高校3年生の8月にやるべき5つのこと〜夏の努力が未来を変える〜

頑張っているつもりなのに「このままでいいのかな?」と不安になること、ありませんか?

でも、大丈夫。8月はまだ間に合います。

この1ヶ月の努力次第で、秋の模試結果も、受験本番での手応えも、大きく変わります。

今回の動画では、高校3年生が8月に絶対やっておくべき5つのことを、わかりやすく解説します。

目の前の努力が、未来の自分を変える。その一歩を、今日ここから踏み出していきましょう!

振り返りと軌道修正

7月の勉強を少し振り返ってみてください。

自分で立てた学習計画は、思い通りに進みましたか?

「順調に進んだ!」という人もいれば、「思ったより進まなかった」「予定通りいかなかった」と感じている人もいるかもしれません。ですが、どんな結果であれ、それは今後をより良くするための大切なヒントになります。

大事なのは、「どこがうまくいって、どこに改善の余地があるか」をしっかり分析し、8月の計画に反映させることです。

たとえば、朝の方が集中できる人は、重要な教科を午前に持ってくる。逆に午後からエンジンがかかるタイプなら、午前中は暗記などの軽めの内容をこなし、午後に思考力が必要な勉強を入れるように調整すると良いでしょう。

生活リズムが夜型になっていた人は、少しずつ朝型に戻していくことも意識してみてください。

朝の時間を味方にできれば、それだけで1日を有利に進めることができます。

知識のインプット

8月は、ただ時間をかけて勉強するだけではもったいない時期です。

知識の「インプット」と「アウトプット」をどちらも意識し、効率よく学びを深めていきましょう。

まず、インプットの基本は「定着するまでやり切る」こと。

単語や公式を覚える際には、1回で完璧を目指すのではなく、何度も繰り返すことで記憶を脳に定着させていくことが大切です。忘れかけた頃にもう一度見直す「反復学習」は、長期記憶に効果的です。

間違えた問題は、自分の理解が甘かった部分を教えてくれるチャンス。

なぜ間違えたのかを分析し、同じ間違いを繰り返さないように工夫しましょう。

アウトプット力の強化

一方で、アウトプット力も欠かせません。

入試で必要なのは、「知っている」だけでなく「使いこなす力」です。

演習問題や模試、過去問に取り組みながら、知識をどう活用するか、どう答えに結びつけるかを訓練しましょう。

自分で解説できるくらいまで理解を深めることで、本番でも慌てずに実力を発揮できるようになります。

そして何より大切なのが「休息の質」。

睡眠が不足していると、記憶力も判断力も落ちてしまいます。

夜更かしをして勉強を続けるよりも、しっかりと眠って脳を休ませた方が、結果的に学習効率は高くなります。

自分の心と体を大切にすることも、受験勉強の一部です。

モチベーションの維持

毎日勉強しているのに、ふとやる気が出ない日もある。

これは誰にでも起こる自然な現象です。

そんなときは、自分のモチベーションを高める仕組みを用意しておくと安心です。

たとえば、1週間の目標を決めて、それをクリアするごとにチェックマークをつけていくと、自分の努力が「見える化」されて達成感を感じられます。

また、小さなご褒美を設定するのも効果的です。

「この単元が終わったら好きなカフェに行く」「模試を頑張ったら新しい文房具を買う」といった、自分の気分が上がる工夫を取り入れてみてください。

さらに、志望校でのキャンパスライフを想像してみるのもおすすめです。

学食で友達とランチをする自分、好きな分野の講義を受けている自分、サークル活動に打ち込む自分…。

そんな未来をイメージすることで、「この努力は未来の自分につながっている」と感じられるようになります。

志望校の決定

「なんとなくこの大学かな…」という気持ちのままでは、勉強の指針もぼんやりしてしまいます。

この8月は、ぜひ志望校をしっかりと考えてみてください。

志望校が決まることで、「何を、いつまでに、どれくらいのレベルでできるようにすれば良いのか」が明確になり、日々の勉強にぐっと集中できるようになります。

まだ迷っている人は、大学の公式サイトやパンフレット、SNSなどを活用して情報を集めてみましょう。

学部のカリキュラムや、卒業後の進路、学生の雰囲気などを知ることで、「ここで学びたい」という気持ちが具体化していきます。

特に総合型選抜や推薦を考えている人は、そろそろ出願準備を始める時期です。

志望理由書や活動報告書、提出書類など、早めに準備を始めることで、安心して本番を迎えることができます。

面接、志望理由書の準備

もしあなたが推薦入試や総合型選抜を考えているなら、この8月は対策、準備をすべき時期です。

まず取り組んでほしいのが「志望理由書」。

なぜその大学を志望するのか、どのように学びを深めていきたいのか。

自分の経験や興味・関心と大学の特色をリンクさせながら、説得力のある内容に仕上げていきましょう。

書いたら必ず、信頼できる人に見てもらってください。

学校や塾の先生、過去に合格した先輩からのフィードバックは、とても参考になります。

また、面接対策も並行して進めていくことが大切です。

「あなたの長所と短所は?」「高校生活で頑張ったことは?」といった定番の質問に、自分の言葉で答えられるようにしておきましょう。

声に出して練習することで、自然な受け答えができるようになりますし、本番での緊張も和らぎます。

模擬面接を取り入れておくと、より実践的な練習になりますよ。

面接の質問集については、教育嬢TVでも特集しているので、ぜひ参考にしてください。

8月にしっかりと努力した人は、秋の模試や出願時期に大きな成果を感じられるはずです。

逆にこの時期をなんとなく過ごしてしまうと、秋以降に焦りを感じてしまうかもしれません。

でも、あなたなら大丈夫です。

ここまで努力してきた日々が、必ず力になっています。

「まだまだ伸びる」

「ここからが本番」

そんな前向きな気持ちを胸に、ひとつひとつの課題に丁寧に向き合っていきましょう。

詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧ください🙇‍♀️

この記事を書いた人
ゆあ

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試(AO入試)で京都大学薬学部に現役合格
中高時代は運動部の活動・個人研究・学業を両立
大学在学中は大手予備校の塾講師として勤務し、受験指導やメンタルサポートの経験を積む
卒業後は母校でアドバイザーとして高校生の指導、地元個人塾でカリキュラム作成、オンラインを中心とした受験コンサルティングも展開中

受験戦略編

Posted by kyoikujo