共通テスト後1か月で差がつく|国公立二次試験に向けた記述英語対策法【長文・英作文・リスニング】
共通テストから二次試験までの期間は、実際には約1か月程度しかありません。特に近年は共通テストの日程がやや遅く設定される年もあり、二次試験までの時間が非常に短く感じられる受験生も多いはずです。
この短期間で結果を出すためには、「新しいことを次々に増やす」勉強ではなく、今持っている力を記述試験で確実に点数に変える力を身につけることが重要になります。
そこで今回は、国公立大学二次試験の中でも配点が高く、合否を左右しやすい英語の記述試験対策について、具体的なポイントを整理してお伝えします。
英語の記述試験では、主に
・長文読解
・英作文
・リスニング
の力が総合的に問われます。共通テストでは選択式中心だった人ほど、意識を切り替える必要がある分野です。ここからは、それぞれのパートについて詳しく見ていきましょう。
国公立二次試験の英語長文読解で意識したいポイント
英語長文読解そのものは、共通テストと大きく形式が変わるわけではありません。ただし、二次試験では自由記述形式の解答が中心となるため、「なんとなく理解したつもり」では得点につながりにくくなります。
まず重要なのは、速さと正確さのバランスです。文章量が多い大学ほど、時間内に読み切る速読力が求められます。その一方で、記述問題では内容理解の深さがそのまま得点に直結します。普段から時間を計りながら英文を読む練習をし、制限時間内でどこまで正確に読めるかを意識しておきましょう。
次に効果的なのが、設問文の先読みです。設問文に含まれるキーワードを先に確認してから本文を読むことで、「どの情報が必要なのか」を意識しながら読解が進められます。本文中では、そのキーワードに対応する部分に印をつけ、接続語や段落構成にも注目すると、文章全体の流れがつかみやすくなります。
また、二次試験レベルでは、意味のわからない英単語に出会うことも珍しくありません。しかし、単語が一つわからないだけで諦めてしまう必要はありません。文脈や前後の説明、語の形から意味を推測する力は、記述試験では重要な評価対象の一つです。
英単語がわからなくても対応するための考え方
英単語の推測力を高めるためには、接頭語・接尾語・語源への理解が役立ちます。
たとえば、否定を表す接頭語や、名詞・動詞を作る語尾の意味を知っているだけで、初見の単語でも大まかな意味をつかめることがあります。
この時期に新しい単語帳を一冊増やす必要はありませんが、手持ちの単語帳で語源や派生語を確認したり、接頭語・接尾語だけをまとめて復習してみるのは効果的です。単語を「点」ではなく「つながり」として覚える意識を持つことで、未知語への対応力が高まります。
国公立二次試験で差がつく英作文対策
英作文は、共通テストではほとんど出題されないため、対策が後回しになりがちな分野です。しかし、二次試験では配点が高い大学も多く、対策次第で大きく伸ばせる分野でもあります。
まず意識したいのは、幅広いテーマに対応できる柔軟性です。受験校の過去問はもちろん、似た形式の英作文を出題している他大学の過去問にも目を通してみましょう。時間が十分に取れない場合でも、テーマを見て「自分なら何を書くか」を頭の中で整理するだけでも立派な練習になります。
英作文を書く際は、構成を先に決めることが重要です。
一般的には、
序論(主張)→本論(理由・具体例)→結論
という流れを意識すると、採点者にも伝わりやすい文章になります。入試本番で迷わないためにも、自分なりの「型」を決めておきましょう。
文法やスペルのミスを減らすためには、無理に難しい表現を使わないことも大切です。多くの大学では減点方式が採用されているため、簡単な英文を正確に書くことが高得点への近道になります。
日本語の段階で複雑になりすぎている場合は、いったん英訳しやすい日本語に言い換えてから英文にする、という意識も有効です。
可能であれば、学校の先生や信頼できる第三者に添削をお願いしましょう。客観的な視点で見てもらうことで、自分では気づきにくい癖やミスを知ることができます。
二次試験英語のリスニング対策
リスニングは短期間で劇的に伸ばすことは難しい分野ですが、毎日の積み重ねが確実に力になる分野でもあります。
英語のニュースやポッドキャスト、動画などを活用し、毎日一定時間は英語を聞く習慣を維持しましょう。
聞き流しは、隙間時間を活用できる点でおすすめです。複数の国の英語に触れることで、さまざまなアクセントにも対応しやすくなります。また、試験中に重要な情報をメモする練習も欠かせません。すべてを書き取ろうとせず、要点だけを簡潔に記録する練習をしておきましょう。
共通テスト後1か月の英語学習戦略
この時期の学習で最も重要なのは、過去問演習とその振り返りです。
国公立大学の二次試験は大学ごとに特徴が大きく異なるため、過去問を通して出題傾向や求められる力を把握することが欠かせません。解きっぱなしにせず、解説を読み込むことで、自分に足りないポイントを明確にしましょう。
また、共通テスト対策を通じて固めてきた語彙や文法も、最後にもう一度見直しておくことをおすすめします。基礎の抜けは、記述試験では思った以上に失点につながります。
さらに、試験時間が長い大学では、時間配分と集中力の維持も重要になります。本番に近い環境で演習を行い、見直し時間を含めたタイムマネジメントを事前に練習しておきましょう。
まとめ
国公立大学の二次試験英語では、長文読解・英作文・リスニングといった複数の力が同時に求められます。限られた時間の中ではありますが、正しい対策を積み重ねれば、確実に得点力は伸ばせます。
これまでに身につけてきた力を信じ、記述試験で「書ける」「説明できる」英語を意識して、最後まで取り組んでいきましょう。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧ください🙇♀️

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー/JAPAN MENSA会員
地方公立中高一貫校から特色入試(AO入試)で京都大学薬学部に現役合格
中高時代は運動部の活動・個人研究・学業を両立
大学在学中は大手予備校の塾講師として勤務し、受験指導やメンタルサポートの経験を積む
卒業後は母校でアドバイザーとして高校生の指導、地元個人塾でカリキュラム作成、オンラインを中心とした受験コンサルティングも展開中









