【共通テスト直前】冬休みの勉強法と過ごし方|最後の1ヶ月で得点が伸びる受験計画

共通テストまで残り1ヶ月。12月は受験生にとって、本当に大切な「最終加速期間」です。

夏・秋と積み重ねてきたものを、形にしていく時期。

そして、ここからの1日1日の使い方が、入試本番でそのまま点数に表れます。

学校の授業も落ち着き、冬期講習が始まり、勉強時間をフルに確保できる人も多いでしょう。

だからこそ、この冬休みを「なんとなく」過ごしてしまうと、ここまでの努力がもったいない。

逆に言えば、計画的に過ごせれば、点数はここからまだ伸びます。

この記事では、

• 冬期講習の使い方

• 自習室の使い分け

• 実際の冬休みスケジュール例

• 生活リズムを整えるポイント

• 息抜きとメンタルの保ち方

• 直前期にこそ大切な「質問と相談」

について、私の実体験を交えながら詳しく解説します。

冬期講習は「詰め込みすぎない」

冬期講習は「授業が多い=良い」ではありません。

この時期は、理解を深めて、解ける問題を増やすことが目的です。

特に、共通テスト直前の12月〜1月は

• 既に身に付けた知識をどれだけ正確に思い出せるか

• 本番形式に慣れているか

• 時間配分が体に染みついているか

が点数に直結します。

そのため、「聞いて満足の授業」ではなく、

授業 → 復習 → 定着 → 演習 の流れを必ず作ることが重要です。

1日に受ける講座は1つまで

冬期講習は欲張ろうと思えば、1日3〜4コマ取ることもできます。

でも、それでは復習が追いつきません。

1講座を受けたら、その日のうちに

• ノートを見直す

• 解法を言語化する

• 例題を自力で再現する

この時間をセットで確保しなければ「分かったつもり」で終わります。

「聞いた知識を、使える知識にする」

この切り替えができた人だけが、最後に得点が伸びます。

自習室の使い分けは「目的で選ぶ」

冬休みは自習時間の量が増えます。

だからこそ、勉強する場所の環境が集中力を左右します。

個別ブース型

周りの視線が気にならず、1人の空間に没入できます。

暗記・復習・インプット作業に向いています。

• 参考書をじっくり読みたい

• 思考を整理したい

• 集中状態をキープしたい

こういうときは個別ブース一択です。

開放型(大教室スタイル)

机が並び、周りでも勉強している人の気配がある。

つまり、本番の試験会場に最も近い環境です。

• 共通テストの過去問

• 予備校の共通テスト模試

• 時間制限付きの演習

を行うときに、開放型に移行することで、“本番の空気感”に慣れます。

私は冬休みの後半は必ず開放型に移りました。

本番で緊張して実力が出ない人の多くは、「普段の勉強環境と本番の環境が違いすぎる」ことが原因です。

だから、本番を想定した練習は、冬休みのうちに始めておくべきことです。

冬休み中のモデルスケジュール

冬休みは時間がある分、過ごし方に個性が出ます。

しかし、勉強の効率は「生活リズム」に大きく左右されます。

私が実際に行っていた生活リズム

• 6:30 起床

脳が完全に起きるまで約3時間 → 9:30試験開始の共通テストにベストな状態で合わせるため

• 23:00 就寝

体調を崩すとすべてが終わるからこそ睡眠は最優先

• 朝食必須

朝食を食べる人は、集中力と記憶保持力が高いという研究も多数あります

1日の例

6:30〜7:30 起床 / 朝食 / 支度

7:30〜8:00 移動しながらリスニング

8:00〜12:00 自習(前日の復習+弱点補強)

12:00〜13:00 昼食と小休憩

13:00〜16:00 冬期講習(1日1講座)

16:00〜20:30 自習(復習・過去問・分析)

21:00〜22:30 帰宅 / 風呂 / 暗記確認

23:00 就寝

ポイントは、夜に新しいことはやらないことです。

夜は「覚えたいものを読み返す時間」にすると、記憶の定着率が大きく上がります。

息抜きは「時間ではなく質」で決める

直前期はどうしても心が張り詰めた状態になりがちです。

緊張や不安を“なかったこと”にしようとすると、かえって苦しくなります。

大切なのは、逃げる時間ではなく、戻れる息抜きをすること。

• 昼休みだけ友達と話す

• 5分だけ外に出て深呼吸する

• 温かい飲み物で気分を切り替える

息抜きは「リセットのためのスイッチ」です。

長時間スマホや動画を見てしまう息抜きは、「集中を戻すためのエネルギー消耗」が大きいため避けましょう。

分からないことは「その場で聞く」

この時期、「後でやる」「時間があるときに」には もう時間がありません。

分からない問題は、

• その日のうちに質問する

• もしくは友達・先生に言語化して説明する

ことで、理解が深まります。

そして、進路の不安も同じです。

迷ったままにしておくと、勉強に集中できません。

だからこそ、

才華學舎では、共通テスト前後の志望校決定サポートを開始しました。

「どこを第一志望にすべきか」

「共通テスト後に変更する可能性があるか」

「安全校・挑戦校のバランスは合っているか」

こうした不安を、直前期に抱えたままにしないことが、勉強に集中するための環境になります。

最後に

この冬休みは、一生忘れない時間になります。

苦しくても、不安でも、重い日があっても構いません。

大事なのは、止まらないこと。

毎日を積み重ねること。

そして、最後の伸びは、ここからが一番大きいです。

あなたがここまで頑張ってきた努力は、必ず力になっています。

あとはそれを、丁寧に、最後まで積み上げるだけ。

一緒に走り切りましょう。

応援しています。

詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧ください🙇‍♀️

この記事を書いた人
ゆあ

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー/JAPAN MENSA会員
地方公立中高一貫校から特色入試(AO入試)で京都大学薬学部に現役合格
中高時代は運動部の活動・個人研究・学業を両立
大学在学中は大手予備校の塾講師として勤務し、受験指導やメンタルサポートの経験を積む
卒業後は母校でアドバイザーとして高校生の指導、地元個人塾でカリキュラム作成、オンラインを中心とした受験コンサルティングも展開中

受験戦略編

Posted by kyoikujo