国公立2次試験記述対策のポイント〜英語編
国公立大学の2次試験の英語で高得点を獲得するためには、詳細な学習計画、効率的なリーディング、精確なライティング、そして確実なリスニング能力の向上が重要です。今回はそれぞれのセクションごとにコツを紹介します。
大学によって求められる能力も違うので必要な部分だけ読むようにしてください。
リーディング
速読力の向上
文章量の多い英文が出題される大学では速読力が求められます。時間制限内で長い文章を読解する能力を高めるために、定期的に時間を計りながら読む練習をすると良いでしょう。共通テストもかなり文章量が多いので慣れてきているはずですが、さらに正確性も必要です。
情報のピックアップ
文章から重要な情報を素早く見つけ出す練習をします。キーワードや主要なフレーズに注目しましょう。キーワードや接続詞に線を引いたり、記号をつけるようにすることで、文章中の大事な部分や文章の抑揚が見えてきます。
質問の先読み
質問を先に読むことで、何に注目して文章を読めば良いのかがわかります。選択肢まで読む必要はありませんが、設問文のキーワードに印を付けてから読むようにすることで、文章に書かれている大体の内容を把握することもできます。
ライティング
多様なトピックでの練習
さまざまなトピックに関してエッセイを書く練習をし、様々なテーマに対応できる柔軟性を身に付けます。受験する大学の赤本はもちろん、似た形式の英作文を出題している大学の過去問も解いてみるのがおすすめです。
対策の時間が足りないという人はテーマに対する答えを頭の中でイメージするだけでも練習になります。
論理的な構造
明確な序論、本論、結論の構造を持ったエッセイを書くことで、理解しやすく説得力のある文章を作成することができます。構造だけは予め決めておくと、入試本番も迷わず文章を書き始めることができます。
文法と語彙の正確さ
文法やスペルのミスを減らすために、文章を何度も校正し、正確な語彙の使用に注意します。ミスを減らすためには分からない単語や文法を使って無理に英訳するのではなく、英訳しやすい日本語に直してから英訳するということもポイントです。
フィードバックを受ける
英語の先生の添削を受けることも重要です。自分の文章の癖や間違いやすい部分を再確認するきっかけにもなります。
リスニング
日常的なリスニング練習
英語のニュース、ポッドキャスト、映画を聞くことで、自然な英語に慣れ親しんでおきます。隙間時間の活用にもつながるので英語の聞き流しはおすすめです。
注意深いメモ取り
試験中には重要な情報をメモする練習をします。全てを書き取るのではなく、要点を簡潔に記録します。
多様なアクセントに慣れる
さまざまな国の英語のアクセントに触れ、幅広い発音に対応できるようにします。
この時期の学習戦略
過去問の活用
国公立大学の2次試験の傾向と対策を理解するために、過去問を解き、その解説をしっかりと読みます。
基礎の再確認
共通テストも終わり基礎知識も固まってきているはずですが、最後にもう一度単語帳や文法問題集を見直すことで意外な抜けも見つかるかもしれません。語彙力の向上と文法の正確な知識が身につけば読解にも英作文にも役に立ちます。
時間管理の練習
各セクションを制限時間内に解けるように、タイムマネジメントを意識しながら練習します。長い試験の大学も多いので、見直しの時間も含めた時間配分は最後にもう一度考えておくと良いでしょう。
ストレス管理
試験のプレッシャーに慣れるために、模擬試験を環境を真似て行うなどして、心理的な準備も怠らないでください。
国公立大学の2次試験英語は、多岐にわたるスキルが求められるため、総合的な対策が必要です。上記のコツを日常の学習に取り入れ、実践を重ねることで、高得点を目指しましょう。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇♀️
受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。