意外とできてない!?塾と学校の両立
学校で授業を受けていれば受験合格レベルに届くと思いますか?逆に塾だけ通っている方が受験に特化した勉強ができると思いますか?
確かにどちらか片方でも十分力がつくカリキュラムが用意されています。学校の先生は学校を優先するように言いますし、塾の先生は塾を優先するように言います。周りの受験生もどっちかに偏っている印象がありました。
ですが、私はどっちも派です。塾にも学校にもそれぞれの良さがあって片方では足りない部分もあります。今回は塾と学校の勉強を両立してそれぞれの良さを活かす方法についてお話ししていきます。
「両立」と言われると勉強と部活の両立をイメージしがちですが、塾と学校は両立するという考えの人が少ないからこそお互いの良さを活かしきれていません。
学校の役割
学校は全部の教科の基礎を習う場所です。
学生のレベルの差が大きいので、ひとりひとりにあったレベルの授業は難しいですが、3年間毎日通うので先生や学生との距離も近いという良さもあります。
学校の先生は自分の性格や今までの努力を知った上でアドバイスをしてくれますし、友達とも毎日会って深い話をするので塾に比べても同級生をライバルとして意識しやすい環境です。
そういった環境である学校は基礎を固めるため、モチベーションを保つために大事な場所です。
塾の役割
塾では学校で習ったことが理解できている前提で授業が進んでいきます。
レベルごとに授業が開講されていることもあるので自分の目指すレベルに合わせた授業を受けられるというのは塾の良いところですが、特に強化したい科目に時間をかける分、全科目バランスよく勉強することは難しいものです。学校で勉強している間に見つけた苦手やもっと得意にしたい部分に絞って勉強する必要があります。
塾は基礎全体を教える訳ではないので、入試に出やすい部分に絞って授業をしたり点数を取るための勉強の仕方を教えてくれます。学校で習った基礎が固まって応用できるようになるだけでも合格点を取れるようにはなりますが、塾で点数を取るテクニックを教われば合格にもっと早く近づけるようになります。
両方の良いところを活かすために
学校の時間は学校の勉強、塾に行ったら塾の勉強に集中するというのが1番大事なポイントです。
塾に行ってまで学校の勉強をする人は少ないですが、学校の授業中に塾のテキストをすすめたり塾の疲れで寝ている人がいます。
学校で習う基礎が固まっていないまま応用問題を解こうとしても力はつきません。
学校の授業時間と休み時間を使って学校の勉強は終わらせる、塾の時間は習った基礎知識を点数に変えるテクニックを勉強する、そして自分の演習時間で習ったことを自分のものにできるようにしましょう。
学校、塾、休む時間のメリハリをつけることで両方の良さを活かせるようになります。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇♀️
受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。