国公立後期入試・私立大学受験校の決め方
共通テストが近づいてきて入試対策も最後の追い込みという時期ですが、この時期からは勉強だけでなく、入試に向けた準備も本格化してきます。
「高校3年生の12月にやるべきこと」の記事でもお話ししましたが、出願の時期も近づいてきているので、志望校の最終決定も必要です。
そして大学受験期に受ける大学は第一志望の国公立大学だけでなく、後期入試や私立大学入試も受けることになります。
第一志望校は直前期の成績と共通テストの結果で最終判断をすれば良いですが、直前期その決定と入試対策に時間をかけるためにも後期入試と私立大学の受験校は今のうちに決定しておくと良いでしょう。
ということで今回は後期入試・私立大学の受験校を決める際のポイントとして
・第一志望でなくてもゴールは同じ
・練習台に使う
・選択肢は広く
・受け過ぎには注意
・後期は3段階で決めておく
という5つについてお話ししていきます。
第一志望でなくてもゴールは同じ
大学受験は夢を叶える通過点であるというお話は何度もしてきました。
私も第一志望校に絶対に受からないと夢は叶えられないと思っていた時期もありましたが、今こうして振り返ってみると、夢を叶えるための道はいくつもあります。
併願校はすべり止めと言われることもあり、すべり止めという響きを聞くとマイナスなイメージを持ってしまうかもしれませんが、実際はどの受験校に入学しても夢に近づくことができるということは忘れないでください。
第一志望校を選んだ時と同じように大学にたいするこだわりの優先順位を決め、併願校を決定すると良いでしょう。
前期入試・後期入試・私大入試で受験する大学のうちどこに合格して入学しても、就職先や夢といった次の通過点が変わらないのがベストです。
そうは言っても私は少し変わった大学選びをしていて、元々第一志望は京都大学の医学部だったのですが、こだわりの優先順位としては京大で研究をすることの次に医者になることでした。
そのため、直前期に特色入試と前期入試の受験校は京大の薬学部に変更しましたが、京大以外に進学するのであれば医学部に行って医者になろうと思っていたので、後期と私立の併願校は全て医学部を受験しました。
練習台に使う
私立入試は前期入試の練習台ととらえることもできます。
試験会場の緊張感や入試前日の過ごし方は本来、模試で練習するべきことなのですが、なかなか模試では入試本番と同じ緊張感を味わうことはできません。
いきなり第一志望校の試験を受けると、緊張してしまって実力を発揮できないという人もいます。
最高のコンディションで、持っている力を全て出し切るためにも、少なくとも1回は練習のための入試を設けておくことも大切です。
特に面接がある人は同じ形式の面接を経験しておくと良いでしょう。
選択肢は広く
第一志望校に合格できなかったら浪人をしてもう一度受験をするため、他の大学は出願もしないという人もいます。
個人的にはそれくらい強い気持ちがあるのであれば、併願校はなくても良いという考えをもっています。
ですが、対策が増えるのが大変、落ちることを考えたくないという理由なら、選択肢を広くするためにも2、3校併願しておくと良いでしょう。
今は第一志望校しか見えておらず、ほかの学校には興味がないかも知れません。
逆に、少し早い時期に併願校に合格すると、プレッシャーから解放されたいために、その大学に進学したくなってしまうかもしれません。
ですが、気を張っている今は冷静な判断ができていないと思ってください。
最後まで駆け抜けたあと、合格した大学の中から選ぶのか、もう一度挑戦するのかをゆっくり考えた方が冷静な判断ができます。
私立大学に関しては結果が早い時期に出ても国公立大学の合格発表まで待ってくれる延納制度があるところもあるので、親御さんと相談しながら最終決定を最後まで伸ばすということも検討してみてください。
受け過ぎには注意
選択肢は広く残しておいた方が良いというお話もしましたが、とにかくたくさん受験すれば良いというわけでもありません。
1、2月は共通テストから国公立2次試験までの間に私立入試が続きます。
共通テストの後、前期入試の赤本を解きながら私立併願校の過去問も解くだけでもかなり時間には余裕がない状態です。
さらに、入試の日はほぼ1日勉強できないので、受験校が多いと2次試験対策に時間をかけられなくなってしまいます。
そして合格発表はどんな結果であったとしてもメンタルはかなり削られるということもあるので、第一志望校に影響を与えないためにも、合格したら行く可能性のある大学だけに絞ることも大切です。
私は実際、特色入試の合格発表が早く全ては受験していませんが、1/14、15の共通テストから前期試験までの間に3つの大学で1次2次試験合わせて5つの試験を受験する予定でした。
この期間は直前期の大事な講習も多いので地方受験ができる大学を選ぶのも一つのポイントです。
後期は3段階で決めておく
後期入試は特に、オープンキャンパスなどで実際に見に行ったことのない大学を受験する人も多く、決めづらいように感じるかもしれません。
しかし、共通テスト後、前期入試と同時に出願することになるのであまり迷っている時間はありません。
後期入試は共通テストの点数比率を高く設定している大学が多いので、自己採点の点数で出願先を決めるために事前に候補をしぼっておく方法がおすすめです。
私もセンター試験の点数をもとに3段階で決めていました。
〇%以上だったらこの大学〇%〜〇%だったらこの大学、〇%以下だったらこの大学。と決めておくことで自己採点後、後期入試の出願先に迷うことなく前期の出願先決定に時間をかけることができます。
具体的なお話をすると、私は後期入試は医学部に出願したので、センター試験95%以上なら東京医科歯科大学、95%〜93%で広島大学、93%以下で秋田大学と決めていました。結果9割だったので、迷わず秋田大学に出願を決め、残った面談時間で前期の出願校をじっくり考えることができました。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧ください🙇♀️

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試(AO入試)で京都大学薬学部に現役合格
中高時代は運動部の活動・個人研究・学業を両立
大学在学中は大手予備校の塾講師として勤務し、受験指導やメンタルサポートの経験を積む
卒業後は母校でアドバイザーとして高校生の指導、地元個人塾でカリキュラム作成、オンラインを中心とした受験コンサルティングも展開中