高校3年生の8月にやるべきこと
8月は高校3年生にとって、大学受験に向けた大きな山場です。
この期間を充実させることで、受験本番に向けて大きな自信と力をつけることができます。今回は、8月にやるべきことを具体的に解説します。
充実した夏休みを過ごす
夏休みは学校もなく、好きなように時間を使うことができる貴重な期間です。
この期間を有効活用するためには、まず計画を立てることが重要です。
毎日、やることを決めてからその日の勉強を始めることはもちろん、早朝や夜間など、自分が最も集中できる時間帯を見極めて、その時間帯を勉強に充てると効率が上がります。
また、長時間の勉強は疲労が溜まりやすいため、適度な休息を取ることも忘れてはいけません。
そんな夏休みも折り返し地点が近づいてきています。
これまでの過ごし方や達成度を振り返り、夏休み後半をさらに充実したものにしましょう。
夏休みの過ごし方や使うべき参考書、息抜きの方法については以前の記事で紹介していますので、ご覧ください。
知識のインプット
インプットは受験勉強の基礎です。
高校3年生の夏ともなれば、どの科目も知識はかなり定着してきているとは思いますが、入試に向けて覚えたつもりになっている知識を1つずつ減らしていくことが重要です。
基本問題の繰り返しや暗記をしっかり行うことで、知識を定着させることができます。
解けない問題や間違えた問題は、なぜ間違えたのかをしっかり分析し、そのタイミングで確実に覚えることが大切です。
また、単語や公式など、暗記が必要なものは、定期的に復習することで忘れにくくなります。
記憶力を高めるためには、適度な休息や睡眠も重要です。
夜遅くまで勉強するよりも、しっかりと睡眠を取って脳を休めることが、結果的に記憶の定着に繋がります。
アウトプット力の強化
志望校に合格するためには試験で点数を取ることが必要で、そのためにはアウトプット力を鍛えることが欠かせません。
知識の暗記や基本問題の反復をしているだけではこの力は身につかないので、学んだ内容を実際に問題を解くことで確認し、応用力を身につけることが必要です。
問題を解いた後には必ず解説を読み、間違えた問題の原因や加点対象・減点対象となる部分を分析します。
解説を読んでも理解できない部分があれば、参考書で調べたり、教師に質問するなどして徹底的に解決しましょう。
過去問に挑戦したり、模擬試験を受けたりして、実際の試験環境に慣れておくことも重要です。
模擬試験は本番に近い緊張感を体験できるため、時間配分や精神的なプレッシャーに対する耐性を鍛えることができます。
また、アウトプット力を高めるためには、問題を解く過程を振り返り、理解を深めることが大切です。
じっくり考える時間も確保し、解答の根拠を人にしっかりと説明できるくらいになるまで練習を重ね、受験本番に自信を持って臨めるように準備を進めましょう。
知識をインプットしながらその知識をアウトプットして点数に繋げられるようにすることが大切です。
私はこの期間、応用的な問題集に取り組むことでアウトプットの練習をしながら、間違えた問題とそれに関する知識はその都度インプットするという繰り返しをしていました。
モチベーションの維持
夏休みという自由な時間を過ごしてみて、勉強のモチベーションは保てていますか?
長期間にわたる受験勉強でモチベーションを維持することは簡単ではありませんが、モチベーションを高く保つことができれば、勉強の効率も上がり、受験の成功に繋がります。
志望校合格という目標を強く意識しながら勉強し、モチベーションが下がってきているように感じる時には周囲の人々に自分の目標や進捗を話すのも良いでしょう。
悩みや不安を共有し、気持ちを軽くすることも必要です。
自分でモチベーションを高めるためには勉強の成果を可視化したり、自分へのご褒美を設定したりすることも効果的です。
小さな目標を達成したら、自分が好きなことをする時間を作る、ちょっとしたご褒美を用意するなど、楽しみを持つことで、勉強への意欲を高めましょう。
気持ちを切り替えて受験に向けたラストスパートを切るために、夏休み明けと同時に文房具を新調するのも良いかもしれませんね。
モチベーションを高めてまずはこの夏を乗り切りましょう。
志望校の決定
志望校を決定することは、受験勉強の大きなモチベーションになります。
8月中には志望校をしっかりと決めておくことで、その後の勉強計画をより具体的に立てることができます。
現時点での自分の学力や興味、将来の目標を考慮して、併願校も含めた志望校のリストを作成しましょう。
特に総合型選抜や推薦入試の受験を考えている人は早めの志望校の決定と志望校調査が大切です。
インターネットや大学の公式サイト、パンフレットなどを活用して情報を収集し、各大学の特徴やカリキュラム、キャンパスの雰囲気などを調べましょう。
まだ直接大学を見に行ったことがない方はオープンキャンパスに参加することも重要です。
志望校の決定に迷っている人は、親や教師に相談することで自分だけでは見落としがちな視点やアドバイスを得ることができます。
ですが、最終的には自分が本当に行きたい大学、学びたいことをもとに、決定は自分自身で行うことが大切です。
志望校が決まったら、その大学の入試傾向や必要な対策を調べ、具体的な勉強計画を立てます。
志望校合格という明確な目標があることで、勉強に対する意欲も高まり、受験に向けての準備がより充実したものになります。
面接、志望理由書の準備
総合型選抜や推薦入試では、面接や志望理由書の提出が求められることが多いです。
時間のある8月中にしっかりと準備を進めましょう。
志望理由書には、自分がなぜその大学を志望するのか、どのような学びをしたいのか、将来の目標などを具体的に記述します。
単に「その大学に行きたい」と書くのではなく、具体的な理由や根拠を示すことが大切です。
大学のカリキュラムや研究内容に触れながら、自分の興味や目標にどのように結びつくのかを明確に記述しましょう。
書き上げた志望理由書は、必ず誰かに読んでもらい、フィードバックを受けて修正を重ねます。
次に、面接では、志望理由書に書かれた内容について質問されることが多いので、自分の志望理由をしっかりと説明できるように練習します。
一般的な質問に対する答えも用意しておくと良いでしょう。
例えば、「あなたの長所と短所は何ですか?」、「高校時代に最も力を入れたことは何ですか?」などの質問に対する答えを考え、実際に声に出して練習することが重要です。
面接の練習は、一人で行うだけでなく、家族や友人、教師に協力してもらい、模擬面接を行うと効果的です。実際の面接のように緊張感を持って練習することで、本番に向けた準備が整います。
暗記法やアウトプットの方法、志望大学の決定については今後の記事でも詳しくお話しする予定です。
8月は受験に向けた大きなチャンスです。
この期間を計画的に過ごし、充実した準備を行うことで、志望校合格への道をしっかりと切り開いてください。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇♀️