【保存版】2027年度大学入学共通テストの概要

2027年度大学入試を受けるみなさん。

共通テストまで残り10か月を切りましたが、「共通テストがどのような試験なのか」「大学入試がどのような流れで進むのか」をきちんと理解できていますか。

大学受験では、志望校対策や参考書選びに目が向きがちですが、入試の仕組みやスケジュールを知ることも非常に大切です。入試制度を理解しているかどうかで、勉強計画の立て方や科目選択の判断が大きく変わってきます。

特に国公立大学を目指す場合、共通テストはほぼすべての受験生が受けることになる重要な試験です。また、多くの私立大学でも共通テスト利用方式が導入されているため、共通テストの結果が合否に大きく影響するケースも少なくありません。

そこで今回は、2027年度入試を受ける受験生に向けて、大学入学共通テストの基本的な仕組みや試験科目、試験時間、配点などについてまとめて解説します。

共通テストとは?

大学入学共通テストは、2021年度から始まった全国共通の大学入試です。以前実施されていた「大学入試センター試験」に代わる試験として導入されました。

センター試験が主に知識量を測る試験だったのに対し、共通テストでは「思考力・判断力・表現力」を重視した問題が多く出題されるようになっています。

複数の資料を読み取る問題や、文章量の多い問題が増えており、単なる暗記では対応しにくい試験になっています。

出題形式はマーク式が中心ですが、文章の内容を整理して答えを導く問題など、思考力を求められる設問が多いことが特徴です。

2027年度共通テストの日程

2027年度共通テストは、以下の日程で実施予定です。

試験日(本試験):2027年1月16日(土)、17日(日)

追試験日:2027年1月23日(土)、24日(日)

※追試験は、病気や災害、交通機関の遅延など正当な理由が認められた場合のみ受験可能です。

出願

共通テストの出願は、近年大きく変更されています。

これまで現役生は高校を通して出願する形が一般的でしたが、現在は受験生本人が電子出願を行う方式へと移行しています。

出願手続きや検定料の支払いもオンラインで行うことになるため、締切や手続きを自分で確認しておくことが重要です。

出願は例年、9月下旬頃に行われます。

また、共通テストの受験案内は6月中旬頃に大学入試センターから公表されますので、必ず確認しておきましょう。

試験科目一覧と時間割(予定)

共通テストでは、7教科21科目の中から大学の出願要件に応じて受験科目を選択します。

大学によって必要な科目数が異なるため、志望校の募集要項を確認して受験科目を決める必要があります。

受験案内は6月中旬に公表されるため、ここでは2026年度共通テストの時間割を紹介します。

<1日目>

試験科目          時間帯
地理歴史・公民       9:30〜11:40(2科目選択)
              10:40〜11:40(1科目選択)
国語            13:00〜14:30
外国語(筆記)       15:20〜16:40
外国語(リスニング)    17:20〜18:20

<2日目>

試験科目          時間帯
理科            9:30〜11:40(2科目選択)
              10:40〜11:40(1科目選択)
数学①(数学I, 数学I・Aなど)13:00〜14:10
数学②(数学II・B・C)   15:00〜16:10
情報            17:00〜18:00

各科目の詳細と注意点

地理歴史・公民

以下の6科目から最大2科目を選択します。

地理総合・地理探究

歴史総合・日本史探究

歴史総合・世界史探究

公共・倫理

公共・政治・経済

地理総合・歴史総合・公共(各配点は50点。この中から2つを選択解答)

1科目選択の場合は60分100点、2科目選択の場合は130分200点です。

科目の組み合わせには制限があり、「公共・倫理」と「公共・政治・経済」を同時に選択することはできません。また、「地理総合・歴史総合・公共」と他科目を組み合わせる場合も、同一分野が重複しないよう注意が必要です。

国語

2025年度から大問が1つ追加されて5題となり、試験時間が10分延長されて90分となりました。

配点は、近代以降の文章が3問で110点、古典が2問で90点(古文・漢文各45点)の200点満点です。

大問5題で90分という時間設定のため、以前よりも読解スピードが問われる試験になっています。

外国語

外国語では、英語を選択する受験生が最も多くなっています。

英語は

リーディング 80分100点
リスニング 60分100点

の合計200点です。

リスニングの配点が大きくなっているため、日頃から音声を使った学習を取り入れることが重要です。

ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語を選択する場合は、筆記80分200点の試験になります。

理科

基礎科目、物理、化学、生物、地学から最大2科目選択します。

基礎科目は物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎が出題範囲となっており、その中から2つを60分で解答します。

1科目選択の場合は試験時間が60分で100点満点、2科目選択の場合は答案回収時間の10分を含めた130分で200点の試験です。

受験する科目数は出願時までに決める必要があります。

数学

数学は2つの区分に分かれています。

数学①

数学I または 数学I・A

試験時間70分、100点満点

数学②

数学II・B・C

試験時間70分、100点満点

数学Ⅱ・Bに数学Cが加わったことで、出題範囲が拡大しています。

数Bの「数列」「統計的な推測」、数Cの「ベクトル」「平面上の曲線と複素数平面」から出題され、4題のうち3題を選択して解答します。

情報

新課程の大きな特徴として、情報Ⅰが正式科目として追加されました。

試験時間は60分、配点は100点です。

プログラミングの基本、情報セキュリティ、データ分析などが出題されます。

多くの大学で必須科目として指定されているため、早めに対策を始めておきましょう。

まとめ

共通テストは、大学入試の最初の大きな関門です。

出願手続きや科目選択、試験日程などを事前に理解しておくことで、受験勉強の計画を立てやすくなります。

特に新課程では「情報Ⅰの追加」や「数学Cの導入」など、以前の入試とは異なる点が多くあります。志望校の科目要件を早めに確認し、それに合わせた対策を進めていきましょう。

この情報は、2026年3月時点で公開されている資料をもとにまとめています。

正式な内容については、大学入試センターの受験案内や各大学の募集要項を必ず確認してください。

詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧ください🙇‍♀️

この記事を書いた人
ゆあ

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー/JAPAN MENSA会員
地方公立中高一貫校から特色入試(AO入試)で京都大学薬学部に現役合格
中高時代は運動部の活動・個人研究・学業を両立
大学在学中は大手予備校の塾講師として勤務し、受験指導やメンタルサポートの経験を積む
卒業後は母校でアドバイザーとして高校生の指導、地元個人塾でカリキュラム作成、オンラインを中心とした受験コンサルティングも展開中

受験戦略編

Posted by kyoikujo