共通テスト後の私立入試戦略!第一志望校合格への効果的な準備
出願校の決定と出願準備は完璧でしょうか?
共通テストから今日まで、限られた時間の中で共通テストの自己採点結果から出願校を最終決定するのは大変だったかもしれません。
私も受験生のみなさんの出願校決定をサポートさせていただきました。
まだ決めきれずに迷っているという方がいれば、今日明日でも相談対応させていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
共通テストと国公立出願が終わると、2次試験までの間には様々な私立入試が控えています。
滑り止めとしての私立大学入試は、第一志望校合格に向けた練習の一環として考える人が多いかもしれません。ですが、その中でも確実に合格を目指す姿勢、試験に向けた対策時間の適切な使い方、結果を見て一喜一憂しないことは、受験する上で重要です。
ということで今回は私がどこの大学をどのように受験したのかを含めて、共通テストから2次試験までの期間に、私立大学を受験する際の重要なポイントについてお話ししていきます。
入試日程の把握
まず、私立大学・国公立大学を含め、出願校が固まってきた今だからこそ、各大学の入試日程と移動日、予備校の講習日程を把握することが大切です。
手帳やカレンダーに日程を書き込み、各大学の入試対策にはどれくらい時間をかけられるのか、講習は何日間受けられるのかをイメージすると良いでしょう。
私は受験生時代、自治医科大学と東北医科薬科大学、慶応大学の医学部に出願して、京大特色入試の合格発表までに自治医科大学の1次試験と2次試験、東北医科薬科大学の1次試験を受験しました。
駿台の京大数学と自治医科大学の2次試験が被っており、ほとんど授業を受けられずにプリントだけもらったことを覚えています。
自治医科大学は難しい共通テストのようなマーク式の試験だったこともあり、大学によって問題形式が全く異なるため、並行して対策するのが難しかったです。
ここからはいよいよ私立大学入試対策をする際のポイントについてお話ししていきます。
第一志望校対策を最優先に
この受験期のメインは第一志望校への合格です。国公立前期試験に合格するためには、共通テストの点数と2次試験の点数が必要です。
ということは共通テストが終わった今は国公立2次試験に向けた対策が最優先ということになります。
私立大学を受験するにあたり、各入試の直前はその入試対策に時間をかけたくなる気持ちは分かります。
ですが、併願校の対策に時間をかけすぎるあまり、最後の併願校入試が終わってからやっと第一志望校の入試対策に手をつけるというのでは対策が間に合いません。
第一志望校の対策を中心に計画を立て、空いた時間に併願校対策を組み込むことが大切です。
入試経験を今後に生かす
実際に私立大学の入試を受けることで、模試では経験できない本番の緊張感や実力発揮の瞬間を経験できます。
緊張感の中で自分の実力を試し、1つの試験に向けて準備する練習ができるのです。
自分が緊張しても集中できる方法や、試験前や休憩時間にコンディションを整える方法を見つけるためにも、私立入試での経験を第一志望校入試にいかせると良いでしょう。
私立大学受験は練習ではなく真剣勝負
ただし、第一志望校ではなく、練習としての入試だから手を抜いても良いと言っているわけではありません。
第一志望校に合格できなかった場合、進学の選択肢になる可能性がある大学でもあります。
その大学を「どうせ行かないから」と軽視するのではなく、対策には時間をかけなかったとしても、少なくとも入試当日は全ての受験大学に本気で向き合い、集中して受験することが大切です。
私立大学は確実に進学する人以外も受験しており、難易度が高い場合もあります。
先程お話ししたように、2次試験は練習の場ではなく、今後に生かせる経験と考え、全ての受験大学に対して真剣に臨みましょう。
記述中心の対策
国公立前期試験対策と両立するためには、私立入試対策の中でも記述問題を中心に解き進めるということも大切です。
共通テスト前には2次試験対策が多少疎かになってしまっていたという人もいるのではないでしょうか?今からそれを取り戻す必要があります。
共通テスト前に2次試験対策をしっかり進めていたとしても、1ヶ月以上のブランクがあると記述力や文章の読解力が確実に衰えます。
そのため、私立入試に記述問題がある人は入試対策の中でも特にそちらを重視しましょう。
特に数学は誘導が多いマーク形式の共通テストと短い課題文から考える記述形式の2次試験では頭の使い方が違うため、共通テスト後、記述の感覚を取り戻すまでに時間がかかる人も多かったです。
数学の2次試験対策の期間が空いてしまっている受験生の皆さんは、今すぐにでも数学の記述練習をしましょう。
結果に一喜一憂しない心の準備
私立大学の入試は1次試験と2次試験の段階がある場合は結果が出るのも早く、国公立前期試験までにいくつもの合格発表を見ることになります。
私立大学は国公立大学以上の倍率が高いこともあったり、滑り止めとして受けている学生も多いため、安易に合格するだろうと思っていた大学でも、不合格や補欠合格になることも考えられます。
第一志望校でなかった場合でも、合格できなかったというだけで気を落としてしまうかもしれません。
補欠合格だったとしても、合格者の中には入学を辞退する人も多く、最終的には合格の連絡がくる可能性が高いので、まずは安心してください。
不合格の結果に落ち込んでしまい、勉強に身が入らない状態になると、時間を無駄にしてしまい、負のループに陥りかねません。
第一志望校の受験に向けて得た経験として捉え、早めに次の入試対策に切り替えることが重要です。
合格通知が来た場合も、安心して手を抜いてしまうことは避けましょう。どちらの結果であっても、すぐに切りかえて次の対策を始めることが大切です。
追い込みの時期にいる学生さんや保護者の方々にとっては、少し厳しいお話かもしれませんが、できるだけ多くの大学に合格して、自信をつけた状態で国公立2次試験に臨めるよう、一緒に頑張りましょう。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇♀️

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。