京大薬学部卒がおすすめする英語の参考書
今回からは私がおすすめする参考書を紹介していきます。
参考書紹介1つ目の科目は英語です。
英語は文系の人も理系の人も高校3年間勉強することになります。
英語と言っても、単語から始まり、文法・和文英訳・長文読解・英作文・リスニングなどたくさんの分野に分かれているので、全部の分野を1冊の参考書で網羅するのは難しいです。
そして英語は特に、基礎ができていないと演習問題が解けないのはもちろん、基礎だけできていても点数に繋がらないということもあります。
私は中学から高校2年生まで英語が得意ではなかったのですが、入試本番までには理科に続く得意科目になっていたので、苦手科目から得意科目にするまでに使った参考書の中で特におすすめなものを紹介していきます。
そして次回以降も数学・国語・理科と参考書の紹介もしていきます。
それでは私が使っていた英語の参考書の中でも特におすすめの5冊を紹介していきます。
それぞれの参考書のリンクは概要欄に貼っておきますので、気になる参考書はぜひネットか本屋さんで探してみてください。
単語帳
基礎から順番に、まず基礎固めと言えば単語です。単語帳は速読英単語やターゲット、鉄壁などそれぞれお気に入りのものがあるのではないでしょうか?
鉄壁は鉄緑会が東大受験生向けに出している単語帳なので、難しい単語も多いですが、イラストが豊富で語源も書かれていたので、読みものとして使っていました。
鉄壁を全て覚えろとは言いませんが、2000語以内の単語帳1つはほぼ完璧になるくらいの単語力はつけておくと良いでしょう。
みなさんが使っている単語帳に合わせて使ってほしいのがシステム英単語プレミアムの語源編です。シス単の中にも色々ありますが、プレミアムの語源編は真っ黒な表紙なので分かりやすいはずです。
普通の単語帳は簡単な単語から始まったり似たような単語でジャンル分けされていますが、このシス単プレミアムの語源編はタイトル通り語源ごとに分類されています。接頭語、接尾語にどんなイメージの単語が多いかという解説の後にその語源のある単語がまとめられているので、接頭語・接尾語の意味を覚えておくだけでも、分からない英単語を推測できるようになります。
英語の点数アップのためには分からない単語を推測する力というのが大事なので、毎日こつこつ単語を覚えるために使うより、模試やテスト前の全体復習に使っていました。
私が使い始めたのは高校2年生の夏からですが、どの学年のみなさんにも今から定期テストや模試の前の単語チェックに使ってもらいたい単語帳です。
文法の強化
次に文法ですが、私は受験期の基礎固めとして単語よりも文法の方が重要だったと感じています。
英語が苦手だった頃は単語さえできれば点数が伸びると思って文法の演習を避けていたのですが、文法問題集を1冊完璧にしただけで長文読解も英作文も和文英訳もすらすらできるようになりました。
そんな私が使っていたおすすめの文法問題集はヴィンテージです。解説までしっかり読みながら丁寧に解いたり、赤シートで解答を隠しながらどんどん解き進めたりしながら繰り返し解いて、全問、選択肢がなくても迷わず解けるぐらいに完璧にしました。
私が文法の勉強を本格的に始めたのは高校3年生になるタイミングでしたが、英語への苦手意識がこんなになくなるならもっと早く始めた方が良かったと思っています。ですが、時間が経つと忘れてしまうものでもあるので少しずつでも受験まで繰り返し解くのがおすすめです。
似たような参考書でネクステージやアップグレードというのもあるので、ページの色合いや問題数、解説の書き方を見て自分にあっていると思うものを選んでみてください。
ヴィンテージと合わせておすすめしたいのが、英語の構文150です。
イメージする文法問題集とは形式が違い、重要構文が150個まとめられていてそれぞれに1つ例文があります。私の学校では英語の授業で毎週この例文をそのまま書くというテストがあったので、この150個の例文を全て暗記しました。
部分的に構文を覚えていると語順や組み合わせを忘れてしまったり、実際英作をしようと思うと使えないということはありませんか?
構文を文章ごと覚えてしまえば、語順も置き換えて考えることができるようになります。重要な構文を書き出してそれぞれの例文を自分で考えるのも1つの方法ですが、元々綺麗にまとまっているものがあらなら使わない手はありません。
この参考書は高校1年生から使えるので、できるだけ早く覚えきってしまうと英語にも自信がつきます。
文法と構文が完璧になることで、読解の長文も大事な部分が見えるようになり、英作文の際に使える表現もかなり増えました。
長文読解
ここまで紹介したものは基礎的な参考書で、志望校問わずみなさんに使ってほしいものでした。
最後におまけとして、難関国公立大学、難関私立大学を目指す人におすすめの参考書を紹介しておきます。
基礎を完璧にした後の演習におすすめなのは英語長文問題精講ですが、これはかなり難易度が高く感じました。
そこまでの自信のない方には基礎英文問題精講がおすすめです。長文問題精講は私も1冊全て解いた訳ではなく、先生がピックアップしてくれた問題を解いて添削してもらっていました。難しい問題に挑戦してみたい人や実践的な問題を使って演習したい人は、高校2年生の夏以降を目安に解き進めてみてください。
リスニング
センター試験に比べて、共通テストではリスニングの問題数が増え、難易度も上がっているので、リスニングに苦戦する人も増えているのではないでしょうか?
私は京都大学特色入試に出願するためにIELTSが必要だったのですが、元々リスニングが苦手でかなり苦戦していました。そんな時におすすめされたのが英語リスニングのお医者さんという参考書です。
どうして英語が聞き取れないのか、日本人が苦手とする発音や省略した時の聞こえ方まで徹底的に解説してくれています。耳で聴きながら勉強しようと思うとなかなか苦手の克服ができなかった部分も、文字での解説があることでリスニング中に文章がイメージできるようになりました。
特にリスニングが苦手な人におすすめしたい参考書で、私は高2の夏から高3の夏休み前にかけて使っていました。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇♀️
受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。