2026年度大学入試スケジュール徹底解説
大学入試を控える高校3年生のみなさん。
いよいよ秋を迎え、入試本番までのカウントダウンが始まりました。
ここから先の数か月間は、模試や出願、共通テスト、2次試験と、大事な予定が立て続けに入ってきます。特に共通テストがある1月以降は息をつく間もなくスケジュールが進んでいきますから、今のうちに日程をしっかり整理しておくことが合格への第一歩です。
この記事では、2026年度入試に向けて「秋から合格発表・入学手続きまでの流れ」を具体的な日程とともにご紹介します。手帳やカレンダーを開きながら、一緒に確認していきましょう。
2026年度大学入試スケジュール
秋(10月〜11月):模試と出願準備のラストスパート
秋は「受験生の完成度」を試す重要な時期です。夏休みに積み重ねた努力の成果が、10月・11月の模試に表れます。
特に冠模試(河合塾オープン・駿台実戦模試など) は、10月末から11月中旬にかけて実施されます。志望校の本番形式に近い模試なので、必ず受験しましょう。
ここで得られる判定やフィードバックは、出願校を決めるうえで大きな材料になります。
また、総合型選抜や学校推薦型選抜の出願や試験はすでに始まっている大学も多く、志望理由書や小論文対策に取り組んでいる方もいるはずです。並行して共通テストや2次試験の勉強も進める必要があります。
11月はマーク模試も複数実施されます。模試に追われすぎず、過去問演習や自習とのバランスを意識してください。
12月:募集要項・願書の最終確認と冬期講習
共通テストの出願方式が変わり、今回からは完全に個人・オンラインになりました。
12月10日(水)10時からはマイページで受験票を取得できます。共通テスト当日は紙の受験票が必要なので、時間に余裕のある12月中に印刷をしておくと良いでしょう。
12月中旬までには国公立大学の募集要項が発表されます。必ず受験予定校の要項を確認し、出願条件や提出書類に漏れがないかチェックしましょう。
最近はネット出願が増えていますが、願書の取り寄せが必要な大学もあります。予約受付が始まっているところもあるので、余裕のあるうちに取り寄せておくのがおすすめです。
また、12月中旬からは予備校の冬期講習がスタート。高校も下旬には冬休みに入り、受験勉強にフルコミットできる時期になります。冬期講習では共通テスト特化の講座を中心に、基礎から直前対策まで効率的に進めましょう。
2026年1月:共通テスト本番
ついに本番がやってきます。
2026年度大学入学共通テストは 1月17日(土)・18日(日) に実施されます。
1日目(1/17):文系科目
2日目(1/18):理系科目
2025年度から導入された新課程の影響で科目数が増え、試験時間も長くなっています。長時間の集中力を維持できるように、年末から本番形式で演習を積み重ねておきましょう。
共通テストの追試験は 1月24日(土)・25日(日) に予定されています。
1月後半〜2月前半:出願と私大入試ラッシュ
共通テスト終了後、すぐに出願期間が始まります。
国公立大学出願期間:1月26日(月)〜2月4日(水)
このわずか10日間で自己採点、志望校判定、先生との相談、そして最終的な出願校決定を行わなければなりません。特に共通テストリサーチの判定が出るのは試験直後ですので、情報を整理して冷静に判断する力が求められます。
同時に、私立大学の一般入試が 1月下旬から3月まで 集中して行われます。併願校を受験する人は、移動や手続きの準備を早めに整えておくことが大切です。
2月中旬:第一段階選抜と合格発表
2月11日(水) までに第一段階選抜の合格発表があります。いわゆる「足切り」のある大学では、この日に進出できるかどうかが判明します。
総合型選抜や推薦型選抜の最終的な合格発表もこの時期に集中します。
ここで第一志望校に進めるかどうかが決まり、いよいよラストスパートに突入です。
2月後半:国公立大学前期試験
国公立大学前期試験:2月25日(水)・26日(木)
(一部の学部は27日(金)まで実施)
全国の受験生がこの2日間に集中します。過去問演習や直前対策を積み上げ、万全の体調で挑みましょう。
3月前半:前期試験の合格発表と手続き
合格発表:3月6日(金)〜10日(火)
入学手続き締切:3月15日(日)
発表から手続きまでの期間は短いので、必要書類や手続き方法を事前に確認しておきましょう。
3月中旬〜下旬:後期試験と最終合格発表
後期試験:3月12日(木) 以降
合格発表:3月20日(金)〜24日(火)
入学手続き締切:3月27日(金)
後期試験を受験する場合、前期試験とは違った心構えと対策が必要です。ただし、前期で合格・入学手続き済みの人は後期で合格者にはなりませんので注意してください。
まとめ:スケジュールを制する者が受験を制す
秋から入試までの流れを見てきましたが、いかがでしたか?
この数か月は本当に予定が盛り沢山です。模試・出願・試験・合格発表と、どの段階でもやるべきことがはっきりしています。だからこそ「予定を把握して準備しておくこと」が合格の鍵になります。
高校2年生の方は、このスケジュールを1年先取りしてシミュレーションしてみてください。受験生になったときに、周りより一歩先に動けるはずです。
受験は長期戦ですが、1つひとつの流れをしっかり踏みしめていけば必ず合格に近づきます。この記事を参考に、自分のカレンダーに予定を書き込み、最終チェックをしてみてください。
※この記事は2025年10月時点の情報をもとにしています。今後変更になる場合がありますので、最新情報は必ず公式で確認してください。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧ください🙇♀️

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試(AO入試)で京都大学薬学部に現役合格
中高時代は運動部の活動・個人研究・学業を両立
大学在学中は大手予備校の塾講師として勤務し、受験指導やメンタルサポートの経験を積む
卒業後は母校でアドバイザーとして高校生の指導、地元個人塾でカリキュラム作成、オンラインを中心とした受験コンサルティングも展開中