高校3年生の冬休み、塾・自宅での過ごし方

共通テストまで1ヶ月を切る12月からは最後の追い込み期間で、1日の中でも受験のことを考えている時間が大半を占めてくるはずです。

12月も始まったばかりですが、今週から冬期講習が始まる予備校も多く、この時期からは塾で過ごす時間が長くなる人も多いのではないでしょうか?

ということで、今回は冬期講習期間・冬休みの自宅と塾での過ごし方について、冬期講習期間の1日の予定をお話ししたあと、塾でのこの時期の過ごし方のポイントについてもお話しします。

1日のスケジュール

入試に合わせた生活時間にするためにも6時半に起きる生活にしていました。

朝起きてから頭が完全に起きるまでに3時間かかるという話を聞いたことがあったので、共通テストや他の入試のスタート時間に合わせて6時半には起きる癖がついていると安心です。

部活をしていた期間は22時寝4時起きの6時間睡眠でしたが、体調を整えるためにもこの時期からは23時寝6時半起きの7時間半睡眠に切り替えていました。

忙しい高校生にとって1時間半の差は大きいので、部活をしている間は6時間以上寝ることはできませんでした。

ですが、7時間半寝るようにしてから自習をしていても眠くなることが減ったり頭もスッキリしているように感じたので、時間に余裕のある人は7時間半睡眠をおすすめします。

ちなみに6時間か7時間半にしていたのは睡眠の浅くなる周期が1時間半単位で、その時間に起きるとスッキリ起きられるという話を聞いたことがあったからです。

朝ごはんもしっかり食べ、ゆっくり準備をしてから学校や塾に向かっていました。

受験期の学生は1日の間にたくさんのエネルギーを使うので、朝ごはんを食べることはすごく大切です。

通学中には英文を聞いてリスニングの練習をしていました。

冬休みに入るまでの12月は学校が終わったらすぐに予備校に行って講習がある日は講習、ない日は自習室で自習。

冬休みに入ってからは朝イチから予備校に行って講習を受けたり自習をしたり。閉門時間までいる日も多かったので、空いている時間はほとんどを予備校で過ごす生活でした。

友達が学校に残って勉強している日は教室でみんなと話しながら自習をしたり、1人で静かに勉強したい日は駿台に行って個別ブースで自習をしたり、日によって勉強場所を変えていました。

毎日1人で同じ場所で勉強するのではなく友達と勉強する時間も増やすことで緊張している気持ちも少し和らぎました。

そして寝る前には必ず、覚えたいものを読んでから23時には寝る。これは高校2年生から意識はしていたことですが、この時期は特に徹底して文法問題集に加え、自分でまとめた苦手な部分やまだ覚えられていない知識を見返してから寝るようにしていました。

受験当日に朝から夕方まで集中できるようにするためにも生活のルーティンを決めて規則正しい生活をすることが大切です。

講習予定の組み方

冬期講習は冬休み前から始まり、前期入試直前まで続く予備校が多いです。

各科目、設置されている講座数も多いので、1日に詰め込むようなとり方もできると思いますが、1日1講座、授業時間としては1日3時間程度におさえることをおすすめします。

例えば1つ3時間の講座を1日に2講座受講して予習・復習もするとなるとほぼ1日使ってしまうことになります。

直前期は授業を聞くだけでなくひたすら演習を繰り返すことも大事なので、授業と自習のバランスをとるためにも1日1講座にしぼるとよいでしょう。

冬休みが始まってからは毎日1講座でも受講することで予備校に行く習慣もつきます。受験直前の不安定な時期でやる気が出ない日もあるかもしれませんが毎日授業があれば予備校に行くきっかけにもなるはずです。

学校がある期間は夕方から始まる授業しか受講できないので、この期間に映像授業の受講をするなど講習の組み方を工夫してみてください。

自習室の使い分け

自習室には個別ブース型と開放型の2種類があります。

どちらのタイプが好きかは人それぞれですが、どちらにもメリットがあるので上手に使い分けることが大切です。

個別ブースは仕切られた1人の空間なので周りを気にせず集中することができます。逆に開放型自習室は空き教室を使っているので、試験会場と同じように机が並んでいて、周りにたくさん学生がいるのが見えます。

私は個別ブース型が好きだったので冬休み前までは個別ブースの自習室をメインに使っていました。ですが、過去問演習をする直前期だけはできるだけ試験会場に近い雰囲気で演習するために開放型自習室も利用するようにしていました。

息抜き

冬休みに入ってから1日中勉強漬けの毎日の中でしっかり息抜きとしての休憩を取っていたのはお昼ご飯の時間です。

受験直前期は考える暇もありませんでしたが、今思い出してみると毎日ドキドキで追い込まれながら勉強していたのだと思います。

友達と休憩時間を合わせて勉強の進捗状況を話したり講習の復習を一緒にしたりすることで、緊張をほぐすと同時にモチベーションを保つことにも繋がりました。

学生ホールには高卒生の先輩もいたので、受験のアドバイスや応援の言葉をもらい、ポジティブな気持ちで自習室に戻ることができたことを覚えています。

ですが、焦りもあったので冬休みは息抜きの時間を取りすぎないようにしていて、お昼以外の時間に眠くなったら1人でコーヒーを買いに行って5分休憩をしたら勉強に戻るというように1分でも長く勉強するようにしていました。

分からないことを聞く

今までわからない問題に出会ったとき、時間をかけて考えたり、後で解決すれば良いと思っていた人もいるのではないでしょうか?

ですが、残り時間も少ないのでわからないことはその日のうちに解決するということが大切です。

講習が多いこの時期は校舎にも講師の先生もたくさんいます。分からないことは今聞いておかないと受験まで分からないままになってしまうので、遠慮せずに聞きに行くと良いでしょう。

勉強に限らず、志望校の決定も予備校の職員さんと何度も話したことで、自分の中でも納得いく決定をすることができました。

勉強も進路もこの時期は自分1人で考えるのではなく人に頼って教えてもらうということも大切です。

12月は直前期で時間もない時期なので、少しの時間も無駄にすることなく勉強をしていたことを思い出しました。周りも受験に向けてピリピリした雰囲気になってくるので自然と勉強に取り組めるようになるとは思いますが、残り1ヶ月もない時期なので毎日時間を最大限有効活用できるようにしましょう。

詳しくはYouTubeチャンネル「教育嬢TV」でもお話ししています。ぜひご覧下さい🙇‍♀️

この記事を書いた人
ゆあ

受験メンタルトレーナー/チャイルドコーチングアドバイザー
地方公立中高一貫校から特色入試現役合格で京都大学薬学部に進学。
中高時代は運動部の活動と学業、個人研究を両立。
大学生時代に事業立ち上げ準備の一環として大手予備校で塾講師として勤務。京都祇園のキャバクラに約2年間勤務し月間売上450万円を達成。
その後、地元仙台でキャバクラ勤務をし、月間売上500万円を達成。同時に母校でアドバイザーとして高校生の指導を行っている。

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Posted by kyoikujo