独学で大丈夫?大学受験に向けた塾の必要性
この4月から塾に通い始めた人。部活を引退したら塾に通い始めるか迷っている人。いるのではないでしょうか?
そもそも、大学受験に合格するために塾に行く必要があるのかという話によくなります。確かに独学で東大・京大に合格してしまうような人もいます。私は受験期塾に通っていて、良い部分も悪い部分もあるように感じたので、今回は塾のメリット・デメリット、塾に通うべき人の特徴についてお話ししていきます。
塾に通うメリット
受験情報の量が別格
受験というのは毎年変わっていくもので、周りの受験生の数字との比較も大事なものです。受験情報に関しては学校よりも塾の方が分析したデータを持っていますし、その塾で見ている受験生の人数も多いので、すごく参考になります。そのデータを使って志望校を決めたり、面接対策をしてもらうこともできるので、この情報をもらうために説明会だけでも参加することをおすすめします。
周りの受験生を知る
高校生の間というのはどうしても同じ高校の同級生と比べてしまいがちです。自分より成績が上の友達が〇〇大学を目指しているからここを目指すということもありますし、周りが勉強していないから自分もこの程度で大丈夫。と思ってしまうこともあります。ですが、大学受験のライバルは高校の同級生ではなく、全国の受験生です。周りの高校がどんなペースで授業をしてどれぐらい勉強をしているか知るためにも、塾で他の高校の友達と話をするのは貴重な機会でした。
先生に聞きやすい
各科目の先生だけでなく、大学生で勉強を教えてくれるチューターや進路アドバイザーも常にいる環境なので、わからないことがあればすぐに教えてもらうことができます。志望校の相談や模試の成績を使った分析も学校では時間をかけてしてくれるものではないので、塾に行って良かったと思う部分です。
自習室
自習室のためだけに塾に通うという人もいるぐらい、塾の自習室は快適です。一人一人仕切られている個別ブース型の自習室を使って静かな環境で勉強することができたり、周りが見える試験会場のような教室で勉強をすることもできます。学校にいるとどうしても部活の音が聞こえたり、受験生以外が遊んでいるということもあるので、受験勉強をする人だけが集まる場所で勉強することで気持ちも切り替えやすくなります。
塾に通うデメリット
お金がかかる
まず、最大のデメリットはお金がかかるという部分です。集団なのか個別なのかにもよりますが、毎月10万円程度はかかってきてしまいます。各家庭、塾にかけられる金額には差があるので、授業形式を変えたり、講習だけでも受講すると塾の良い部分を受けることができます。
行って満足する
塾に通っているから受験に合格できると勘違いしてしまう人もいます。授業を受けるだけでは学校も塾も変わらないので、塾に通っているメリットというものがなくなります。塾で習ったことを自分の勉強にどう活かすのかという部分が1番重要です。
塾に時間を取られすぎる
塾に通い始めると、いろいろな科目の授業を受けていないと不安で、空き時間に授業を詰め込んでしまう人もいます。そうなってしまうと聞くばかりの勉強で実際に手を動かして演習する時間が取れないので、点数につながらないということになります。聞く勉強は学校の授業で十分できているので、学校と塾を使い分けて、塾では点数をとるコツを習うという感覚で授業を受けることが大切です。
塾に通うべき人
ここまで、塾の良いところと悪いところをお話ししましたが、全体を通して私は塾に通うことには賛成派です。ですが、皆さんの中でも学習環境がしっかり整っていて、視野も広い自信があるという人には塾は必要ありません。勉強に集中する環境が欲しいという人や、進路や勉強に関して誰かに教えてもらったり意見を貰いたい人、時間の使い方が上手な人は塾に通うべき人です。塾に通う上でも、学校の授業や自分の勉強とのバランスは考えていく必要があります。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇♀️
受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。