元計画嫌いの京大卒が教える!計画の必要性とシンプルな立て方

「計画を立てましょう。」

みなさんも学校や塾でよく言われているのではないでしょうか?

高校2年生までの私は計画を立てるのが本当に嫌いで、その時の気分で勉強すれば大丈夫だと思っていました。

長期休暇に予定表を作る課題が出されても、計画を立てる時間がもったいない、むしろ計画通りに行かなかったときにモチベーションがさがってしまうというように計画を立てない理由を探していたぐらいです。

ですが、高校2年生の春に参加した駿台の箱根セミナーがきっかけで計画を立てるようになり、計画を立てることの良さに気がつきました。

そして計画を立てるようになってから勉強効率があがり、成績も一気に伸びました。

ということで今回は受験計画を立てることの重要性についてお話ししたあと、計画が苦手な人でも簡単にできる超シンプルな計画の立て方を紹介していきます。

計画の必要性

「計画を立てるのは時間の無駄」と思っていた私ですが、むしろその逆でした。今考えてみると学校でも塾でも計画を立てるように言われているぐらいなので、受験に役立つことなのは間違いないのですが、高校生の私には実感が湧いていませんでした。

今、計画を本当に立てないとだめなのかと疑っているみなさんも騙されたと思って次のテストまで計画を立てて実践してみてください。

計画を立てることで無駄な時間を省いて、合格に近づくため、点数を取るためだけの勉強をできるようになります。

大学受験というのは本番に向けて5教科7科目、6教科8科目勉強していくことになるので、受験や定期テストまでにやるべきことは多くて、頭の中で整理するのは難しいものです。

・やるべきことが多すぎてなにから手をつけたら良いのか分からない。

・他のことに集中しているうちに大事なことを忘れてしまっていた。

という経験はありませんか?

計画を立てることでいつまでに何をするべきなのか、やるべきことの優先順位も見えるようになるので、限られた時間に何からすれば良いのか迷わずに手をつけられるようになります。

そして、計画を立てていない時は多くのことをこなす中でだんだん目標から離れてしまったり、ペースが遅くなってしまうこともあります。

目標からずれてしまっても気がついて軌道修正ができるという意味でも、計画を立てることで合格まで最短距離の勉強をすることができるようになります。

目標達成ができる

計画というのは目標に近づくためのステップにもなります。

自分の今の実力と目標との差を把握した上で、その差をどのように埋めていくのかを考えていくことになります。

計画を立てていなかった時は漠然とした目標があっても、現実的ではなかったり、目指すところなくただ勉強をこなしてしまっているということもありました。

目の前にある課題を1つずつこなすだけでは節目となる日に合わせて完璧な状態を作ることはできません。

計画を立てることで現状から目標までの道のりが見えて、現実的なものになります。

自分を追い込める

「頑張って計画を立てても、計画通りにいかなかったらモチベーションが下がってしまう」と考えていましたが、それは自分に合った計画の立て方というのを知らなかっただけでした。

今自分ができる範囲より少し上の目標を決めて、その目標を達成するための計画を立てるようにすると、多少自分を追い込んで伸びているという充実感もあります。

計画なしで勉強していた時はだらけてしまったり、疲れや遊びの予定次第で勉強を後回しにしてしまうこともありましたが、計画があれば残っているものがわかりますし、終わったものからチェックをつけていくと達成感もあって、勉強するモチベーションにもつながります。

計画の立て方

期間を分ける

計画を立てるときには長期・中期・短期に分け、いつまでに何をするかを具体的に決めることが重要です。

この学年の終わりまで、受験までといったように遠すぎる期限の計画しかないと、現実的に感じなかったり、いつでもできると思って先延ばしになってしまうこともあります。

これが勉強をコツコツ進められない原因です。逆に今日やるべきことのように短期間の計画だけでは気づいたら試験日になっていて思ったより勉強が進んでいなくて目標に届かないということもあります。

そういったことがないようにするためにも、期間を区切った計画を立てる必要があります。

私がお勧めするのは長期・中期・短期の3段階に分けた計画です。

ここから受験当日までの長期的な計画、定期テストや模試までの中期的な計画、毎日の短期的な計画といったように期間に分けて計画を立てることで、目標を1つずつクリアして合格に近づくことができます。

今回は簡単にお話しすると、受験までの長期計画は各科目で受験までに使うテキストを決めて揃える、模試やテストまでの中期計画は出題範囲を見えるようにして点数や順位の目標にあわせて勉強する、毎日の短期計画は手をつけるテキストのチェックリストを作るというようにしていました。

それぞれ、次回以降詳しくお話しします。

見える化する

立てた計画は形に残しておくということも大切です。

頭の中で計画を立てるだけでは、忙しい生活の中で忘れてしまったり、その都度思い出さなくてはいけないので時間のロスがあります。

計画の期限までの間に確認しながら勉強を進めるためにも、書き出して見えるようにして置くと良いでしょう。

計画を立てるときにチェックリストのように書き出して終わった項目からチェックをつけるようにすれば、進捗が一目でわかりますし、計画と振り返りをノートなどにまとめておけば、努力の積み重ねが実感できて、自信もつきます。

私は毎日の短期計画に関してを付箋とノートを使い、計画と達成度がわかるようにまとめていました。高校2年生から計画を立てるようになって受験当日までにノート2冊分になっていたので、今でも記念にとってあります。中身は今後紹介します。

バランスを重視

計画を立てる目的の1つにはバランスを確認するということもあります。

テスト前になると自分の苦手な科目の勉強だけ後回しになって残っていたり、長期休暇の宿題で面倒臭いものだけ最終日まで残っていたという経験はありませんか?

計画を立てることなく、思いついたものから手をつけるような勉強をしていると、気がつかないうちに好きな科目や楽な勉強に偏ってしまうということもあります。

科目のバランスや問題形式のバランスを整えるというのは感覚的にこなすのは難しい部分でもあるので、計画を立てる際にしっかりバランスを考えて、あとはその通りにこなすようにすることで抜けがなくなりました。

立てた計画も後から見返すようにすれば、例えば今週は社会ができていないから今日は社会中心の勉強をしよう、マーク式の問題も久しぶりにやっておこうというように調整することができます。細かい計画を立てるときは分量よりバランスを重要視すると良いでしょう。

余裕を持つ

継続するためには余裕を持った計画を立てるということも大切です。

計画を立てるのが苦手な人というのは最初からキツすぎる予定を組みがちです。現実離れした計画だと毎日終わらなかったものが少しずつ積み重なり、途中から取り戻せないぐらいの量になって、計画の意味がなくなってしまいます。

計画通りに進まないと自信がなくなったり、モチベーションが下がってしまうこともありますよね。私もそれが原因で計画が苦手だと思い込んでいましたが、余裕を持った計画を立てるということを意識するようになったことがきっかけで、計画嫌いを克服しました。

余裕を持った計画にするために心がけていたのは

・予備日を設ける

・ページ数を決めない

という2つのことです。

課題が出されたり部活が忙しかったり、高校生の間は計画通りに進まない要素もたくさんあります。週に1日、計画通りに進まずに残ってしまった課題だけを片付けたり1週間のまとめをする日を作っておくことでかなり余裕ができます。

私はページ数や問題数まで細かい計画を立てず、手をつけるテキストや過去問だけを決めるようなアバウトな計画にしていました。

詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇‍♀️

この記事を書いた人
ゆあ

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。

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Posted by kyoikujo