京大薬学部卒おすすめ!生物の参考書

私自身は理系でしたが、物理・化学選択だったため、高校1年生で学んだ「生物基礎」までしか本格的には触れていません。そのため、今回は医学部・農学部志望の生徒や、現役合格した大学生たちが実際に使っていた中で特に評価の高かったものを中心にご紹介します。

生物は物理や化学に比べて選択者が少ない傾向にありますが、暗記量が多い一方で記述力や思考力も問われる奥深い科目です。勉強法を工夫すれば着実に得点源にできるので、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

それでは生物の参考書を基礎的なものから順番に紹介していきます。

生物の基礎を固める参考書

まずは「図」で理解を深めよう ― 生物図録

最初におすすめしたいのは、ビジュアルから学ぶ「生物図録」です。

教科書や参考書だけではイメージしづらい生命現象の仕組みや実験の手順なども、豊富な図や写真があれば視覚的に理解しやすくなります。

生物図録は、授業で聞いた内容を「見て覚える」ことに最適です。

授業の復習や模試前の確認、共通テスト直前の総復習にもこういった図録や資料集が1冊あると良いでしょう。

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隙間時間に活躍 ― 一問一答形式の参考書

生物は暗記事項が多い科目です。用語、反応経路、構造の名称など、細かい知識をしっかりと覚えることが求められます。

そんな時に便利なのが「生物一問一答」系の参考書です。英単語や古文単語と同じように、隙間時間を使って少しずつ反復するのがポイントです。

通学中、食事の合間、寝る前などに目を通しておくだけでも、かなりの差がつきます。「なんとなく知っている」を「確実に覚えている」に変えるためのツールとして活用しましょう。

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また、生物必修整理ノートは穴埋め形式の部分と確認問題、定期テスト対策問題に分かれています。

一問一答に比べて、周りの文章も読みながら知識を定着させることができるため、好みに合わせて選んでみてください。

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生物定期テスト対策の参考書

セミナー生物

学校の授業が一通り終わって、定期テストに向けて力をつけるためには「セミナー生物」がおすすめです。

問題の難易度が基本〜標準レベルに設定されており、教科書の内容を正確に理解できているかを確認するのに最適です。

演習を重ねていくことで、自然と知識が定着していきます。

間違えた問題は放置せずに、解説を読み、間違えた問題や曖昧な問題だけに集中して繰り返し解き直すことで、抜けをなくすことができます。

他にもセンサー生物やリードα生物など、学校で同レベルの問題集が配布されている場合は、そちらを活用して基礎知識を完璧にしていくとよいでしょう。

基礎問題精講・標準問題精講

「セミナー生物」などで基礎がある程度固まったら、次に「基礎問題精講」に取り組んでみましょう。

この参考書は、基本知識の活用方法や入試頻出の出題形式に慣れることを目的としています。

かなりコンパクトにまとまっているため、定期テストレベルの問題集が終わったあとの知識確認に活用すると良いでしょう。

さらにレベルアップしたい人は「標準問題精講」もおすすめです。ただし、全ての問題集に取り組もうと思うと学習負担も大きいため、時間や理解度に応じて取捨選択をしてください。

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応用力強化

重要問題集

共通テスト後〜高校3年の夏休みは「重要問題集」を中心に勉強するのが王道です。

私も化学・数学ではこの問題集を使っていましたが、生物でも非常に人気が高い一冊です。問題数が多く、様々なパターンの入試問題が詰め込まれているため、これを繰り返せば実戦力がしっかり身につきます。

重要問題集を完璧に仕上げることで、あとは赤本や過去問にスムーズに移行できます。

間違えた問題を繰り返す・書き込みを工夫することで、より効果的に使いましょう。

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大森シリーズ

記述問題や思考力を問う問題でつまずきやすい人におすすめなのが、「大学受験Doシリーズ(大森徹先生)」です。

・遺伝問題の解法
・計算・グラフ問題の解法
・記述・論述問題の解法
・実験・考察問題の解法
・入試生物の講義

など、分野別の構成になっています。

学校の授業だけでは理解が追いつかない単元は特に、この大森先生のシリーズをじっくり読んで理解すると良いでしょう。

授業の予習や復習として読み進めたり、模試の前の知識確認として使うのがおすすめです。



他にも大森先生の参考書として、大森徹の最強講義126講や最強問題集159問は難関大受験生におすすめの2冊です。



生物の共通テスト対策

共通テストに向けて知識をしっかり整理したい人には、「チェック&演習」や「河合塾の共通テスト総合問題集」がおすすめです。

知識を網羅的に確認でき、本番形式の演習もできるため、共通テスト特有の出題パターンに慣れるのに適しています。

高校3年生の11月頃から少しずつ進めるのが理想です。記述力を求められる2次試験対策とは別に、知識確認という意味で共通テスト対策に集中する時期を作るのも良いでしょう。

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最後に:生物は「理解×記憶×応用」のバランスが鍵!

生物は「覚えることが多い」というイメージを持つ人が多いですが、それだけではありません。

・生命現象を深く理解する

・自分の言葉で説明できるようにする

・問題を解きながら知識を定着させる

この3つを意識して勉強することで、得点力は確実に伸びます。

インプットとアウトプットの両輪を回すためにも、今回紹介したように「一問一答」「図録」「精講」「問題集」など異なる形式の参考書を組み合わせて学習を進めることによって、理解をしながら暗記をすることにも繋がります。

勉強にも時間のかかる科目ではありますが、受験まで一緒に頑張っていきましょう。

詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧ください🙇‍♀️

この記事を書いた人
ゆあ

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試(AO入試)で京都大学薬学部に現役合格
中高時代は運動部の活動・個人研究・学業を両立
大学在学中は大手予備校の塾講師として勤務し、受験指導やメンタルサポートの経験を積む
卒業後は母校でアドバイザーとして高校生の指導、地元個人塾でカリキュラム作成、オンラインを中心とした受験コンサルティングも展開中

受験戦略編

Posted by kyoikujo