に、
• 英作文で、無理に難しい表現を使って文法ミスをしていないか
• 数学で、重要な条件・場合分け・単位などを書き落としていないか
といった点は要チェックです。
減点方式を採用している大学では、「背伸びをして難しい構文を使うより、確実に正しいシンプルな表現を使う方が高得点になる」というケースも多くあります。
この感覚を早めに理解しておくと、答案の作り方そのものが変わります。
また、解説には「その問題を解くために必要な知識」が整理されていることが多く、今までなんとなくで使っていた公式や考え方が、スッキリ整理されることもあります。
正解していた問題でも、
• 解説の別解を読んでみる
• 自分の解き方との違いを比べてみる
ことで、「解き方の引き出し」を増やすことができます。
ここまでやると、同じ1年分の過去問でも、得られるものが大きく変わってきます。
苦手ノートで「本番に活きる復習」を完成させる
最後のポイントは、見つけた弱点を必ず形に残すことです。
この時期に解く問題は、後からじっくり解き直す時間が取れないことも多くなります。
だからこそ、
• なぜ間違えたのか
• どこまで分かっていて、どこで止まったのか
を言葉にして整理することが大切です。
数学なら、
• 公式が曖昧だった
• 条件整理が足りなかった
• 計算を急ぎすぎた
英語なら、
• 構文が取れなかった
• 単語の意味を推測できなかった
• 英作文で基本的な文法ミスをした
など、原因を具体的に書き出しましょう。
これらを1冊の苦手ノートに科目別でまとめておくことで、
• 二次試験直前
• 私立入試の前日
• スキマ時間
に効率よく復習できます。
試験当日、行き詰まったときに、「自分はここでミスしやすい」と思い出せることが、最後の1点につながります。
おわりに
共通テストが終わってからの1ヶ月は、勉強量以上に勉強の質が問われる時期です。
• スケジュールを決め
• 過去問を大問単位で回し
• 志望校の形式に慣れ
• 採点と解説を深く読み
• 苦手を潰しきる
この流れを意識して積み重ねれば、二次試験本番での手応えは大きく変わります。
最後の1ヶ月を、「何となく過ぎていく時間」にせず、合格に近づくための濃い時間にしていきましょう。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧ください🙇♀️

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー/JAPAN MENSA会員
地方公立中高一貫校から特色入試(AO入試)で京都大学薬学部に現役合格
中高時代は運動部の活動・個人研究・学業を両立
大学在学中は大手予備校の塾講師として勤務し、受験指導やメンタルサポートの経験を積む
卒業後は母校でアドバイザーとして高校生の指導、地元個人塾でカリキュラム作成、オンラインを中心とした受験コンサルティングも展開中









