学ぶうちに将来やりたいことが見つかる
前回の記事では将来どのような職業に就きたいのかが決まってない子どもに対してどのようにサポートすれば良いのかについてお話ししました。
皆さんは将来やりたい事や夢などがあって受験校を決めたり仕事を決めなくてはいけないと思っているかもしれませんがそんなことはありません。
最初はやりたくない事でも学びたくない事でもやってみてのめり込むこともあります。
今回は自分の体験談をお話しした上で、焦らないでもやりたい事を見つけられるというお話をしたいと思います。
まず、自分の体験談からお話しします。
自分は中学を卒業して15歳で地元沖縄から出て東京のラーメン屋に就職しました。
当時自分がどのような仕事に興味があるのかを考える時間もなく、ただラーメンが好きという理由だけでラーメン屋に就職しました。
ラーメン屋をやっていく上でラーメン作りや経営などの勉強にのめり込み、結果的に10年近く飲食店で働いていました。
当時は自分でも興味だけでこんなに長い期間、飲食店に携わり仕事をするとは思っておらず、実際仕事をしてみて学ぶうちにどんどん学びたいことややりたいことが増えてきたように感じました。
これは仕事に関してだけではなく、受験に関しても同じことが言えると思います。
このように受験校を選ぶ前にやりたいことが決まっている学生は将来が明確になっているので良いのですが、反対にやりたいことが決まってなくても勉強をする中でやりたい事が後からついてくるので焦る必要はありません。
中学や高校で学ぶ科目というのは、大まかに分野が分かれているので仕事にどのように直結するのかが分かりづらく、将来就きたい仕事をイメージするのが難しいです。
なので好きな科目や学びたい科目を基準に、受験する大学の学部を選びその分野を詳しく勉強していく上で就きたい仕事が見つけやすくなります。
またその逆で興味のある、就いてみたい職業が決まっている学生は仕事から逆算してその業種に直結する分野はどの大学で学べるのかを考えることで志望校を探しやすくなります。
勉強だけではなく、趣味や興味のあることをやっていく中で将来やってみたい仕事の選択肢も増えるので、とりあえずどんなことにもトライしてみましょう。
中学校を卒業し15歳で上京、ラーメン屋に就職。その後17歳で独立しラーメン屋を共同経営。
会社設立後、初年度1年間で店舗売上1800万円を達成し、仙台に2店舗沖縄に1店舗を展開。
現在はラーメン屋をはじめ、アパレル業や接客業、就労支援チームなど様々な業種のコンサルタントとして活躍中。