覚えるだけでは不十分!身につけた知識をアウトプットして得点に繋げる方法
入試で高得点を取り、受験に合格するためには知識のインプットと身につけた知識をアウトプットして得点に繋げる力が必要です。
前回のブログ記事では、知識をインプットするための暗記法についてお話ししました。
今回は、そのインプットした知識をどのようにアウトプットし、実際の得点に繋げるかについてお話しします。
大学受験が近づく中、アウトプットの技術を磨くことは非常に重要です。
その具体的な方法をいくつかご紹介します。
繰り返し解く
勉強はしているはずなのに点数が伸びないという方は特に、実際に問題を解いてアウトプットする時間を増やすことが必要です。
分からないと思ってもすぐに解答を見るのではなく、間違えても良いので今ある知識をフル活用して答えを書いてみましょう。
その時解けない問題は次回必ず解けるようになっていれば良いので、間違えることを恐れる必要はありません。
間違えた問題には印をつけておき、間違えた問題だけを繰り返し解くことで最短時間で点数を伸ばすことができます。
過程を丁寧に書く
正解にたどり着くことはもちろん重要ですが、解答過程を人に伝わるように記述することも重要です。
解答の手順や考え方をしっかりと記録し、復習することで、自分のアウトプット力を確認することができます。
特に、数学や理科の問題では、公式や定理をどのように使うかという考えを記述することで、どこまで解けていて何が原因で答えに辿り着けなかったかを明確化することもできます。
答え合わせの時には条件に抜けがないか、記述が足りているかまでしっかり確認すると良いでしょう。
英語や国語も同様で、頭の中で解答をイメージするだけでなく実際に書いてみることが大切です。
また、頭の中で考えたことも書いておくことで部分点に繋がることがあります。
記述することを面倒くさがらず、実際に書く練習をしてみてください。
志望校の過去問を活用する
過去問は、試験の傾向や出題パターンを把握するために大切です。
このとき、時間を計って本番に近い環境で取り組むことで、自分の弱点を見つけることができ、その後の学習計画に役立てることができます。
11月からでも十分間に合いますが、この夏から過去問に取り組みたいという人は直前に使う過去問を残して、取り組んでみましょう。
似た形式の問題を採用している大学の過去問を使うのもおすすめです。
模擬試験を受ける
模擬試験は、実際の試験に近い環境でアウトプットの練習をするチャンスです。
定期的に模擬試験を受け、その結果を分析することで、自分の現状の実力を把握し、どの分野に重点を置いて勉強するべきかを明確にすることができます。
また、模擬試験を通じて試験前日の準備や試験当日のペース配分、時間管理の練習も行うことで、持っている知識を最大限アウトプットする練習をすることが必要です。
自己分析と復習
インプットをしている段階では気が付かなかった自分の得意不得意も、アウトプットの練習をすることで可視化されます。
模擬試験や過去問の結果を分析し、自分の強みと弱みを把握しましょう。
間違えた問題や苦手な分野は、必ず復習して理解を深めることが重要です。
この際、単に答えを覚えるのではなく、なぜ間違えたのかを考え、理解することが大切です。また、秋以降は特に同じ間違いを繰り返さないように、復習ノートを作成することをおすすめします。
友達と勉強をする
これは暗記術の記事でもお話ししましたが、友人やクラスメートと一緒に学習することで、お互いの知識を共有し、理解を深めることができます。
特に、自分が理解していない部分を他の人に説明してもらうことで、新しい視点から学ぶことができます。また、自分が他の人に教えることで、自分の知識を整理し、定着させることができます。
人に説明する
特に小論文や面接の対策として、口頭で自分の考えを説明する練習をすることも効果的です。
自分の意見や考えを論理的に整理し、他人にわかりやすく伝える力を養うことで、実際の試験でも自信を持って回答することができます。この練習は、友人や家族、先生にお願いしてしてもらうとよいでしょう。
添削してもらう
自分の解答に対するフィードバックを受けることも非常に重要です。
過去問や記述問題を解いた後、教師や先輩に解答を見てもらい、どこが間違っていたのか、どうすればより良い解答になるのかをアドバイスしてもらいましょう。
特に英作文や小論文は自分の癖が出やすいものなので、添削をしてもらうことでより高得点が取れる解答作成ができるようになります。
このフィードバックをもとに、自分の学習方法を見直し、改善していくことが大切です。
問題集を使い分ける
問題集は、基礎固めから応用まで幅広くカバーするものを選びましょう。
基礎的な問題集を使って基本的な知識を確認し、その後、応用問題集を使ってより高度なアウトプットの練習を行います。
難易度の高い問題に挑戦することで、自分の限界を知り、今ある知識を組み合わせて解答に辿り着く練習にもなります。
今回は大学受験を控えた高校3年生に向けて、身につけた知識をアウトプットして得点に繋げる方法をご紹介しました。
過去問や模擬試験を活用し、自己分析と復習を徹底することで、確実に実力を向上させることができます。
最後に、メンタルケアと体調管理を忘れずに行い、最高の状態で試験に臨めるように準備していきましょう。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇♀️