共通テスト直前!見ておくべき参考書
共通テストまで残り3週間となりました。この時期は過去問演習を中心に学習を進めている人が多いと思いますが、順調に進められていますか?残り時間が少なくなると、「まだやるべきことがたくさんある」と焦ってしまうこともありますよね。しかし、焦る気持ちは逆効果になることも。
この時期からは過去問演習を通して見つけた苦手をその都度克服することはもちろん、全ての知識に目を通すということも大切です。
ということで今回は、焦らず着実に知識を整理・確認するために活用できる「共通テスト直前に見ておきたい参考書」を紹介します。
次回以降は、共通テスト前日・当日の過ごし方についてもお話ししていきます。
社会科目の参考書
地理
地理を選択している人におすすめなのは、 『地理Bの点数が面白いほどとれる本』 です。この参考書は、地理の基本的な知識を体系的に整理でき、特に隙間時間の学習にぴったり。
この参考書と合わせて、統計資料を確認することで、直感的に解ける問題が増えるので、主要なデータを目で見て覚えておくのも良いでしょう。
世界史・日本史
歴史系科目では、学校で配られた教科書や模試の解説をしっかり読み込むことが重要です。
さらに、 『世界史図説タペストリー』 や 『詳説日本史図録』 を活用し、全体像を写真や図でイメージすると記憶に定着しやすくなります。
一問一答形式の問題集も効果的で、知識を短時間で確認できます。
国語の参考書
どうしても時間がない人は漢文の強化が1番点数に直結します。
共通テストの古典は理系のみなさんも満点を目指せる分野なので、この時期から完璧を目指した勉強を進めていくと良いでしょう。
古典
点数が上がりやすい漢文対策におすすめの参考書は、『新明説漢文』です 。
この中でも反語や再読文字、置き字など、頻出の知識を再確認するだけで、問題の解きやすさが変わります。
また、古文対策では、 『マドンナ古文単語230』 や 『マドンナ古文常識』 を使い、単語や背景知識を確実に身につけましょう。
現代文
現代文は選択肢の違いを見極める力が必要です。
日常的に使うものだからといって、理解していると思わず、 『現代文単語』 を使い、曖昧な単語の意味を確認することにより、選択肢の違いを見分けられるようになります。
本試験過去問に取り組み終えた人は、追試験の過去問にも挑戦しておくと、より実践的な練習ができます。
英語の参考書
英文法と単語
こちらも時間が無い人におすすめなのは、英文法対策。
文法力の強化は長文読解や英作文にも役立ちます。
私は夏休みから毎日欠かさず『ヴィンテージ』 を使用していました。
みなさんも、今取り組んでいる単語帳と文法問題集に関しては、毎日少しずつでも触れ続けるのが良いでしょう。
また、 『システム英単語プレミアム(語源編)』 を活用すると、知らない単語の意味を推測する力がつき、読解スピードを上げることができます。
リスニング
リスニング対策では、 『英語リスニングのお医者さん』 を活用するほか、TEDなどの英語プレゼンを聞き流して耳を慣らすことが効果的です。
理科の参考書
理科では、 数研出版の『チェック&演習』など、知識が問われる共通テスト対策問題集を使い、知識の抜け漏れを確認しましょう。
その後は共通テストの過去問で実践的な演習をしながら、抜けていた知識をその都度覚えていくという繰り返しが良いでしょう。
物理では、 『らくらくマスター物理』など基礎的な問題集を使い基本に立ち返り、公式と問題の解き方を確認。
化学は資料集を眺めることで文字と写真で知識を定着させることができます。
私はセンター試験前日から資料集を見始めましたが、もっと早くから見ていれば良かったと思いました。
理科はどの科目も講義系の参考書で知識を再確認するのも良いでしょう。
私はDoシリーズの参考書がお気に入りで、特に化学の鎌田シリーズは愛読していました。
数学の参考書
数学はスピードと正確性が求められます。
数学は共通テストの本試験と追試験の過去問を解きながらスピード感に慣れ、早く正確に解く力を身につけることが最優先です。
また、試験直前には公式を最終確認しておくこともおすすめ。
私は学校で配られていた『フォーカスゴールド』 の公式集を使っていました。
そういったものを持っていない方も、公式のまとめを自分で作っておくと、試験直前の最終確認に役立ちます。
共通テストのようなマーク式と二次試験の記述式では、頭の使い方が違います。
共通テストが近づく中で、マーク式の問題を多く解きたくなる気持ちは分かりますが、数学に冠しては特に、マークと記述対策の両立が大切です。
情報の参考書
情報では、過去問がないため不安に感じる人も多いかもしれません。学校で配られている問題集や模試の問題を振り返り、本番に向けては、『共通テスト総合問題集情報1(河合塾出版)』 を使い、本番同様の時間で演習しておくと安心です。
他にも駿台の青パックや河合塾のKパックのように、予備校が作成している予想問題集もあります。
直前期には、このような問題週を活用して、本番同様の時間での演習をすることも大切です。
最後に共通テスト直前期に新しい参考書を増やすのは避け、すでに使い慣れたものを中心に復習を進めましょう。この時期に焦らず、一つ一つ知識を確認していくことが、試験本番での成功につながります。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇♀️