共通テスト後の国公立二次試験対策!記述理科の最短対策法【残り1か月で合格点へ】

共通テストを終え、いよいよ国公立大学二次試験まで残り約1か月となりました。

自己採点や出願を終え、「ここから何を優先すべきか」を考えている受験生も多いと思います。

残り1か月でやるべきなのは、知識を増やすことではありません。

二次試験で得点につながる形で知識を使えるようにすることです。

この記事では、限られた時間の中で、「何を削り、何に集中すべきか」を明確にしながら、記述理科対策を整理していきます。

志望大学過去問の徹底研究

この時期に、新しい問題集や参考書に手を出す必要はありません。

理科の学習は、志望校の過去問を中心に回すことが大原則です。

まずは直近3〜5年分の過去問を解き、

・頻出単元

・設問の誘導の仕方

・記述量や計算量

を把握しましょう。

ここで大切なのは、点数そのものよりも、「この大学は、どんな力を見ているのか」を読み取ることです。

二次試験の理科は、大学ごとに色がはっきりしています。

その「型」を理解することが、最短ルートになります。

・誘導に沿って解く問題が多い大学

・理由説明や考察を重視する大学

・後半に難度の高い問題が集中する大学

残り1か月で最優先すべきなのは、志望校の出題形式に、思考と解答のリズムを合わせることです。

例えば、京都大学の物理のように、設問の誘導が強い試験では、一つのミスが連鎖的な失点につながることがあります。

逆に、大問ごとに単元が分かれている大学では、得意単元で確実に点を取る戦略が有効です。

過去問を解くたびに、「この大学では、どこで点を稼ぐのか」を意識して確認してください。

苦手単元は問題集に戻る

二次試験の記述理科では、正解できたかどうか以上に、解法を説明できるかが重要です。

復習の際には、

・なぜこの式を立てたのか

・なぜこの条件を使ったのか

・なぜこの結果になるのか

を言葉にできるか確認しましょう。

もし説明できない場合は、理解が不十分なサインです。

そのときは無理に過去問を続けず、これまで使ってきた問題集や教科書に戻って確認することが大切です。

残り1か月は、「難問を解く期間」ではなく、「解ける問題を確実に得点に変える期間」です。

残り期間が短くなっていることに焦りを感じるかもしれませんが、知識が足りない状態でゴールに近い問題を繰り返しても目標達成は難しくなってしまいます。

現状をより慎重に把握しながら目標点を確実に目指していきましょう。

得意分野の完成度を高める

苦手単元の克服と同時に得意単元の強化も大切です。

記述理科では、「この単元なら必ず点が取れる」という分野が一つあるだけで、試験全体の安定感が大きく変わります。

理科は、数学に比べて「見たことのある構造の問題」が出題されやすい科目です。

得意単元を武器にできれば、他の問題にも余裕を持って向き合えます。

直前期に最も伸ばしたいのは「書く力」

残り1か月で意識したいのが、記述としての完成度です。

採点者が見ているのは、

・必要なキーワードが入っているか

・因果関係が明確か

・論理の流れが自然か

・数字や単位が正確か

という点です。

各単元ごとに、「この問いが来たら、この流れで書く」という解答パターンを整理しておくと、本番でも安心して書けます。

図・グラフ・模式図は「減点されない」ことを意識

物理や化学ではグラフや図示、生物では模式図が求められることがあります。

この時期は、加点よりも減点を防ぐ意識が重要です。

・軸ラベル

・単位

・図の丁寧さ

こうした基本を丁寧に確認するだけでも、答案の安定感は大きく変わります。

現役生の理科は、ここから伸びる

現役生の中には、「浪人生より不利なのではないか」と感じている人もいるかもしれません。

確かに学校の授業が共通テスト直前まで続いていたため対策の時間は不十分に感じるかもしれませんが、これまでの模試でわからなかった問題もようやく全て見たことのある形式になってきたはずです。

授業を通して、

・原理や法則

・公式の意味

・考え方の流れ

を、体系的に学び続けてきた現役生は、知識が新しく整理された状態にあります。

この状態で過去問演習に入ると、「授業でやった内容が、そのまま使える」「説明されていた意味が、問題を通して理解できる」という感覚が一気に増えてきます。

現役生の理科は、授業で積み上げてきた理解が、直前期の演習によって得点力へ変わる段階に入っています。

不安になるほど、実は力が伸びている時期でもあります。

残り1か月は「やることを絞った人」が合格に近づく

直前期に差がつくのは、勉強量ではなく取捨選択です。

過去問を軸に、

・志望校に直結する内容

・得意単元の完成度

・記述の精度

に集中しましょう。

残り1か月を、迷わず、ぶれず、計画的に使い切った人が、二次試験本番で力を発揮できます。

最後まで自分の学習を信じて、志望校の問題に向き合ってください。

詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧ください🙇‍♀️

この記事を書いた人
ゆあ

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー/JAPAN MENSA会員
地方公立中高一貫校から特色入試(AO入試)で京都大学薬学部に現役合格
中高時代は運動部の活動・個人研究・学業を両立
大学在学中は大手予備校の塾講師として勤務し、受験指導やメンタルサポートの経験を積む
卒業後は母校でアドバイザーとして高校生の指導、地元個人塾でカリキュラム作成、オンラインを中心とした受験コンサルティングも展開中

受験戦略編

Posted by kyoikujo