共通テスト当日の過ごし方
共通テストまで2週間。
みなさん、準備は万端でしょうか?
緊張している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私はセンター試験1週間前と当日が1番緊張していて、直前期は逆に余裕があったことを覚えています。
この時期、勉強自体はほぼ完成しているはずなので、あとは自分に合うやり方で復習し、試験に挑むことができれば大丈夫です。
共通テストの2日間が始まってしまえば、勉強する時間も長く確保できるわけではないので、後はメンタル的なポイントの方が大事になってきます。
ということで今回はいよいよ共通テスト当日の過ごし方についてお話ししていきます。
共通テスト前日の過ごし方については前回の記事でお話ししていますので、まだご覧になっていない方はそちらの記事もぜひ、合わせてご覧ください。
今回は共通テスト当日の流れについてお話ししたあと、
・最後まで諦めない
・休み時間にやることを決めておく
・周りを気にしない
・終わったことはわすれる
・自己採点は2日目の後に
という5つのポイントについてお話ししていきます。
共通テスト2日間の流れ
まず、共通テストの朝は遅くとも最初の試験が始まる3時間前には起床するようにします。
これは試験が始まる時には頭がフル回転するように準備するためです。
起床後は頭を起こすために数学の問題を1問くらい解くのも良いでしょう。
朝ごはんをしっかり食べ、荷物の最終チェックをして試験会場の開門時間に合わせて会場に向かいます。
選択科目の関係で試験開始時間が遅い人も、雪で電車が止まったり何かトラブルが起こったりすることを想定して、早めに到着するようにしておくと安心です。
会場に早めに着いた人のために自習室も用意されているので、そこで勉強して待機することができます。
会場に到着したら試験直前まで知識の最終確認をして、試験時間が始まったら落ち着いて全力で目の前の試験問題に取り組むのみ。
1日目と2日目の間は自己採点をしたり、終わった科目のことを考えたりせずに切り替え、2日目の科目のことだけ考えて対策をすることも大切です。
2日目は一度見た会場で緊張も多少和らいでいるはずなので、最後まで油断せずやり切りましょう。
2日目が終わったら達成感があるはずですが、自己採点までが共通テストです。
最後まで諦めない
共通テストは何が起こるかわかりません。思ったより問題が解けたり、逆に難しく感じて解けなかったり…緊張して頭が真っ白になってしまったり…
そんな時もとにかく最後まで諦めず、1点でも高得点を目指すということが大切です。
例えば数学は、1つ前の解答を使わないと解けない問題も多いですが、解き進めるうちに誘導や解答欄の形式がヒントになり、解ける問題もあります。
解けない問題があるからといってその先の問題を諦めず、全ての問題に目を通して1点でも高い点数を取りに行く気持ちが重要です。
休み時間にやることを決めておく
共通テスト当日の休み時間は思っている以上に長く感じるかもしれません。
各科目ごとに1時間前後の休み時間が設けられていますが、この休み時間に何をするか決めていますか?
長い休み時間の過ごし方を決めていないと、ただ緊張して時間が過ぎていくだけになってしまいますが、これだけ長い休み時間があるということはこの時間を有効活用できれば、知識確認をするには十分な時間があるという考え方もできます。
この時間に取り組むことを考えた上で荷物の準備もすることが大切です。
私は余裕のある時間で不安な知識をまとめたノートを見返したり、数学の公式、英文法の苦手な部分を復習したりしていました。
当日何をすべきかわからないまま時間を過ごしてしまうと、最終確認の時間を有効活用できないだけでなく、この時間に何もできなかったという焦りにもつながってしまいます。
そうならないためにも最終チェックができるような参考書や知識をまとめたノートを持って行き、どの休み時間に何をするのかも決めておくと良いでしょう。
周りを気にしない
試験中にペンの音やページをめくる音がうるさい人がいるかもしれません。トイレに立つ人がいるかもしれません。
そんな時にも周りを気にせず、目の前の試験に集中するということが大切です。
休み時間は特に周りの会話が聞こえてきて、前の科目の答え合わせをしていると気になることもあるかもしれませんが、合っているか分からない話を聞いて落ち込んだり喜んだりしている時間はありません。
周りの声に惑わさせることなく、1点でも点数をあげるため、最後の知識確認に時間を使うということを意識してください。
終わったことは忘れる
例えば国語の試験を受けている間に1つ前の時間に受験した地理の問題を思い出し、「もしかしたらあの問題、間違っていたかも…」など、前の科目のことを思い出してしまうこともあるのではないでしょうか?
長い文章を読んでいる間にいつの間にか終わった試験のことを考えてしまい、今解いている試験問題に集中できないということは模試でも経験したことがあるかもしれません。
共通テスト本番は特に、緊張している上に大事な試験だからこそ、いつも以上に不安になったり気が散ったりしてしまうこともあります。
終わったことに気を取られて考えているうちに読んでいたはずの文章が全然頭に入ってこなくなり、後からもう一度読み直すことになったり、気づいたら時間が経っていた…ということにもなりかねません。
共通テストは特に試験時間も短く、問題量も多いので、1分1秒を無駄にしないためにも終わったことを考えないということも大切です。
終わったことを考えないようにするべきなのは試験中だけでなく休み時間も同じです。
同級生が同じ教室や隣の教室にいることも多いので、休み時間に「あの問題解けた?」などと聞かれてしまうこともあるはず。
私も実際、センター試験当日の休み時間に前の時間の試験問題に関する話を聞かれたこともありましたが、無心で対応してできるだけ気にしないようにしていました。
自己採点は2日目が終わってから
共通テストの2日間、全科目の試験が終了するまで自己採点はしないことをおすすめします。
東進予備校などは解答速報が出るのも早いので、1日目の試験が終わった後に自己採点をしたい気持ちになってしまうかもしれません。
私の周りにも理系で地理だけ自己採点したという人もいましたが、これをして良いのはメンタルの強さに本当に自信がある人だけです。
1日目終了後に自己採点をすると、目標点数に届いていなかった場合、目標点数まで後何点…と意識しすぎて焦ってしまうこともあります。
逆に今までにないぐらい良い点数を取れていた場合は2日目の科目で多少失敗しても大丈夫だと油断してしまうこともあるので、どちらにしてもやめておくのが良いでしょう。
共通テストの点数だけで合否が決まる大学もあったり、国公立大学の2次試験の足切りにも関わったりするぐらい共通テストの点数は大事なものです。点数が1点異なるだけでも合否に関わってくることもあります。
試験が全て終わり、緊張から解放されてからゆっくり丁寧に自己採点をして正確な点数を把握することも大切です。
最後まで諦めない、周りを気にしない、終わったことはわすれるというメンタル的な強さを得るためにも、休み時間にやることを決めておいたり、自己採点は2日目の後にしたり、メンタルを整えるための環境づくりも大切です。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇♀️
受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。