理系学生必見!物理のおすすめ参考書

今回は参考書紹介第4弾、物理の参考書を紹介していきます。

もうすぐ新年度が始まり、新高校3年生のみなさんは本格的な受験勉強がスタート、新高校2年生のみなさんは科目選択が終わり、受験に必要な科目の授業が始まります。

高校2年生、高校3年生で物理を選択している人は受験に向けた問題集や参考書を買い揃える時期なのではないでしょうか。

受験までに使う参考書は早めに買い揃えてやるべき勉強量も把握できていると安心です。

今回は物理のおすすめ参考書を基礎的なテキストから順番に紹介し、最後には難関大学の理系を目指す人に向けた参考書も紹介していきます。

物理基礎しか使わないという人は1番目に紹介するらくらくマスターと3番目に紹介するセンサー物理、5番目に紹介するチェック&演習の3冊があれば共通テストレベルは完璧になります。

順番が飛び飛びになってしまいますが、理系の皆さんに向けて基礎的な参考書から順番に紹介していきます。

らくらくマスター物理

1番基礎的な問題集として使っていたのがらくらくマスター物理です。らくらくマスター物理には超基本的な問題が集められているので、授業を受けたあと最初に知識をチェックする1冊としておすすめです。

公式に数字を当てはめながら覚えるといったように、基礎を身につけるには最適でした。コンパクトな参考書なので、通学中に持ち歩いて隙間時間に読み進めることもできます。

使っていたのは高校2年生からですが、高校1年生で物理基礎を習っている人にもおすすめです。


物理のエッセンス

問題演習というよりも読んで理解するための参考書として使っていました。物理は特に、現象を理解していないと応用が難しい問題も多いので、どこかのタイミングで1度読んでみてください。

力学と波動の冊子、熱、電磁気、原子の冊子ように分かれています。力学と電磁気は特に出題されることも多く、捻った問題が出ることもあったので、しっかり読み込むと良いでしょう。

私は授業の予習感覚で、今後どのような知識が出てくるのかイメージするために読んでいたので、高校1年生の間には2冊とも読み切っていました。ですが、先取りに使うと全く触れたことのない知識も多く時間もかかってしまうので、授業の進度に合わせて読むのが1番良いタイミングです。


センサー物理

センサー物理は学校で配布されていて、1番繰り返し解いた参考書です。同じようなレベルの参考書にセミナー物理などもあるので、学校で配られている同レベルの参考書がある人はそちらを使用してください。

私の高校ではセンサー物理の問題の中から定期テストの問題が出題されていたので、全問完璧に解けるようになるまで繰り返していました。

基礎的な問題から始まり、標準、応用と難易度も幅広いので、この1冊でもかなり力がつきます。まずは1周解いてみて、間違えたり曖昧な問題だけ2周目を解くというように間違える問題がなくなるまで繰り返すことが大切です。テスト前には問題を読み、解くために使う公式や計算式だけをイメージできるようにするというくらい、繰り返していました。

センサー物理は高校1年生で物理基礎を習い始めてから、授業の進度に合わせて使っていました。

名問の森

センサー物理レベルまで完璧に自力で解けるようになったら、次は名問の森で難関大学レベルの問題に挑戦しましょう。

単元ごとに大学入試レベルの問題が集められていて京大・東工大の問題も掲載されていました。名問の森は問題のすぐ後に解答解説があるような形式ですが、問題と解答解説が分かれている形式の方が好きな人には重要問題集がおすすめです。

解き進める中で躓く問題や単元が見つかったらセンサー物理に戻って基礎を固め直すということも大切です。

私は高校3年生になってから本格的に解き始めましたが、余裕がある人は定期テストが終わった単元から解き始めても良いでしょう。



チェック&演習

共通テストに向けた演習はチェック&演習を使っていました。

みなさんも学校で配られている同レベルのものがあれば、それを使って演習してください。

共通テスト対策と2次試験対策は並行して進めたほうが良いとも言われます。

ですが、私の経験では、共通テスト前は無理に形式の違うマーク対策と記述対策を並行して進めるよりも、一度立ち止まって、共通テストに向けた知識を完璧にするほうが知識が固まり、赤本もスラスラ解けるようになりました。

チェック&演習はテスト形式ではありませんが、必要な知識が網羅されているので、この問題集を使うと共通テストも2次試験も知識で迷うことなく、今まで時間のかかっていた記述問題も自信を持って解けるようになります。

私は高校3年生の夏あたり、授業が終わって共通テスト対策が始まった時期に合わせて解くようにしていました。

おまけ

最後におまけとして今まで紹介した参考書を解いてみて余裕のある方や難関大合格に向けてさらにレベルアップしたい人におすすめの参考書を2冊紹介します。

良問の風

これは名問の森と同じシリーズの参考書です。名問の森より基礎的な問題が集められているのでセンサー物理、良問の風、名問の森の順番に解き進めるのが理想的です。ですが、やるべき問題集が増えすぎるとどの問題集も疎かになってしまうということもあるので、私はメインの参考書をセンサーと名問の森にしていました。その上で、センサー物理と名問の森を解いた後に演習が足りないと感じた単元だけ良問の風を使って演習していました。


難問題の系統とその解き方

これは難系と呼ばれるすごく難易度が高い問題集です。難関大学を受験する人は先生や先輩に一度はおすすめされるかもしれません。物理が得意で他の科目にも余裕がある人は解き進めてみても良いですが、名問の森までできていれば難関大にも十分合格できます。

私も先輩におすすめされて購入しましたが解き進める余裕がなく最後まで手をつけずに残ってしまいました。物理が得意な友だちや先輩が難系を解く様子を見ていると、難しい問題に触れる楽しさと安心感もあったように思います。


詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇‍♀️

この記事を書いた人
ゆあ

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。

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Posted by kyoikujo