受験まで1年!高校2年生の3月やっておくべきこと
高校2年生の皆さん、1つ上の先輩方の受験期間ももうすぐ終わり、次は皆さんの番です。
いよいよ後1ヶ月で高校3年生で、もう受験生に向けた準備期間は終わり、本格的な受験生の1年間が始まります。
学校行事も長期休暇も講習も全部が最後のイベントになるので、毎日毎日受験と卒業が近づいてきている実感が増していきます。
高校3年生の4月、受験生のスタートがすごく大切です。
今回は高校3年生になる前にやっておくべきこととして切り替えの準備、目標の設定、現状の分析、計画を立てるということついて詳しくお話ししていきます。
切り替えの準備
高校3年生の4月というのは受験に向けて気持ちを切り替える最大のチャンスです。
受験0学期と呼ばれる高校2年生の1月、みなさんは受験生の自覚を持った生活に切り替えられたでしょうか。
受験0学期が始まった時点で切り替えられている人はこの4月にもう1段階、まだ切り替えができていない人も今切り替える事ができればまだ間に合います。
クラス替えや部活の引退がきっかけでクラス全体が受験ムードになったことに影響されて受験の実感が湧き、頑張るのでは出遅れてしまいます。
4月からは遊ぶ時間を減らして勉強中心の毎日にする、部活を引退したら1日何時間は勉強するといったように切り替えのタイミングを決めておくと受験モードへの切り替えを先延ばしにせず、受験生活のスタートをきることができます。
目標の設定
まずは受験先や進路についての目標を明確にしましょう。どの大学や専門学校を目指すのか、どのような勉強方法を取り入れるのか、しっかりと考えて決めてください。
目標の立て方については今後の記事でも詳しくお話しする予定です。
まだ目標や志望校が決まっていない人は受験勉強だけでなく、自分の興味や関心を広げることも大切です。本やニュースにも目を通し、自分の興味があることを見つけることも大切。
志望校の候補が見えてきたら自分の進路について、様々な情報を収集しましょう。大学や専門学校の説明会やオープンキャンパスに参加し、将来の進路を考える上での参考にしましょう。
大学について調べるうちに細かい目標も定まっていきます。
現状の分析
志望校合格という目標を1年後に達成するためには今の自分の位置を知っておくことも大切です。
入試に必要な知識のうちどれだけ習っていて、学校で習った知識の中でどれだけ身についているのか、そしてその中で自分の苦手は何か、ということを分析してみてください。
自分の頭の中で考えることも重要ですが、模試結果という数字を見て分析することも大切です。模試の結果を分析し、弱点を克服するための対策を練ります。
今までほとんど模試を受けてこなかった人も、現状把握と実戦形式に慣れるために模試は積極的に受験すると良いでしょう。
そして、2年生のうちに、各教科の基礎をしっかりと固めることが大切です。特に数学や英語などは基礎が重要なので、定期的な復習を行いましょう。
計画を立てる
1年間の学習計画を立てます。各教科ごとに必要な内容や進度を考慮し、月次、週次、日次のスケジュールを作成します。
同時に、予備校と参考書の計画を立てることも大切です。
予備校の計画
すでに予備校に通っている人もまだ通っていない人も、ここから1年間どのように予備校を使っていくかだけは考えておくと合格までの計画も立てやすくなります。
もちろん予備校に通わず学校の授業だけで受験を迎えるという人はそれでも良いですし、夏期講習や冬期講習だけ受講するというものでも構いません。私の周りにも全く塾に通わず東大京大に合格した人もいました。
私は科目ごとに予備校を使い分けていたので、高校2年生の間には色々な塾や予備校の情報を集めて、通常授業や講習はそれぞれどこの予備校で取るのかを決めていました。
受験勉強を本格的に始め、予備校に通ってから合う合わないがわかることもあるので、臨機応変に計画を変えることも重要ですが、4月からは予備校でも新学期の授業が始まります。
ここから先、先生や同級生から聞いた話に影響されて予備校に通うべきか迷って、そこから予備校探しを始めるのではかなり出遅れてしまうことになります。週何回どの科目の講座を受講するのか、講習はどの予備校で受けるのか、予備校と学校の比率はどのようにするのかという計画が立てられていればそれ以外の部分の勉強計画も立てやすくなります。
私がどこの予備校に通っていたかも含めて塾の決め方は今後の記事で詳しくお話ししていきます。
参考書の計画
受験までに使う参考書の計画は高校1・2年生のうちに決めておくのが良いという話もしました。
授業で習った後定期テストまでの演習に使う基礎的な参考書から、入試直前に演習する赤本まで、各科目使う参考書を決めておくと、迷うことなくその数冊の参考書をこなせば合格レベルに到達できます。逆に参考書の計画が決まっていないと、基礎的な問題の繰り返しになってしまったり、基礎からいきなり本番レベルの問題になってしまい全く解けないということにもなりかねません。
まだ決められていない人は、高校3年生になる前のこのタイミングで各科目の参考書計画を立てておくようにすると赤本レベルまで段階的に実力をつけることができます。
同級生は別々の予備校に通っていたり違う先生や先輩からアドバイスをもらって受験までの勉強計画を立てていくことになるので、使う参考書もそれぞれ違うものが増えてきます。見たことのない参考書を使っている人がいると不安な気持ちになるのもわかります。ですが、同じ科目の同じようなレベルの参考書もたくさん出版されているので、目についたもの全てをこなそうと思うと似たような問題ばかり繰り返し解くことになってしまいます。効率とバランス良く勉強を進めるためにも、今から受験までの1年間で使う参考書はこの時期に決めておいてください。
参考書の紹介もこの後スタートする予定です。
受験までの1年間は、じっくりと準備を進めるための貴重な時間です。計画的に取り組み、着実に目標に向かって進んでいく必要があります。
ここから1年間、一緒に頑張っていきましょう。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇♀️
受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。