実力を100%発揮するために!共通テスト前日の過ごし方
共通テストも近づいてきてみなさん追い込んで勉強しているのではないでしょうか?
最後に追い込み、知識をつけることももちろん大切ですが、今まで勉強してきたことと、これからの追い込みで身につけた知識を最大限発揮するためには前日・当日の過ごし方も重要です。
ということで今回は共通テストを目前に控えた受験生のみなさんに向けて、共通テスト前日の過ごし方についてお話ししていきます。
私立高校の中には1月に卒業式をするところもあるらしく、大学に入ってから聞いてびっくりしました。
私は公立高校だったので高校3年生の時、センター試験前日まで授業があり、登校していました。今回はまだ通学している学生にも、予備校や自宅で勉強している学生にも共通するようなお話をしていきます。
今回お伝えしたいポイントは全体の知識確認、当日の計画とイメージ、持ち物の準備、早寝の4つです。
全体の知識確認
まずは気になる勉強面に関するお話から。
共通テスト前日は苦手な科目や苦手な単元の問題集に時間をかけるより、全体的な知識の総復習が大切です。
共通テストは6教科8科目と科目数も多いため、前日だけで全科目の詳しい部分まで網羅したり、苦手な単元を全て復習して完璧にするのは難しいこともありますし、詳しい部分までの確認を始めてしまうと、できていない問題が多い気がして焦ってしまうということもあります。
最後にやっておきたい科目だけは夕方までや学校にいる間のようにタイミングを決め、過去問演習をするのも良いでしょう。
私は問題を解くスピードと正確性な計算の感覚を鈍らせないために、数II・Bの過去問1年分だけは前日に解きました。
少なくとも1日目の科目、できれば2日目の科目も含めてさらっと全体を通して見ておくことも大切です。
2日目の科目は1日目が終わってから確認しても間に合うと思っている人もいるかもしれませんが、共通テストが始まってしまうと心に余裕もなく、ほとんど勉強時間が取れないということもあるかもしれません。
私も1日目の科目が終わって帰った後、しっかり2日目の科目の勉強をする間もなく、次の日の準備と軽い復習をしただけで寝る時間になっていたことを覚えています。
間違えたものや苦手なものをまとめたノートを見たり、資料集を見て写真で復習をしたり、短時間でできるだけ多くの知識を見返せるような復習の仕方がおすすめです。
私の高校では共通テスト前日は午前授業だったので、激励会が終わったあと教室に残って友だちと最後の知識確認をしていました。
友だちと勉強したことで緊張も紛れましたし、やり残しがあるかもしれないという不安も薄れたので良かったと思います。
当日の計画とイメージ
当日の行動計画は時間までしっかり立てておくようにすると、当日の朝に慌てることもなく、安心感を持って試験会場に行き、準備することができます。
特に電車など交通機関の時間は確実に調べておくと安心です。
共通テストの日は雪の特異日とも言われているぐらい全国的に雪が降ることが多いようです。仙台は元々雪が降る地域でもあるので、私がセンター試験を受けた時も雪が降っていて、電車の遅れもありました。
雪の影響で電車が止まってしまったり、道路が混むこともあるので、かなり早めに会場につくように予定しておくと良いでしょう。
寒いから、慣れていない会場に電車で行くのが不安だからという理由で車で会場に向かう人も多いですが、試験当日は必ず公共交通機関を使うことをお勧めします。雪や渋滞で遅れてしまった場合、電車の遅れは遅延証明書があるので対応してもらえますが、車やタクシーを使うと遅れた理由が証明できず、何も考慮してもらえないこともあります。
また、起きてから頭がフル回転するようになるまで3時間かかると言われているので、起きる時間は最初の科目が始まる3時間以上前にすると良いでしょう。
試験開始時間よりもかなり余裕を持った時間から会場はあいており、受験生向けの待機室が用意されている会場もあります。
開門時間は会場によっても違うかもしれないので、調べていただきたいのですが、私は試験当日、開門時間に着くような電車で会場に向かって待機場所で勉強して待っていました。
まだ会場の下見ができていないという人は試験会場とそこに向かう公共交通機関を一度見ておいてください。
これで起きる時間と家を出る時間のイメージはできたはずです。
このように時間の計画を立てたら当日の動きのイメージもしておくと良いでしょう。
何時に起き、どんな準備をして、何時に会場に向かうのかということに加え、会場についてからの試験前、休憩時間はどのような雰囲気の中で何をして過ごすのかということまで考えておくと、当日落ち着いて過ごすことができますし、限られた時間を有効に使うことができます。
休憩時間に簡単に見直せるようなまとめノートがない人は今からでも作成するのがおすすめです。
持ち物の準備
当日の朝、慌てる事がないように持ち物の準備も前日のうちにしておくことが大切です。
受験票や時計、替えの文房具、防寒具など普段の試験以上に良いコンディションで試験を受けられるための準備が必要です。
共通テストの持ち物もまとめておきます。
- 受験票
- 学生手帳
- 鉛筆(各科目2本程度)
- 消しゴム
- 鉛筆削り
- 時計
- 参考書
- スマホ
- お弁当
- 飲み物
- ハンカチ
- ティッシュ
- マスク
- カイロ
- 防寒具
- 胃薬などの薬
- チョコなどのお菓子
当日の朝に準備をすると緊張から忘れ物をしてしまったり、あると思っていた場所に物がなかったりすると焦って、メンタルに影響が出てしまうこともあります。
忘れ物の中で特に多いのは時計で、会場についてから先生に買ってきてもらうという人も毎年何人かいるので、注意してください。
緊張もあり、忘れ物をしたことに途中で気がつくと必要以上に焦ってしまうという人もいます。
試験前や試験中に落ち着いて過ごすためにも持ち物の確認は大切です。試験中や休み時間に何をするのかを想像して必要なものを考えると、準備をしながら入試当日のイメージをすることもできます。
早く寝る努力をする
いよいよ前日。となるとまだまだやり残しがあるように感じて、限られた時間全てを使って勉強したいと思ってしまうかもしれません。残り数時間で勉強して身につけることができる知識の量には限界があります。
そのために時間を使うよりは集中力を高めるために早く寝てコンディションを整えることも大切です。
早起きの時間に合わせて早寝しようと思うと、いつもより早かったり緊張していることもあってなかなか寝られない人もいるかもしれません。
緊張して寝られないという人も焦る必要はありませんが、布団に入って眼を閉じているだけでも身体は休まるので、早めに布団に入るということが大切です。
次回の記事ではいよいよ共通テスト当日のお話をします。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇♀️
受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。