国公立二次試験直前: 親御さんができる最善のサポート

今日は受験生の親御さんに向けたお話です。

まずは共通テストと出願のサポートお疲れ様でした。

国公立二次試験まで1ヶ月を切り、お子さんも親御さんも緊張と期待でいっぱいなのではないでしょうか?

そこで今日は受験生のお子さんをサポートする最善の方法を親御さんにお伝えします。

今回は特に2次試験直前期のサポートと2次試験前日・当日のサポートとして、メンタルケア・予約確認・入試当日の計画・栄養管理・下宿探しという5つのポイントについてお話ししていきます。

メンタルケア

受験生には共通テストで思うように結果を出せず落ち込んでいる人もいれば、本番強さで思った以上の点数を取ることができ、かなり自信をつけている人もいるはずです。

みなさんのお子さんは共通テストから切り替えて次の試験に向けた対策に集中できていますか?

共通テストが終わったあとも総合型選抜、併願校の合格発表が続きます。

そして国公立2次試験が近づくと最後の大事な試験に緊張してしまう受験生も多いです。

そういった時に親御さんによるメンタルケアが必要です。

受験生が緊張するのはもちろんですが、お子さんの大事な試験を前にして、緊張している親御さんも多いのではないでしょうか?

親御さんの緊張や心配は意外とお子さんに伝わってしまいます。

お子さんの緊張を和らげることが親御さんの最大の役割です。

心がけていただきたいのは、日常のささいな会話を増やし、お子さんの好きな食事を作ることで、

家庭の雰囲気を和やかにし、緊張を和らげることです。

そして何より、お子さんに寄り添って、静かに支えることが大切です。

親御さんの穏やかな態度が、お子さんにとって最高の安心材料になります。

予約確認

共通テストは県内で受験できるので、前泊の心配は必要ありませんでしたが、私立大学や国公立2次試験は県外での受験が必要になるので、考えるべきことや準備も増えます。

受験校が全て決まった今、前泊や移動のことも考慮にいれ、全てのホテルと交通機関の予約が済んでいるかの確認をしておくと良いでしょう。

入試前日、当日泊まるホテルや新幹線、飛行機などの移動手段の他にも、空港からホテル、ホテルから大学への移動手段まで細かく計画しておくことが大切です。

試験の前日や当日にトラブルが起きないように、事前にチェックリストを作成し、すべての予約が完璧であることを確認してください。

また、緊急時の連絡方法や、トラブル発生時の対応計画も練っておくと安心です。

早めに予約をしていた方もいるかもしれませんが、出願校が最終決定した今、最後にもう一度確認しておくと良いでしょう。

もし、ホテルをまだ決めていない方がいらっしゃれば、受験校から歩ける距離がおすすめです。

私が受験した際は京大薬学部まで歩けるビジネスホテルがなく、旅館に泊まって歩いて行ったことを覚えています。

お子さんが心からリラックスして試験に臨めるよう、細かいところまで配慮することが重要です。

当日の計画

試験当日の計画や予約は、余裕を持って行うと良いでしょう。

当日の計画としては、開場時間よりも早めに到着できるように、交通手段の確認はもちろん、途中での休憩や食事の時間も考慮に入れてください。

また、試験会場周辺の環境にも事前に慣れておくと良いでしょう。

例えば、試験の前日に前泊するホテルから試験会場まで、実際のルートを確認するのも一つの方法です。

当日の具体的な計画を、お子さんと一緒にイメージしておくことで、安心感を持って試験に臨むことができます。

栄養管理

この時期は寒いうえに受験のストレスもかかっているので、体調を崩しやすいもの。

バランスの良い食事で、お子さんの健康をサポートしましょう。

特に、ビタミンやミネラルを豊富に含む食材は、体調を整えるのに役立ちます。

脳の活性化やエネルギーのことを考えて、DHA・EPAが豊富な青魚や炭水化物を多めにしたり、免疫力を高めるためにビタミンCやはちみつを摂るようにするなどの工夫が大切です。

また、試験前日や当日の食事は、消化に良いものを選びましょう。

入試に勝つという意味を込めて、試験前日にカツ丼やトンカツを食べる人もいるようですが、緊張している胃袋に油物は消化が難しいこともあります。

私は中学受験が終わった日の夜にトンカツを食べたことを覚えています。

このように。お子さんが最高のコンディションで試験に臨めるようにするためには、栄養面からのサポートも欠かせません。

下宿探し

特に県外の大学を目指す場合、2次試験の期間はお部屋探しの貴重な機会です。良い物件は早い者勝ちなので、早めに情報収集を始めましょう。

不動産業者はこの時期、受験生向けの情報を多く提供しているので、様々な選択肢から、お子さんにとって最適な場所を見つけることができるはずです。

そして、下宿探しをすることで、親御さん自身も、お子さんの入試のことを考えずに済み、少し心を休める時間を持つことができます。

私の母親も京大の特色入試の日におうちを見たり京都観光をしたりしていたそうで、これぐらい余裕そうに過ごしてくれたほうが子どもとしても安心感がありました。

国公立二次試験の直前という、この緊張感溢れるこの時期に、親御さんができるサポートについてお伝えしました。

お子さんの健康を守り、最高の状態で試験に臨めるように、そして親御さん自身もこの時期を健やかに過ごせるように、今日お話したポイントをぜひ実践していただければと思います。

最後に、この試験が目標に向かうただの通過点ではなく、お子さんの成長の一部であることを忘れないでください。

受験は、知識を問うだけでなく、精神的な成長や家族の絆を深める大切な機会でもあります。

お子さん一人一人の努力と、それを支える家族の愛情があってこそ、この大切なステップを乗り越えることができるのです。

親御さんの支えと、心からの応援が、お子さんにとって最高の力になります。

試験が終わると、一緒に喜びを分かち合い、努力を讃え合う時間が待っています。その瞬間まで、互いに支え合いながら、この一大イベントを乗り越えましょう。

応援しています!

詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇‍♀️

この記事を書いた人
ゆあ

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。

大学受験

Posted by kyoikujo