大学受験を決断する価値: 受験生が得られるメリットとは?
みなさんは「なぜ大学を受験するのか」という質問に明確な答えを持っていますか?
大学受験は、多くの学生にとって人生の重要な節目となります。
長時間の勉強、プレッシャー、そして不確実性に満ちたこの期間は、一見苦難の道のように見えるかもしれません。ですが、この重要なステップを踏み出すことには、数多くの価値があり、将来に向けての大きなステップとなります。
今日は大学に進学して良かったことと、大学受験自体を経験したことで得られたものにわけて、大学受験のメリットついてお話ししていきます。
大学に進学するメリット
高校よりも専門性と自由度の高い大学でしかできないことはたくさんあります。
大学の魅力については他の記事でも詳しく解説しているので、そちらもあわせてご覧ください。
知識と学問の探求
大学での学びは高校までの教育とは一線を画します。
受験に向けての勉強は多くの教科を浅く広く勉強し、自分の興味や得意不得意を見極めるものです。
大学では学部・学科に分かれて専門的な知識を深く学び、自分の関心分野を探求できる機会を得られます。これにより、将来の職業選択に直結するだけでなく、個人の知的好奇心を満たすことができます。
興味のある分野の勉強にかけられる時間、先生方の専門分野に関する知識量、研究の設備も高校とは全く違うので、興味のあることを好きなだけ追い求めることができるのが大学です。
キャリアの可能性の拡大
大学卒業は、様々な職業への道を開きます。特定の分野で必要とされる資格や知識を身につけることができ、就職市場での競争力を高めます。
また、大学在学中にもインターンシップや研究プロジェクトを通じて、実践的な経験を積むことも可能です。
社会的スキルとネットワーキング
大学生活は、多様なバックグラウンドを持つ人々と出会い、交流する絶好の機会です。
多くの人との関わりの中で視野も広がり、サークルやアルバイト、イベントなどで活動の場も広げることができます。
グループプロジェクトやクラブ活動を通じて、チームワークやコミュニケーション能力など、社会人として必要なスキルを養ったり、将来のキャリアに役立つ貴重な人脈を築くこともできます。
自由の中での成長と独立
大学生時代は人生の夏休みと言われるぐらい時間があるので、旅行をしたり、好きなだけ研究をしたり、アルバイトでお金を貯めたり、大学生の間にしかできないことをたくさん経験できます。
自由な大学生活は、自分自身の限界を試し、新たな挑戦に立ち向かう場でもあります。自分の足で立ち、時間管理や責任感など、独立した大人として必要なスキルを身につけることになり、これらの経験は自信の向上にもつながり、人生のあらゆる面で役立ちます。
受験のメリット
ここまでは志望校に合格して大学に進学したからこそ得られた大学受験のメリットですが、「受験」というものを乗り越えて良かったと感じる部分もあります。
努力の仕方がわかる
どのように努力をすれば結果に繋がるのか。ということを知っていますか?
努力の仕方は誰かから教わって身につくものではなく、実際に努力と成功や失敗を繰り返すうちに、自然と身についていくものです。
その中でも、受験は努力の結果が点数や順位、偏差値といった数字にはっきり表れます。
そのため、努力の仕方が合っているのか、テストごとに答え合わせができるので、どうすれば結果が出るのかという試行錯誤がしやすくなります。
勉強に関しては努力をするとその結果が点数や順位という数字に表れますが、社会に出ると努力の結果が金額という数字に表れるようになります。
私の場合は計画的にやるべき事を書き出して1つずつこなしたり、作業のように毎日のルーティンの中に勉強を組み込むような努力の仕方が合っていると分かったので、仕事をする上でも意識するようにしています。
そういった意味でも、受験勉強は働くための事前練習にもなりました。
自分と向き合うことができる
受験をするにあたって、自分の将来や今の自分についてもしっかり考える時間を確保することになります。
社会に出てから自分の将来についてじっくり考える機会は少なくなってしまうものですが、高校生のうちに考え、いくつもの選択をすることで、自信を持って自分の道を歩むことができます。
計画性が身につく
受験合格に向けた目標と計画を立て、1つずつ達成する力は社会に出てからも役に立つものです。
計画性はすぐに身につくものではないので、日々の積み重ねが大切ですが、受験を乗り越えた人たちはそうでない人に比べても計画的に物事を進める人が多い印象です。
壁を乗り越えることができる
受験の合格、不合格だけでなく、模試で目標点数が取れなかったり、判定が思うように上がらなかったり、受験勉強をする上で小さくても何かしらの壁にぶつかることになります。
この壁にぶつかる経験や失敗をする経験というのはすごく大切で、失敗を乗り越えるメンタルの強さやどうすれば成功するかという解決策を考える力もつきます。
そしてさらに、失敗を怖がることなく挑戦する、という事が当たり前になります。社会に出てしまうと失敗するかもしれないことに挑戦する機会すら減ってしまいます。受験を経験していなければ、失敗をするということに慣れていなかったはずなので、失敗することが怖くて挑戦すらできない性格になっていたかも知れません。
今回お話ししたように、良い部分がたくさんある大学に進学できるということだけでなく、受験合格という目標に向かって努力する中で身につくことがたくさんあります。その身につくことを含めて大学受験をして良かったと思っています。
大学受験は、確かに挑戦的な道のりですが、それを乗り越えた先には無限の可能性が広がっています。学問の探求、キャリアのチャンスの拡大、社会的スキルの向上、そして自己成長といった、数え切れないほどのメリットが受験生を待っています。
あなたの未来を形づくるこの重要な一歩を、勇気を持って踏み出しましょう。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇♀️
受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。