理系学生必見!京大薬学部卒おすすめ化学の参考書

今回は参考書紹介第3弾として化学の参考書を紹介します。

受験科目の中でも理科系科目は学校によって進度にばらつきがあります。

みなさんの高校はどうでしょうか?

私の高校では高校1年生で物理基礎と生物基礎を習い、物理か生物のどちらかを選択して、高校2年生から化学基礎の授業がスタートし、2年間で化学基礎と化学を習うので、かなり詰め込んだ授業でした。

理論化学、有機化学、無機化学、高分子の順番に授業が進んでいましたが、全部の単元の授業が終わるのは高校3年生の11月だったので、受験対策が間に合うのか不安で、有機化学と無機化学は独学で進めた部分もあります。

ということで今回は化学のおすすめ参考書を基礎的なテキストから順番に紹介し、最後には難関大学理系を目指す人に向けた参考書も紹介していきますが、基礎的な演習は難関大学以外を目指す方や文系で理科基礎しか使わない方にも共通するものです。みなさんが求めるレベルに合わせて置き換えてみてください。

レッツトライノート

1冊目に紹介するのは、レッツトライノートです。学校配布のテキストで、問題集というよりは基礎知識を書き込むノートのようなものでした。

授業中のノート代わりに使っている学校もあるようですが、私は毎朝ページ数を決めてオレンジのペンで単語を書き込み、赤シートで隠しながら繰り返し読んで、知識を完璧にしていました。

単元ごとに分かれていて1冊が薄いので持ち運びも楽ですし、授業が始まるのが遅かった無機化学はレッツトライノートを自分で進めて先取りするようにしていました。高校3年生が始まる頃から1日2、3ページずつ進めていましたが、すでに配られている人は早いうちから手をつけるべき参考書です。

セミナー

セミナー化学は授業が終わった単元から定期テスト対策のために解き進めていました。セミナーとセンサーはほぼ同レベルの問題集なので、学校で配られたものを使っていただければ良いでしょう。

定期テストまでの間に間違えた問題を繰り返し解いて全ての問題が完璧になるようにしていました。基礎から応用問題まで幅広いレベルの問題が載っていて、問題形式も網羅されているので、他の参考書に進む前に完璧にするのも大切です。

定期テスト前だけでなく、後で気がついた苦手な単元はセミナーに戻って演習するようにしていました。セミナーは高校2年生から授業の進度に合わせて解き進めるようにしていました。

有機化学演習

セミナーなど定期テストレベルの問題が解けるようになった後、有機化学の演習に使っていたのが駿台文庫の有機化学演習です。有機化学の構造決定は考えるべきことと必要な知識が全て分かるようになればパズル感覚で解けるようになると言われています。有機化学演習はアルコールやケトンなど構造ごとに分かれていて、それぞれの構造決定の問題を解く上で必要な要素が全て網羅されていて、この1冊を解き終わる頃にはどの問題集も模試もパズル感覚で解けるようになっていました。

間違える問題がなくなるまで繰り返し解くだけでなく、模試の前に各構造1問ずつ解いて知識確認をするためにも使っていました。


重要問題集

化学の重要問題集は有機化学演習と同じレベルの問題集で、理論化学と無機化学はこの1冊で力をつけました。問題数も多く、幅広いレベルと形式の問題が集められているので、重要問題集まで解けるようになれば、そのあとは過去問を進めても構いません。2周目以降は1周目で解けなかった問題だけを解いて、2周目でできなかった問題だけを3周目で解いて…というように繰り返していたのですが、レベルの高い問題はなかなか自力で解き切れず、4.5回解き直したことを覚えています。有機化学演習と重要問題集は高校3年生の初めから手をつけていたのですが、本格的に演習していたのは高校3年生の夏休みです。時間の余裕がない人には有機化学演習と重要問題集の2冊を徹底的に進めてほしいです。

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化学の新演習

化学の新演習は重要問題集レベルまで完璧になり、過去問にうつる前に余裕がある人におすすめの1冊です。

レベルも高く問題数も多いので、私も全部解ききることはできませんでした。星の数を決めて解き進めたり、単元バランス良く解きながら難易度の高い問題の演習をしていました。似たような名前の参考書で化学の新研究というものもありますが、これは化学の全単元について詳しく書いてある解説書です。化学が大好きで、高校よりレベルの高い知識に触れたい人の中には新研究と新演習をメインに使っている人もいました。

私が化学の新演習を使っていたのは、有機化学演習と重要問題集が完璧になった高校3年生の夏休み明けからで、赤本と同時期に進めていました。

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鎌田シリーズ

鎌田シリーズの参考書は問題集ではなく、化学の基礎知識が分かりやすくまとまっている参考書なので、解説本として読み進めていました。

理論化学・無機化学・有機化学の3冊に分かれているのですが、特に理論化学がお気に入りで、理論化学は全部丁寧に読みました。

各冊子の最後には別冊のまとめがついていて赤シートで隠しながら確認ができるので、模試の前にはこの別冊まとめを使って復習するようにしていました。有機化学と無機化学は別冊まとめのために買ったようなものですが、しっかり読めば化学が苦手な人でも理解できるぐらい分かりやすい解説になっています。鎌田の理論化学は高校2年生の夏頃から模試の前に使い始めました。


チェック&演習

共通テスト対策には学校で配られたチェック&演習を使っていました。みなさんの学校でも配られているものがあればそれを使って演習してください。テスト形式ではありませんが、必要な知識が網羅されているので、この問題集を使うと共通テストも2次試験も知識で迷うことなく解けるようになります。

共通テスト前は無理にマーク対策と記述対策を並行して進めるより、一度立ち止まって共通テストに使う知識を完璧にすると、知識が固まり、赤本もスラスラ解けるようになります。チェック&演習は高校3年生の12月あたり、共通テスト直前に使っていました。

詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇‍♀️

この記事を書いた人
ゆあ

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。

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Posted by kyoikujo