高校3年生5月の過ごし方

本格的な受験生活が始まって1ヶ月が経ちましたね。

高校3年生の5月というと定期テストや部活の引退など様々なイベントが控えている人もいるのではないでしょうか。

去年まではテスト前にはテスト勉強に集中していた人も多いかもしれませんが、高校3年生になると定期テスト以外にも受けるべき試験や考えるべきことが増えてきますので、勉強の仕方も変える必要があります。

ということで今回は高校3年生の定期テストに向けて注意するべきことについてお話ししていきます。

定期テストと受験勉強の両立

高校2年生までは定期テストに向けた勉強が中心で、両立というと部活と勉強の両立を意識していたかもしれません。

受験合格に向けた勉強を進めるべき今年からは定期テスト対策に時間をかけすぎず、受験勉強と定期テスト対策との両立をすることも大切です。

定期テストは科目数も、覚えることも多いので、対策に時間をかけようと思えばいくらでもかけることができてしまいます。ですが、高校3年生というのは入試本番に向けた受験勉強や入試を受験するための準備にも時間がかかるので、定期テスト対策と入試準備を両立するためには定期テストに向けた勉強時間はあえて削っていく必要があります。

定期テスト対策の時間を確保する習慣がついている人が増えてきている時期なので、定期テスト2週間前からはテストに向けた勉強をがっつり始めているという人も多いかもしれません。

受験本番まで残りの定期テストは4.5回、定期テスト前は定期テストの勉強だけに集中してしまうと受験まで残り8ヶ月の中で2ヶ月半ぐらいは定期テスト対策をしていることになってしまいます。同じ勉強だから大丈夫と安心するのではなく、これからは勉強時間のバランスも大切になってくるのです。

受験勉強を進める中での力試しとして定期テストを活用するというのが1番ですが、そこまでの余裕がない人も多いでしょう。

テスト対策と受験に向けた対策で全く違う単元の勉強をすると頭が混乱してしまうという人は、定期テスト範囲の単元を完璧に固め、同時に同じ単元の受験レベルの問題も解き進めるという方法がおすすめです。

高校3年生は定期テストの比重を下げていく時期です。今まで定期テストの日程に合わせて他の予定を組んでいた人も、定期テストは授業の確認テストぐらいの感覚で受験できるようにしましょう。

計画を立てる際にも受験対策を中心に立てて、空いた時間にバランスよく定期テスト対策の勉強も組み込むことが大切。

今までは定期テスト前だからという理由で模試の受験を避けていたかもしれませんが、高校3年生になると大事な模試も増えてくるので、今年は定期テストの日程を気にせずに積極的に受験すると良いでしょう。

出願を意識した準備

高校3年生の春からは受験勉強と同時に出願に向けた準備もしていく必要があります。特に総合型選抜や学校推薦での受験を考えている人は出願基準に評定平均や外部試験の点数の基準が含まれていることがあります。

受験するかもしれない大学の学部がどのような基準を設けているのか把握することが大切です。

評定平均は各科目の5段階評価の平均で決まりますが、出願基準として4.0以上や4.3以上、京大医学部の特色入試などでは4.7以上と設定されているところもあります。大学によって基準も違うので、受験をする大学の出願基準はいくつなのか、いつまでのテスト成績が基準に含まれているのかを確認してみましょう。

高校1年生から高校3年生までの定期テストの点数を基準に評定を決める学校も多いので、ここから挽回するのは実際かなり大変です。現時点での評定平均とどの科目が足を引っ張ってしまっているのかを把握して、科目によって頑張り度合いを変えることも大切です。

評定平均以外に出願基準に英検やTOEFLの点数が含まれている人もいます。受験勉強が本格的になると対策時間が取れなくなることも考えると、外部試験の点数は遅くとも高校3年生の夏までにはそろえておきたいものです。今までは定期テストの予定を優先して、定期テスト前後には被らないように日程調整していたかもしれませんが、ここからは早く受ける事が最優先です。私も最後に受けた外部試験はIELTsで、9月の初めだったのですごく焦ったことを覚えています。

連休の過ごし方

5月の初めにはゴールデンウィークがありますが、どのように過ごすか計画を立てていますか?

学校が休みの日は自分のペースで勉強を進める絶好のチャンスです。

今回の連休は夏休みの事前練習にもなるので、しっかりと計画を立て長時間の勉強に挑戦してみてください。

計画の練り直し

4月に受験までの年間計画を立てた皆さんは1ヶ月間勉強を進めてみていかがでしたか?

初めから計画通り完璧に勉強を進められるわけではないので、計画と結果を比較しながら再度計画を練り直しましょう。

部活引退後の準備

高校3年生の高校総体まで部活を続けている人は最後の大会も迫ってきているはずです。

まずは、集大成となる大会に全力で取り組んでください。

そして部活を引退するタイミングが1番の切り替えのチャンスです。

私も5月末に6年間続けた部活を引退し、次の日から勉強中心の生活に切り替えたことで、遅れを取り戻し志望校に合格することができました。

詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇‍♀️

この記事を書いた人
ゆあ

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。

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Posted by kyoikujo