魅力を最大限アピールする志望理由書の書き方
志望理由書は今までやってきたこと、将来やりたいことを書くもの。そう思っていませんか?
志望理由というのはその大学になぜ入りたいか。自分がその大学でしかできないことというのをアピールする必要があります。
同じ実績や考えでもテクニック次第で伝わり方が変わります。
総合型選抜がどのような入試なのかということやどんな人が向いているかについては前回までの記事でお話ししてきました。
今回は総合型選抜や推薦入試を受験する学生に向けた具体的なお話として、まずは志望理由書の書き方についてお話ししていきます。
志望理由書とは
総合型選抜や学校推薦、医学部などを受験する際に提出する書類で、形式や文字数・求められる内容は大学によって違います。
志望理由書以外に将来の設計書や今までの取り組みといったように分けて作成を求められるような大学もあります。
1次選考として書類審査を設けている大学の判断基準になるだけでなく、面接の質問に繋がることもあるので、受験合格に重要なものです。
志望理由書の書き方
作文や小論文と違い、自分の魅力をアピールしてこの大学に必要な人材だと思ってもらうための材料になるので、書き方にもポイントがあります。
自己分析と大学の分析
高校生活で普段自分の性格や将来について具体的に考えることはないかもしれません。自分がどういう人なのか、これから何をしたいのかということを言葉にすることから始めましょう。
大学の分析に関してはまず、アドミッションポリシーをしっかり読んでどんな人材が求められているのかということを理解する必要があります。
例えば国際的な人材が求められているのであればこれまでの留学経験や大学中に留学して学びたいこと。研究活動に積極的な人材が求められているのであれば高校時代のなにか研究をしていればその話や研究をしたいと思ったきっかけなどを話すことで自分がこの大学に必要な存在であることをアピールすることができます。
志望理由書を作成する前に出願する学部の研究室やゼミまで詳しく調べておき、より具体的な内容を書けるとよいでしょう。
物語の作成
志望理由書を書く際は
・今までやってきたこと
・現状の自分の位置と考えていること
・将来やりたいこと
のように段階に分けて書くとよいでしょう。
そこから特にこの大学でやりたいことというように繋げるとスムーズな流れで志望理由を伝えることができます。
話の幹を作れば面接にも役立つ
志望理由書を作成するのと同時に自分の物語の幹を決め、そこから枝のようなイメージで話を広げられるようにしておくことで、どんな質問にも自信を持って答えられるようになります。
そして面接がある大学を受験する人は特に、志望理由書を元に面接をすることが多いです。
志望理由書を読んでみて聞いてほしいことは、逆に穴を作っておくというのも1つのテクニックです。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇♀️
受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。