親御さんが受験生のお子さんに与える影響

今日は受験生のお子さんを持つ親御さんに大切なお話をさせていただきます。

受験の結果は受験生自身の努力だけで決まると思いますか?

もちろん、合格のためにお子さんの努力は不可欠です。

そして、受験生の成績や受験の合否、勉強に対する考え方に関わってくるのは学校や塾の環境だと思われがちですが、小さい頃から考えて1番長い時間を過ごすのは家庭です。

受験生にとって家族はとても大きな存在です。

私自身、受験や勉強、将来に対する考え方も親から影響を受けた部分がかなり多かったように感じます。

ということで今回からは、受験生のお子さんが合格に向けてやるべきことだけでなく、親御さんができる受験生サポートについてもお話ししていきます。

特に今回は、大学受験生時代に親から受けた影響に焦点を当てたお話をしていきますが、今後は入試に向けて、その時期に合わせた、親御さんの具体的な受験生サポートについても紹介します。

親御さんが子どもに与える影響

今回は親御さんが与える影響として、将来の理想像、習慣の変化、心の支え、体調管理、学習環境の5つについてお話ししていきます。

将来の理想像

将来どのような仕事に就きたいかを考える際、学校の先生やお医者さんなど身近な大人に憧れるということもありますが、自分がどのようにして大人になっていくかは、仕事以外の面も含めた大人の生き方を間近で見て感じるものです。

そして1番身近な大人というのは両親です。

小さい頃から親御さんの生き方を見て、どこに進学し、どんな仕事に就き、どのような家庭をつくるかということを自然とイメージしているはずです。

それは受験生になっても同じで、高校生にもなると自立した社会人生活というのがより現実的になってきています。そして、具体的にどういった働き方をするか、どういった生き方をするかという将来のことを考えるようになります。

私も受験期あたりから、何歳までに就職し、結婚してどのような生活をしていたいかということを考えるようになりました。

その考える基準になるのは自分の家庭環境で、例えば家族の仲が良いのは理想、逆にこの部分はあまり真似したくないというように、私には両親の姿が全ての基準になっていました。

両親の影響は受験期に限らず、今でも受けているように感じます。

習慣の変化

親御さんの影響でお子さんの中の習慣も変化します。

生きていく上での常識は周りを見て学ぶものです。

学校で関わる友だち、先生からの影響はもちろんですが、生まれた時から一緒にいる親御さんの行動から学ぶ部分がほとんどです。子は親の鏡とも言いますよね。

それは勉強に関する考え方や当たり前だと感じる基準も同じです。

私は同じ環境で育ってきた中高の同級生とだけ関わっていたとき、人によって常識と捉えるものが違うということには気がついていませんでしたが、社会に出て色々な人と関わってみて、育つ環境によって常識だと考える範囲も違うということに気がつきました。

例えば親御さんが本を読んだり、大人になってからも積極的に学ぶ姿を見ていると、子どもにとっても勉強をするということが当たり前になります。

反対に、親御さんが学ぶことを避けていると勉強は嫌なもの、できるだけ避けたいものという常識がついてしまいます。

私の母親は疑問をすぐに解決してくれて、分からなくても調べて教えてくれる人だったので、受験期の勉強も分からないことがあったらすぐに聞いたり、調べたりするということが自然とできるようになっていました。

今では分からないことを調べるということが普通で、面倒だと感じる事もありません。

中学・高校・大学で知り合った人とは勉強に関する常識が近いように感じますが、社会に出て働いてみるとそういう人ばかりでもないということに気がつきました。

勉強をする、調べるという習慣や常識に関して、親の影響が大きいように感じます。

心の支え

親御さんは受験生にとって心の支えにもなります。

受験生というのは、入試のプレッシャーに加えて、将来への不安を感じることが多いです。

子どもが感じているプレッシャーを理解し、安定の場を提供することが、親としてできる1番価値のあることかもしれません。

一緒に息抜きをしたり、美味しいご飯を食べたり、前向きな気持ちで受験に向けた毎日を過ごせるようにするのはもちろん、家で迎えてくれる安心感があるだけでも、メンタルには大きく影響します。

心の支えとなるためにも、コミュニケーションを取り続けることが大切です。

受験生時代は友達と遊びに行く機会や話す機会も減り、自分の中で考え込んでしまうことも多かったですが、家に帰り、親と話すだけで気持ちが軽くなることもありました。

親御さん自身の過去の経験や成功体験、自身の失敗や挑戦から学んだ教訓を話すことで、受験のプレッシャーに直面している子どもにとって、リアルな励ましとなります。

また、親御さんが使う言葉もお子さんの心に大きな影響を与えます。

親御さんに「大丈夫」と言われれば、本当に大丈夫な気がしてきますし、逆に「このままだと受からない」と厳しい言葉をかけられると、もう無理なのかもしれないと思ってしまいます。

それぐらい、受験生のメンタルは敏感です。

もし、親御さん自身に不安があったとしても、お子さんには前向きになれるような言葉をかけてあげると良いでしょう。

身近な存在であり、人生の先輩である親御さんの言葉は受験生のお子さんにとってかなり重たいものであるということは忘れずに、本人の気持ちに寄り添う励ましの言葉をかけてあげるようにしてください。

体調管理

毎日の体調が受験の合否に大きく影響します。

試験日はもちろん、体調を崩して数日勉強ができないだけでも不安になることもありますし、体調は集中力や記憶力にも直結するものです。

合格を目指すあまり、無理に勉強をしてしまうこともあるかもしれません。

特に食事と睡眠については家庭でとることが多いものなので、日々の中で少し意識して見守ってあげるだけでも変わってきます。

家族が規則正しい生活をすることで、それが良い影響となってお子さんにも伝わります。

お仕事などで難しいこともあるかもしれませんが、できる範囲で協力してあげることが、お子さんの大きな支えになります。

勉強環境の整備

受験勉強に最適な環境を整えることも、親御さんが果たすべき大切な役割の一つです。

学校の環境をすぐに変えるのは難しいかもしれませんが、お子さんにあった塾を選ぶ、勉強をしやすい家庭環境にするといったことは、今から変えられる部分でもあります。

塾選びや参考書選びを一緒にしたり、お子さんが勉強をしている時間は静かな環境をつくったり、そういった行動がお子さんの勉強へのモチベーションや集中力に影響を与えます。

親御さんから受ける影響は、受験生にとって大きなもので、親御さんのサポートは、学習面だけでなく、精神面でも子どもの成功に不可欠な要素となります。

ついつい先回りして何かを言おうとしてしまうこともあるかもしれませんが、適度な距離感を保ちつつ、時に励まし、時に叱咤し、暖かく見守る姿勢で接してあげてください。

詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧ください🙇‍♀️

この記事を書いた人
ゆあ

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試(AO入試)で京都大学薬学部に現役合格
中高時代は運動部の活動・個人研究・学業を両立
大学在学中は大手予備校の塾講師として勤務し、受験指導やメンタルサポートの経験を積む
卒業後は母校でアドバイザーとして高校生の指導、地元個人塾でカリキュラム作成、オンラインを中心とした受験コンサルティングも展開中