秋から始める共通テスト対策法~国語編
11月に入ると学校の授業でも共通テスト対策が本格的に始まり、本番が近づいてきている実感が湧くはずです。
先週からこの時期にやっておくべき共通テスト対策についてお話ししていました。
その中でも今回は国語の対策法についてお話ししていきます。
前回は社会科目の対策法についてお話ししたので、まだご覧になっていない方はそちらも合わせてご覧ください。
この時期の国語対策のポイントは
・解く順番を決める
・段落同士の繋がりを見る
・キーワードから答えを探す
・選択肢を分析する
・古典は満点を目指す
という5つのことです。
1つずつ詳しくお話ししていきます。
解く順番を決める
共通テスト模試を受験する時、どの大問から解き進めるか決めていますか?
最初から順番に解く人、時間のかからない古典から解いて現代文に時間をかける人、それぞれです。
私は全体をさらっと見て分量を把握してから、最初に戻って解くのが好きだったので、どの科目も初めから解くようにしていました。
本番の入試で問題を見てから解く順番を決めると迷ったり、時間感覚が分からなくなってしまうこともあります。
まだ解く順番が決まっていないという人はどのような順番で解き進めるかを決めて、ここからの問題演習や模試ではその順番で解く練習をしてみると良いでしょう。
段落同士の繋がりを見る
みなさんは共通テストの国語の問題を解く時、どのように答えにたどり着いていますか?
私は元々国語が大の苦手でしたが、解き方のコツを掴んでから一気に点数が上がりました。
国語が苦手だった頃は課題文を1文ずつ丁寧に読んで、内容を理解してから問題を解くようにしていたので問題文と課題文を行き来したり、かなり時間がかかっていました。
文章をしっかり読むよりも段落同士の繋がりを見ながら全体の中でどのような役割を持っている段落なのかということを見ることができれば、解答にたどり着くためにどこを探せば良いのかも分かるようになります。
キーワードから答えを探す
学校の授業ではあまりおすすめされない方法ですが、問題文の中にあるキーワードから解答を逆算するというのもおすすめの方法です。
記述試験とマーク試験の違いとして、マーク式の共通テストは選択肢の中に必ず答えがあります。
その選択肢がヒントになっていることも多いので、パズルのように解くことで点数が一気に伸びました。
課題文を読む前に設問を読んでキーワードに丸をつける。この作業をするだけで文章に書かれている内容をだいたい理解してから課題文を読むことができます。
この時、選択肢まで読んでしまうと時間もかかって迷う原因にもなるので、辞めておくこともポイントです。
選択肢を分析する
先ほども言ったように、選択肢の中に正解があります。それぞれの選択肢を順番に上から読んでいくとどれも正解のように感じてしまうかもしれません。選択肢を選ぶ時も
今年の正岡子規の問題なら問2が◯◯な子規にとって、ガラス障子からの◯◯が◯◯になっていたという同じ形式の5択から選ぶ問題です。
これを1文ずつ読むとどこが間違っているかわからない問題も、3つの部分に区切って1つずつ合っているか間違っているかを考えると選択肢も絞りやすくなります。
古典は理系も満点を目指す
国語が苦手という理系の人も多いのではないでしょうか?
今から国語の点数アップを目指すなら古典で満点を目指した勉強をするというのが1番効率的です。
現代文はいくつも答えがあるように感じて難しいという人もいますが、古典は知識をつければ文章も読めるようになり、点数に直結します。
覚えるべき知識も多くないので、古文単語・漢文の頻出語句などをおさえておくことが大切です。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇♀️
受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。