国公立2次試験で高得点をとるためのポイント〜数学編

国公立大学の2次試験における数学で高得点を取るためには、基礎知識の徹底はもちろん、解答の作成にもコツがあります。今回はこの直前期からでも点数アップが目指せる解答のコツについてお話しします。解答は論理的に、そして明確に記述し、採点者が理解しやすいようにすることが大切です。

途中経過の記載

求めた解答が合っていれば満点が取れる訳ではありません。解答の途中経過も含めて記載することで、部分点を獲得するチャンスが増えます。

式だけでなく適度に日本語での説明も付け加えるようにしましょう。

記述が長くなると解答用紙の色々な部分にメモのように記述してしまう人もいますが、解答の順番がわかるようにすることも大切です。

自分で置いた文字の説明や場合わけ、条件などは採点者がわかるように記載しておきましょう。

記述をわかりやすくするためには式に番号を付けたり、図を描くのも効果的です。

何の公式や定理を用いたかを記載したり、場合分けなどの方針を立てるだけでも部分点がもらえるので、考えの過程だけでも書くことを心がけてください。

最後に、求めた答えが目立つようにアンダーラインなどを引いておくことも大切です。正しい答えが求められていてもどれが答えかわからないと得点につながらないこともあります。

時間配分の計画

各問題にかける時間をあらかじめ決め、実践することで、時間切れによる失点を防ぎます。2次試験は特に試験時間が長く設定されていることが多いですが、見直しの時間も考慮して時間配分の練習をすると良いでしょう。

簡単な問題は速く解く練習をして、難しい問題に多くの時間を割けるようにします。途中式の適度な省略も時間短縮につながります。

得点アップのために

基礎知識の最終確認

共通テストも終わり、基本的な問題は一通り解けるようになっているはずですが、最後にもう一度公式や基礎知識の最終確認をしておくと安心です。

特に共通テスト前は数Ⅲの演習時間が短くなっていた人も多いはず。数Ⅲの基礎知識は重点的に復習しておきましょう。

過去問の分析

国公立大学の2次試験の傾向を理解し、それに合わせた対策をします。

過去問以外にも問題傾向の近いさまざまなタイプの問題を解くことで、問題解決の幅を広げ、様々な問題に対応できるようにします。

解法の習得

様々な解法を学び、同じ問題に対して複数のアプローチができるようにします。自分の解き方で解けたら満足するのではなく、別解まで読み込んでおくと解法パターンを増やすことができます。

分からない問題も解説を読んでそのまま覚えることで綺麗な記述ができるようにするというのも1つです。

計算の正確性

計算ミスを避けるために、手順を丁寧に追い、細心の注意を払いましょう。計算の途中経過を記録する: 計算の途中経過も記録することで、間違いがあった場合に見直しやすくなります。

数学の記述試験では、問題を正確に理解し、論理的な思考で丁寧に答案を構築することが重要です。これらのコツを日々の学習に取り入れ、実践を重ねることで、高得点を目指しましょう。

詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇‍♀️

この記事を書いた人
ゆあ

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。

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Posted by kyoikujo