AO入試・推薦入試を受ける理由と注意点

AO・推薦入試は自分には難しいのではないか…面接・小論文対策の仕方が分からない…と不安に思っている人も多いのではないでしょうか。

「合格したい」という気持ちさえあれば合格のための対策は難しいものではありません。

今回の記事ではAO・推薦入試に挑戦してほしいと思う学生のタイプとその理由・受験する際に気をつけてほしいことについてお話ししていきたいと思います。

私は京都大学薬学部に特色入試で進学しているのですが、一般入試と異なる部分が多かったので経験からお話ししていきます。

AO・推薦入試を受けるべき人

まず、一般入試以上に個性が重視されるこの入試方式に向いているのは

・やりたいことがはっきりしている人

・自分の魅力をアピールできる人

・高校時代、勉強以外の活動をしてきた人

です。

学生が持つ能力のうち一般入試では見抜けないようなものを見極め、その力を持つ人材を合格させるために大学はこの入試方式を採用しています。

私は高校生時代に勉強だけでなく部活動や研究活動にも積極的に取り組んでいたのでその成果を少しでも受験に生かしたいと思い、AO入試を受験したいと考えていました。もちろん、研究活動をしていなければAO入試に合格できないというわけではありませんが、他の高校生とは違う活動をしてきたという自信がある学生は1つチャンスを増やすという意味でもこの入試に挑戦してみてほしいと思います。

受験する際の注意点

AO・推薦入試を受験すると合格のチャンスも増え、早く結果が出るので良いところばかりに感じるかもしれません。私も実際合格のチャンスを少しでも増やしたいという気持ちで特色入試の受験を決めました。

しかし、受験生という時間がないこの時期に大きな入試をもう1つ増やすということにはリスクもついてくるということを忘れてはいけません。AO入試といっても時期は様々ですが、私の場合は11月に出願、12月中旬に大学での試験、センター試験の点数も加味して2月上旬に合格発表という日程でした。共通テストや前期試験前の大事な時期に被るので、AO入試に重点を置きすぎると国公立入試の対策が薄くなってしまうという話も聞きます。そのため、入試準備や対策には時間をかけすぎないということには注意が必要です。

また、合格発表が前期入試の直前ということもあり結果が気になりすぎて過去問演習に手がつけられなかったり、不合格だった場合に落ち込んでしまい、実力はあるのに前期試験で本領発揮ができないという学生もいます。チャンスを増やすというだけで本番は国公立前期入試だということを忘れずに、結果に左右されないようにしましょう。

今回はAO・推薦入試を受験する際の心構えについて書きましたが、自分自身やお子さんが受験するべきなのか…と迷っている方は個人相談も受け付けておりますので気軽にご連絡ください。

この記事を書いた人
ゆあ

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。

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Posted by kyoikujo