国公立大学2次試験前日の過ごし方と持ち物とスケジュール完全ガイド
国公立大学2次試験前日の過ごし方と持ち物とスケジュール完全ガイド
国公立大学の2次試験まであと1週間をきりましたね。
共通テストと私立大学入試が終わり、残る試験は国公立大学前期試験のみ、という方も増えてきているはずです。
多くの受験生が最後の追い込みをしている時期ではないかと思いますが、試験前日は勉強に力を入れるよりも、心身ともに万全の状態で本番に臨めるように調整することが最優先です。
また、試験当日に忘れ物やトラブルがあると、焦りや不安につながります。そこで、今回は直前の勉強についてお話しした後、試験当日の持ち物準備とスケジュール作成、そして前日夜の過ごし方を中心に、2次試験前日の過ごし方について詳しく解説していきます。
前回は県外の大学を受験する方に向けて、現地への移動と前泊のポイントについてもお話ししましたので、そちらの記事も併せてご覧ください。
軽い復習
まず、入試前日の勉強に関してですが、重要なポイントや公式を確認し、自信を持って臨むための軽い復習にとどめます。
前日の知識確認は最後までやりきったという気休めと精神安定のためという人も多いですが、試験前日は気休めもかなり大事です。
暗記事項の多い科目の全体的な知識確認のために資料集やノートをさらっと読んだり、入試を重ねる中で見つけた苦手部分の知識確認をすると自信を持って試験に挑むことができます。
何か特別なことをするよりも、今までやってきたことを最後にもう一度確認して、ここまでやったから大丈夫という安心感を持って試験当日を迎えることで、全ての力を出し切ることができます。
直前に詰め込みすぎると、かえって焦りや不安が増してしまうこともあるので、「今までやってきたことを確認する」程度にとどめ、どうしても不安であれば、簡単な暗記や一問一答形式の復習にすると良いでしょう。 県外受験生のために自習室を開放している予備校や自習スペースが用意されているホテルなどもあるので、事前に確認してみてください。
持ち物の準備
試験当日に焦らないために、試験前日に持ち物をチェックしましょう。
前泊がある方は、試験当日の持ち物に加えて宿泊に必要な荷物も揃える必要があり、移動の前日までに両方の荷物の最終確認が必要なので、注意してください。
試験当日に必要な持ち物
・受験票(絶対に忘れないように!コピーを取っておくと安心)
・身分証明書(学生証や保険証)
・筆記用具(シャープペン・鉛筆・消しゴム・鉛筆削りなど)
・アナログの腕時計(試験会場によっては時計がない、会場が広くて時計が見えにくい場合があるので注意)
・参考書や最終確認のためのノート
・昼食・軽食・お菓子・飲み物(試験会場周辺のコンビニは混雑する可能性あり)
・交通系ICカードや現金(移動に必要)
・ハンカチ・ティッシュ
・マスク
・カイロ
・目薬
・お守り
慣れない地域での入試になる方もいるので、寒さにも対応できるように温度調整のしやすい格好にしたり、カイロなどの防寒グッズは多めに持っておくと安心です。
時計は忘れてしまう方が本当に多いものですが、時計を忘れて時間の把握ができず、本領を発揮できなかったという人もいるので注意してください。
当日のスケジュールを決めておく
試験前日のうちに当日のスケジュールをを事前に決めておくと、焦らず落ち着いて過ごすことができます。
試験当日は、焦らずスムーズに行動できるよう、余裕を持ったスケジュールを立てることが重要です。試験は「準備の差」が結果を左右します。万全の準備で試験に臨みましょう!
例えば、以下のようにスケジュールを立てます。
6:00〜6:30 起床・身支度
6:30〜7:00 朝食
7:00〜7:30 最終チェック(持ち物・服装)
7:30〜8:00 出発準備
8:00〜8:30 試験会場へ移動
8:30〜9:00 会場到着・受付
これに加え、電車を使って会場に向かう方は、前日のうちに電車の時間まで正確に調べておくと安心です。
栄養バランスを考えた食事
試験の前日は栄養バランスを考えた食事をとり、体調を万全にしておきましょう。 勝つという意味でトンカツを食べるという人もいますが、できれば消化に良いものを食べるのがおすすめです。 また、県外に宿泊する嬉しさで、ご当地のものを食べたくなるかもしれませんが、食中毒などのリスクを防ぐため、食べ慣れないものは避けると良いでしょう。
湯船に浸かる
湯船に浸かるとリラックスでき、移動の疲れもとれるので、おすすめです。 ただし長風呂は次の日に響くこともあるので、注意してください。 慣れない環境でなかなか寝付けない人も焦る必要はありませんが、寝る1時間前にはスマホを控え、リラックスできる環境を整えると、眠りやすくなるはずです。
良質な睡眠
そして、良いパフォーマンスのためには質の良い睡眠が不可欠です。
試験前日は次の日に備えて早めに寝てしっかり睡眠時間を確保することも大切ですが、受験前日は緊張で寝られないという人も出てくるはず。
緊張してなかなか寝られないという人も焦る必要はありません。
目を閉じているだけでも疲れは取れるので、早めに布団に入るということだけできていれば大丈夫です。
早く寝ないといけないのに!と焦ってしまうとその焦りが悪影響となってさらに眠れなくなってしまうので、眠くなったら寝れれば良いぐらいの気持ちで何も考えない事だけを意識しましょう。
ですが、できることならしっかり寝て万全な状態で受験を迎えたいのは確かなので、今からできる対策をお伝えしておきます。
いきなり早めに就寝しようとしても身体は習慣に基づいて起きています。急にはなかなか寝付けませんので、何日も前から食事の時間を早めながら就寝時間も早めていくなど、慣れさせることも一つの手段です。
それでも不安な人は、入試会場の下見とリフレッシュのための運動を兼ねて、泊まっているホテルや自宅から試験会場までの散歩をすると良いでしょう。
入試会場の下見と入試会場までのルートの確認ができていれば安心感もありますし、適度な運動は寝る際に副交感神経が優位になりやすく、ぐっすり眠れるはずです。
試験前日は、「勉強の追い込み」よりも「リラックスと準備」を優先することが大切です。持ち物をしっかり確認し、試験当日に焦らず試験に集中できるようにしましょう。
最後まで諦めず、自分を信じて頑張りましょう!応援しています!
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇♀️