大学受験目前の10月、6つのやるべきこと

夏休みが終わってからあっという間に1ヶ月が経ち、もうすぐ10月が始まります。

10月には共通テストの出願も終わってまた一気に受験の実感が湧いてくるはずです。

2025年度の共通テスト出願期間は9月25日(水)〜10月7日(月)ですが、準備はできていますか?

高校生の皆さんは高校での出願なので安心ですが、高卒生で予備校に通っていないみなさんは特に、絶対に忘れたり遅れることがないように注意してください。

今回はこの10月にやるべき6つのことについてお話ししていきます。

共通テストの出願

まず、1つ目は冒頭でもお話しした共通テストの出願です。

9月25日から共通テストの出願期間ということで、いよいよ入試期間がスタートします。

共通テストはほとんど全員が受験するものなので、高校や予備校でも何度もアナウンスされているのではないでしょうか。

出願で科目の選択に不備があって第一志望校の受験を諦めた。浪人をすることになった。という人の話も聞いたことがあります。

受験すらせず、実力を発揮できないまま諦めるのは悔やんでも悔やみきれないことなので、何度も確認するようにしてください。

この時期からは受験勉強が忙しい中でも各大学の出願や、入試に向けたホテル、交通手段の手配など、やらなくてはいけないことがたくさんあります。

入試直前になって慌てないためにも、今のうちにいつ何をしなくてはいけないか書き出しておくと良いでしょう。

みなさんに共通してやらなくてはいけないこととして、私立大学を含めた大学入試の出願や受けるかもしれない全ての大学の願書取り寄せ、ホテルの予約、飛行機の予約などは今からでもできることです。

共通テストが終わってからは国公立大学前期・後期入試の出願、新幹線の予約など、その時にやるべきことがどんどん出てきます。

勉強の成果が出始める時期勉強の成果が成績に反映されるのは3ヶ月後と言われています。

部活を引退してから勉強時間が増えて、夏休みもしっかり勉強をして、その成果が10月、11月にやっと出始めます。

今まで勉強してもなかなか点数に繋がらなかった人も諦めてはいけません。

もう少し我慢して勉強を続ければ、今までの成果が一気に表れます。

大学の名前がついた冠模試は秋が最後で、高校での授業もほとんど終わっているので、現役生と高卒生が対等になった状態での最後の力試しです。

ここまでの間に努力を数字に変えるコツがわかっていれば、勉強も楽しくなり、最後の追い上げを見せることができます。

同級生や担当の生徒見ていても10月から別人のように成績が伸びる人もいます。

ということは逆に今までライバルでもないと思っていたような人がいきなり伸びてくるということもあるということなので油断はできません。

残り期間を意識

ここからは入試までの残り期間を意識するということも大切です。

夏休みまでは学校と塾の授業に追いつくのに必死で、受験からの逆算はできていなかったかもしれませんが、あと3ヶ月で年があけて共通テストということでゴールが意識できる時期になってきました。

ここからは共通テストまでの3ヶ月、前期試験までの4ヶ月の間に何ができるか、何をしなくてはいけないのかということを考えて、逆算しながら勉強することが大切です。

受験までのカウントダウンを目にみえるようにしておくと、共通テストまであと100日を切るという実感も湧いてやらなくてはいけないことも見えてくるのではないでしょうか。

私は計画を立てていたノートに共通テストまでと前期試験までの残り日数を毎日書き込んで、メンタル的にも少し追い込んだ状態で勉強するようにしていました。

使う問題集を絞る

夏休みあたりから周りの受験生も本気を出し始めて、自分ももっと問題集をこなしてたくさんの問題に触れないといけないと思っている人もいるのではないでしょうか?

ですが、ここからさらに問題集を買い足して、少しでも多くの問題をこなそうと思うのは危険です。

何冊もの問題集を使って似たような問題を何回も解いていると、基本問題の繰り返しに時間がかかり、応用問題に時間をかけられないということになってしまいます。

受験までに解く問題集を絞ってその1冊を完璧にする方がバランスの良い力がつくのでおすすめです。

各科目、受験までにどの問題集を使うかという長期計画を立てている人は自信を持ってその問題集を何度も繰り返す。目の前にある問題集をただ解いていた人は、受験までに使う問題集を絞って解き進めると良いでしょう。

1点にこだわる記述練習

今まではどんな問題が出ても解けるようにという意識で沢山問題を繰り返して演習をしていたかもしれませんが、この10月からは1点でも高得点を取るための記述練習をするということを意識してみてください。

今までは記述をして正解答えにたどり着ける=できた。という認識だった人も多いのではないでしょうか?

入試本番はどの科目にも共通して、完璧な答えを出してその過程を記述するということだけでなく、部分点の積み重ねで1点でも点数を上げるということも大切です。

実際、入試本番でも1点にも満たない差で合否が分かれるということもあります。

受験する大学の採点方法が加点方式なのか減点方式なのかということによっても変わってきますが、数学であれば答えが出ていなくても条件や正しい式を書くだけで1点もらえるような加点方式であったり、英語ではどれだけ簡単な英作文でも減点要素がなければ満点をもらえるということもあります。

少しでも加点されるように沢山のことをとりあえず書いておくのか、減点要素がないようにとにかくシンプルな記述を意識するのか。大きな違いです。

記述の方針が決まったら、その1点を意識しながら記述の練習を続けてみてください。

共通テスト対策を始める

10月中に、共通テストまで100日を切ります。

基礎が固まった科目から少しずつ共通テストの対策を始めることも考えてください。

各科目の共通テスト対策法についてはそれぞれの記事で紹介します。

詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇‍♀️

この記事を書いた人
ゆあ

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。

大学受験

Posted by kyoikujo