【共通テスト後の必読ガイド】自己採点×ボーダーラインで出願校を決める方法を徹底解説
共通テスト、本当にお疲れ様でした。あの二日間を乗り越えたこと自体、まず大きな成果ですし、ここまで積み重ねてきた努力が形になった経験は、今後の受験生活に必ず生きていきます。
自己採点を終えた人も、まだ気持ちが落ち着かず手がつけられていない人もいるかもしれませんが、共通テスト後のこの時期は、出願校を最終決定するうえで一年で最も重要なタイミングです。ここで集める情報と判断の仕方が、二次試験対策の方向性、そして最終的な合否にも大きく影響します。
共通テストの結果をどう活かすか。その中心となるのが「ボーダーライン判定」です。
今回は、その仕組みや見方、そして結果の使い方について、受験生が迷わず前に進めるよう、解説していきます。
前回の記事では自己採点のポイントについてお話ししましたので、まだ読んでいない方はそちらもぜひ参考にしてみてください。
また次回の記事では、自己採点結果とボーダーライン判定を踏まえた「出願校最終決定の方法」を詳しくお話しします。
ここからは、共通テスト後の進路判断に欠かせないボーダーライン判定について、仕組みから活用法まで順番に見ていきましょう。
ボーダーラインとは何か
ボーダーラインとは、「合格可能性が50%になる得点ライン」を表しています。
たとえばボーダーが700点なら、700点を取っていれば合格率が約50%になるという意味です。ただし、ボーダーを超えれば安全というわけではなく、同じ点数の受験生が複数いれば、合格するのはその中の半数になります。
また、判定がAだった場合でも合格率は“最低”80%であり、5人に1人は不合格になる可能性があることを意味します。数字だけを見ると安心できるように感じますが、必ずしも絶対的なものではないという点を覚えておいてください。
合格可能性判定とは
合格可能性判定とは、自己採点結果を予備校に入力することで、「あなたの点数が志望校の合格ラインにどれくらい届いているか」を教えてくれるサービスです。
全国から集まる膨大なデータをリアルタイムで解析し、偏差値、得点分布、志望校のボーダーラインなどを示してくれます。共通テスト後の出願校調整に役立つため、ほとんどの受験生が利用しています。
予備校ごとの判定基準は少し異なりますが、一例としては以下のようになります。
A判定…80%以上
B判定…65%前後
C判定…50%前後
D判定…35%前後
E判定…20%以下
重要なのは、これらの判定があくまで目安にすぎず、絶対的な保証ではないということです。判定の幅は広く、同じB判定でもA寄りのBなのか、C寄りのBなのかでは意味が大きく異なります。
代表的な判定サービス
現在の受験生が利用できる主なサービスは以下の3つです。
・河合塾「バンザイシステム」
・駿台&ベネッセ「自己採点集計データネット」
・東進「共通テスト合否判定システム」
所属予備校に関係なく、誰でも利用できる点が大きなメリットです。
これらのサービスは共通テスト受験者の約8割のデータを扱うため、全国的な傾向を把握しやすく、信頼性も比較的高いものになっています。
複数の予備校で判定を確認することで、誤差を補いながらより精度の高い判断が可能になります。
ボーダーライン判定の流れ
ボーダーライン判定は次の4つのステップで進みます。
第一段階:自己採点
解答速報をもとに時間を置かずに採点します。
この段階での採点ミスは、その後の判断すべてに影響しますので、慎重に確認することが大切です。
自己採点の仕方については前回詳しくお話ししています。
第二段階:データ入力
予備校のフォームに科目別得点や志望校を入力します。
第三段階:全国データと照合
予備校が全国から集めた共通テストデータを解析し、平均点や得点分布、ボーダーラインなどを算出します。
第四段階:判定の確認
あなたの得点をもとに、合格可能性がランクとして返ってきます。
ここから志望校調整や二次試験対策の優先度を決めていくことになります。
見るべきデータはどこか
判定結果を見るときに特に大切なのは次のポイントです。
① ボーダーラインとの得点差
自分の得点がどれくらい離れているかで、出願の判断が変わります。
② 志望者内の順位
特に国公立では必須のデータです。足切りラインが設定される大学では、この順位によって二次試験を受けられるかどうかが決まります。
③ 二次配点比率
国公立大学の場合、共通テストと二次試験の比率が大学ごとに大きく異なります。
・二次比率が高い大学=逆転可能
・二次比率が低い大学=共通テストの得点がそのまま合否に響く
というイメージです。志望校との相性を見るうえで欠かせない情報になります。
ボーダーライン判定をどう活かすか
判定を見て一喜一憂するのではなく、「ここからどう動くか」を判断する材料として使っていくことが大切です。
第一志望校に挑戦したい気持ちがある場合、判定がCやDだったとしても、二次試験の配点が高い大学であれば十分に逆転可能です。一方で、合格可能性が低い判定が出た場合でも、安全校となる大学を併願しておくことで、出願戦略のリスクを下げることができます。
挑戦校・実力校・安全校のバランスをとりながら、複数の選択肢を組み合わせておくことで、不安を減らしながら前に進めるようになります。
ボーダーライン判定の注意点
判定を見るときに必ず覚えておきたいのは、「ボーダーラインは目安でしかない」ということです。
A判定でも落ちることがありますし、D判定から合格するケースも珍しくありません。判定はあくまでデータ上の確率であり、最終的な合否は二次試験の内容、得点調整、採点基準、出願者層の変動など多くの要素で変わります。
そのため、判定を盲目的に信じるのではなく、自分の得点、得意科目、必要な対策量を総合的に見ながら判断していくことが大切です。
合格者平均・最低点との比較
より現実的に志望校との距離を把握したい場合、判定だけでなく、
・合格者平均点
・合格者最低点
との比較が重要です。
自分が二次試験で点を取り返せるタイプなのか、あるいはマーク式の得点で大きく崩れる傾向があるのか、冷静に分析したうえで最終判断をしていきましょう。
最後に
共通テスト後の数日は、緊張や不安が一気に押し寄せる時期です。
判定結果によって気持ちが大きく揺れることもありますが、ここからの判断と準備次第で、まだまだ十分に巻き返しは可能です。
そして何より大切なのは、判定はゴールではなく「出発点」であるということ。
どの大学を選ぶか、どの科目に重点を置くか、どのように二次試験へ向かうか。
そのすべてを考えるうえで、ボーダーライン判定はあなたの進路を照らす大きな材料のひとつになります。
才華學舎では、難関大合格者が実際のデータをもとに出願校最終決定のサポートを行っています。志望校との距離を客観的に知りたい方や、出願戦略に不安がある方は、ぜひご検討ください。
共通テストを終えたあなたには、まだ伸びていく力が残っています。
ここからの選択と努力が、未来の自分につながる大切な一歩になりますように。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧ください🙇♀️

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー/JAPAN MENSA会員
地方公立中高一貫校から特色入試(AO入試)で京都大学薬学部に現役合格
中高時代は運動部の活動・個人研究・学業を両立
大学在学中は大手予備校の塾講師として勤務し、受験指導やメンタルサポートの経験を積む
卒業後は母校でアドバイザーとして高校生の指導、地元個人塾でカリキュラム作成、オンラインを中心とした受験コンサルティングも展開中









