大学選びのステップ1「文理選択」
みなさんは自分の得意なことや好きなこと、逆に不得意なことや嫌いなことが分かっていますか?
自分のやりたいことや好きなことがはっきりと分かっているかどうかが大学や仕事など人生の選択のスムーズさにも繋がってきます。
今回は大学選びの最初の段階である文系理系の選択についてお話ししていきたいと思います。
文理・科目選択は高校1年生の秋に調査される学校が多いので科目や将来についてまだイメージできていない段階で、難しく感じる人も多いように感じます。
大学選びに関してはそれぞれの選択が仕事に繋がる大事なものになるので慎重に進めていきましょう。
文系理系の違い
文系理系でクラスや授業も分かれてきます。
大まかに分類すると文系は国語や社会を中心に学び、理系は数学・理科を中心に学ぶと思ってもらえれば良いでしょう。私は高1まで数学と理科が好きで、将来の仕事も医療関係に就きたいと思っていたので迷わず理系を選択しました。
学部選択の記事でも詳しくお話しますが、受験できる学部も全く変わってきます。
文理選択のポイント
文理の選択をする際は将来の夢や目標から逆算するか自分の得意科目や学びたい分野から考える2つの方法があります。
将来やりたいことがはっきり決まっていて、そのために就くべき仕事、大学で学ぶべきことを逆算して計画できるのがベストではありますが高1の段階でそれができる人は多くありません。学びながらやりたいことをしぼっていくのも1つのやり方なので、もっと勉強したいと思える科目を基準に文理選択をするようにしましょう。
⚠︎注意点
経済学部や教育学部など文理どちらからでも受けられる学部もあります。募集枠や倍率が文理で異なるところも多いので、出願先が決まっていればその部分まで調べるようにしましょう。
あまりない方が良いことではあるのですが、やりたいことが途中で変わった時、理系から文系へは変更可能です。文系と理系の授業で大きく異なるのは数Ⅲと理科であり、理系の方が授業スピードも早いので理系から文系への変更は難しくなってしまいます。高校生の間や受験・就職のタイミングで文系に変えた人は何人か見られました。
文理選択と将来
大学選びの最初のステップである文系理系と科目の選択をすることで、自分自身と得意不得意や好き嫌いをもう一度見つめ直すきっかけになり、自分を客観的に見る力がつきます。この力は就職活動をする際にどの分野や業種の企業にエントリーするかという選択や、エントリーシートを書いたり面接を受ける際の自己分析にも繋がってきます。
次の記事では文理選択と同時に調査されることが多い科目選択についてお話ししていきます。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試(AO入試)で京都大学薬学部に現役合格
中高時代は運動部の活動・個人研究・学業を両立
大学在学中は大手予備校の塾講師として勤務し、受験指導やメンタルサポートの経験を積む
卒業後は母校でアドバイザーとして高校生の指導、地元個人塾でカリキュラム作成、オンラインを中心とした受験コンサルティングも展開中