高校3年生の1月、やるべきこと5選
もうすぐ1月ですね。
高校3年生の1月というと、共通テストという大きすぎるイベントがあるので、共通テストが終わると気が抜けてしまう人や共通テストの対策以外にやらなくてはいけないことを考えられていない人も多いはずです。
1月中旬にメインの入試期間が始まってからは短い期間で多くの試験があり、普段の勉強以上にやるべきこともたくさんあります。
今回は高校3年生の1月にやるべきこととして、共通テストの準備、自己採点、出願、私立入試、2次試験対策の5つについてお話ししていきます。
共通テストの準備
まずは何と言っても共通テスト。このことしか頭にないという人もいるのではないでしょうか?
過去問演習などの勉強はもちろんですが、当日最後の復習に使うためのノート作りや参考書選び、会場の下見なども大事な準備です。
過去問を解きながらも当日の試験のことを考えたり、学校で共通テストリハーサルがある人はその日に同じような直前の準備で模試に挑めるように準備しておくと練習にもなります。
前日・当日の過ごし方に関しては別の記事で詳しくお話しする予定です。
共通テスト自己採点
自己採点は共通テストが終わったらまずするべきものです。
高校3年生以外の学生も正確な自己採点ができるようにするために、来年の共通テストではどの解答をマークしたかを問題用紙にしっかり書く練習をしておくようにしましょう。次の日に学校で自己採点をする人も多いですが、採点のチェックは何度しても良いので自宅でも学校でも丁寧に採点するようにしていました。親にもチェックをしてもらったり、点数の計算が合っているかどうかの確認を友だちにしてもらったり、入念すぎるくらい丁寧に採点しました。ここでずれてしまうと出願先が変わってきたり、国公立の足切りの結果に響いてくることもあります。自己採点までが共通テストなので、集中力を切らさないようにしてください。合格をした人の中でも5月頃点数を開示して思っていた点数と違うという人も何人かいましたし、合格できなかった人の中にはマークがズレていて点数が下がってしまっていたという人もいたので採点が終わってももう一度確認してみてください。
出願
自己採点の点数を元に国公立大学の出願先を最終決定します。私立大学は出願が始まっているところも多いですが、共通テストの結果によって出願校を増やしたり減らしたりする人も出てくるはずです。2次試験の対策に入る前に、出願先だけは決めて出願準備を早めにすることで、安心して勉強だけに集中することができます。
出願先によってもここから勉強するべき科目数や各科目にかける勉強時間が変わってきます。勉強よりも優先して学校の先生や予備校の職員さんとも相談しながらたくさん悩んで決めるようにしましょう。今年度の国公立出願期間は1/22~2/2です。共通テストが終わるとすぐ出願準備がはじまることになるので、どの学校も予備校も共通テストから出願が始まるまでの1週間はかなりバタバタすることになります。オンラインで出願したり、書類を提出したり、大学によっても出願方法が違うこともあるので確認しながら準備をするようにしてください。
私立入試
共通テストが終わると、出願が始まるまでの間に私立入試が入ってくることもあります。私もセンター試験の次の週末に1つ目の私立入試である自治医科大学の1次試験がありました。ここからは平日・週末に関わらず私立入試が続いていくので試験対策の勉強以外にも県外への移動や各大学の試験会場・試験時間など考えなくてはいけないことがたくさんあります。入試があるとその日1日はほとんど他の勉強ができないということもありますが、焦らず1つずつ入試をこなしていくことが大切です。ですが、短期間に多くの入試が続くので、1つの試験が終わってから次に受ける私立大学の赤本を解いて…という繰り返しになってしまい、最後の私立入試が終わるまではなかなか国公立大学の2次試験対策に時間がかけられないという人も出てくるはずです。
各大学の入試に本気で向き合って対策するということも大切ですが、自分の中で大学の優先順位は必ず決めるということも必要です。
2次試験対策
短い期間でばたばたの1月ですが、その中でも着々と国公立2次試験が近づいてきます。出願先に迷って、決まったと思ったら私立入試が続いて…なかなか2次試験対策の時間を取れない人も多いはずです。私立入試に時間を取られ、国公立入試の対策が疎かになって1番大事な試験で実力が発揮しきれないということはあってほしくないことです。先程もお話ししましたが、しっかりと大学の優先順位を決めて、優先順位の高い大学の過去問対策の時間をとることが大切です。共通テストから国公立2次試験までは1ヶ月少し。出願・私立入試とやるべき事が今まで以上に増える時期なので1ヶ月もないように感じる人も多いはずです。入試の数も人それぞれですが、試験の数や入試日程に合わせて2次試験までの計画を立てて取り組むと良いでしょう。出願した大学の赤本を使っての演習が中心になりますが、共通テストで基礎知識がより正確についている分、迷いなく解ける問題も増えています。時間を計ったり、解答を見ずに時間をかけて自力で解いてみるなど本番の環境に近づけながら演習してみるようにしましょう。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇♀️
受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。