すべり止め校・私立大学の決め方
前回までの記事で第一志望校の決め方をメインにお話ししてきました。
大学受験期に受ける大学は第一志望の国公立だけでなく、後期入試や私立大学入試も受けることになるので、今回の記事では第一志望校以外の決め方についてお話ししていきたいと思います。
それぞれの大学について迷うとは思いますが、直前期の成績で最終判断をするのは第一志望校のみで、それ以外の時間は入試対策に使えるように他の大学は少し早めに決定しておくようにしましょう。
それでは、後期入試・私立の受験校を決める際のポイントについてお話ししていきます。
第一志望でなくてもゴールは同じ
大学受験は夢に向かう通過点であるという話は何度もしていますが、前期入試・後期入試・私大入試で受験する大学どこに合格して入学しても就職先や夢といった次のゴールが変わらないのがベストです。夢から逆算して分かった大学生のうちに取っておくべき資格、学んでおくべきことができる大学を選ぶようにしましょう。
すべり止めという響きを聞くとマイナスなイメージを持ってしまうかもしれませんが、実際はどの受験校に入学しても夢に近づくことができるのです。
後期は3段階で決めておく
後期入試は特にオープンキャンパスなどで見に行ったことのない大学を受験する人も多いと思うので決めづらいように感じるかもしれません。しかし共通テスト後、前期入試と同時に出願することになるのであまり迷っている時間はありません。共通テストの点数比率が高いということもあり私はセンター試験の自己採点の点数で出願先を決めるために事前に3つに候補をしぼっておきました。〇%以上だったらこの大学〇%〜〇%だったらこの大学、〇%以下だったらこの大学。と決めておくことで自己採点後、後期入試の出願先に迷うことはなかったので前期の出願先決定に時間をかけることができました。
練習台に使う
すべり止め校として出願する私立入試は前期入試の練習台としてとらえることもできます。試験会場の緊張感や入試前日の過ごし方は本来、模試で練習するべきことなのですが、なかなか模試では入試本番と同じ緊張感を味わうことはできません。いきなり第一志望校の試験を受けて緊張してしまい、実力を発揮出来ないということもあるので、持っている力を全て出し切るためにも最低1回は練習のための入試を設けておくことも大切です。
このようなことを意識して出願先を決めることで、将来にも第一志望校合格にも繋がるような道を作っていきましょう。
詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇♀️
受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。