大学入試直前期に大切な受験日程の調整
前回までの記事で第一志望校だけでなく後期入試や私立入試で受験する大学の決め方についてもお話ししました。
受験校を決める際に、第一志望校を中心に他大学の受験日程を組んだり、県外の大学を受験する場合は受験日前後の予定も組んでおく必要があります。
今回の記事では受験前後の予定を含めた受験日程の調整についてお話しします。
決めるべきこと
同じ日にいくつもの大学が入試を実施しています。私立の入試は特に同じ学部でも何日間か試験を実施しているところもあるので候補の大学全てを受験できるように日程調整することが必要になります。
入試本番の日程調整だけでなく、県外の大学を受験する場合はホテルや交通機関の予約も前もってしなくてはいけません。多くの大学が同じ時期に入試を設定しているので受験生でホテルが混むのはもちろん、日程によってはライブや大きな会議とかぶってホテルが埋まっているということもあります。直前に予約をすることで、大学から離れたホテルになってしまったということがないように早めに予約をしておくようにしましょう。
日程調整のポイント
第一志望がメイン
進学したい大学はなるべく全て受けた方が良いので、日程が多少近くても出願しておくのが良いと思います。しかし、第一志望の前期入試がメインであることは忘れてはいけません。受かっても進学する気はないけど不安だから受けておこうというのは、他の入試に悪影響を与えてしまうこともあります。前期入試の直前に私立入試を詰め込みすぎると共通テスト後に前期入試の過去問をほとんど解く時間がないまま本番を迎えてしまうということもあり得ます。共通テストから前期試験までの1ヶ月ちょっとというのは短い期間に感じるかもしれませんが受験の合否にとってはすごく重要な期間なのです。数をこなして合格校を増やすというよりは滑り止めの大学も数を絞って確実に合格を目指すようにしましょう。
練習台に使う
第一志望校の入試の練習に滑り止め校の入試を使うというのも大切なポイントです。前回の記事でもお話ししましたが、本番入試の緊張感や前日の過ごし方は模試で練習しようと思っても難しく、他の大学の入試で練習するのが1番です。第一志望校の入試を受験するときと同じ気持ちで他の大学の入試に挑むことで、1番大事な試験で本領を発揮する準備ができます。
予備校の講習も考慮する
この直前期は各予備校の大学別対策の講習も多く開講されています。地方の予備校では大学別の講習の日程が限られていて、入試や前日の移動日とかぶってしまうこともあります。入試だけでなくこのような講習や授業も第一志望合格のための大切なものなので、滑り止め校の入試と天秤にかけながら決めていきましょう。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇♀️
受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。