教える立場である親はどのような存在であるべきか

みなさんは何かを教わるときや疑問点を解決したいとき、どのような人の話を聞きたいと思いますか?

子どもが勉強を教えてもらいたい、わからないことは何でも聞きたいと思えるような親になるために大切なことについてお話していきたいと思います。

大人と子どもの学びの共通点

大人になってから学ぶ時のほうがはっきりと違いが現れるように感じますが、仕事や社会のことを教えてもらう際、自分がすごいと思って尊敬している人のアドバイスしか耳に入ってこないという経験はありませんか?

わたしはラーメン屋で人を教える立場として働いていましたが、当時はまだ若く、仕事を教える相手は年上だったので、人に教えるときには仕事ができていると思わせないといけないと思っていました。経営のことをわかってないとお店の現状や今後の展開を説明することができないと考え、勉強して全部理解したうえでその中で何をしてほしいかを分解して説明するようにしていました。これは社会に出てからの仕事だけではなく学生時代の勉強においても同じことが言えます。

学びを提供できる親

仕事の例でお話ししたように子どもが先生や親から学んだり、人から人が学ぶときはその相手をすごいと思い、尊敬しているときです。もっと具体的にいうと、子どもは親のことを頭がよく何でも知っていたり何でも教えてくれると思えばどんな話でも聞き入れやすくなりますし、逆に親の頭がよくないと思っていたり、威厳を保てていないと子どもは話を聞かなくなってしまい親から学ばないようになってしまうということです。金八先生なども同じで、すごいというイメージが定着しているからこそ多くの人がその話を聞き、影響を受けています。子どもに聞かれたことに対して何でも知っていてすぐに答えてあげるというのは難しいことです。例えば大学受験をひかえている子どもがいるのであれば、ある程度は大学受験について調べ知識をつけておくのと同時に、受験をサポートする環境を整えるなど親にしかできないこともしてあげましょう。

子どもに勉強を教えたり、子どもに勉強をするように伝えるのであればまずは両親が学ぶ姿を見せ、学ぶ姿勢を態度で教えることが大切です。このブログの記事に書いてあることを伝えるときもこの記事の内容が前提になってくるのでしっかり覚えておいてほしいと思います。

この記事を書いた人
雄大

中学校を卒業し15歳で上京、ラーメン屋に就職。その後17歳で独立しラーメン屋を共同経営。
会社設立後、初年度1年間で店舗売上1800万円を達成し、仙台に2店舗沖縄に1店舗を展開。
現在はラーメン屋をはじめ、アパレル業や接客業、就労支援チームなど様々な業種のコンサルタントとして活躍中。